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え?何!?どうしたの!!夜驚症夜尿症などの子供の眠りを妨げる行動

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睡眠時随伴症とは、寝ている間にあらわれるさまざまな現象を指します。

  • ねぼけ
  • 歯ぎしり
  • 悪夢
  • 夜尿

上記の症状がよく知られていますが、これらの睡眠時随伴症によって睡眠の質が落ちることで、睡眠不足になり、イライラしたり集中力がなくなったり、また眠ることを嫌がったりすることがあります。

子供の場合は、そのままにしておいても自然におさまることが多いのですが、ここでは気になる子供の睡眠時随伴症について見てみましょう。

子供に多い睡眠時随伴症は、夜驚症や夢遊病、夜尿症

夜驚症

夜驚症とは、眠り始めて3~4時間たち、深い眠りに入った時に突然叫んだり泣きだしたりして起き上がるもの。

心臓がドキドキし、呼吸が早くなったり、汗をビッショリかくとともに、手足をバタバタさせて激しく動きまわることもあるため、パパやママは驚いてなんとかなだめようとしますが、子供自身は目が覚めていないため、反応しません。

こうした発作が10~30分ほど続いた後、ふたたび眠りにつきます。

夢遊病

夢遊病は、睡眠時遊行症とも言われ、突然起き上がって歩き出したり、部屋を出て行ったりしてしまいます。

こちらも夜驚症と同じように、本人は眠っている状態なので話しかけたりしても反応しませんし、無理やり起こそうとしても起きないことが多いようです。

おねしょ

また、子供は誰でもおねしょをするものですが、5~6歳を過ぎてもおねしょが続く場合は夜尿症や遺尿症と呼ばれます。

夜間の尿量が多いのに、膀胱に尿をためられる量が少ないことや、尿がたまっても目が覚めないなどの睡眠障害が原因とされますが、多くは成長とともに治ります。

夜驚症や夢遊病の原因と対策は?

夜驚症も夢遊病も、男の子に比較的よく見られます。

原因はわかっていませんが、睡眠から覚醒するメカニズムがまだ未熟なために起こると考えられています。

悪夢障害

また、夜驚症と似たもので、悪夢を見て泣いて起きる悪夢障害というものがあります。

こちらは、夜驚症よりも目覚めがよく、夜驚症が叫んだり泣いたりしたことを覚えていないのに対し、悪夢の内容やそれによって自分が泣いていることをしっかり思い出せます。

これらは特に治療の必要はなく、自然におさまっていくことがほとんどですので、あまり気にする必要はないようですが、パパやママが毎晩起こされて睡眠不足になったり、子供自身、昼間に集中力がなくなったりイライラが見られるようなら、専門医に相談することをオススメします。

夜驚症や夢遊病、夜尿症の対策は?

家でできる対策としては、夜驚症や夢遊病があらわれる時には、激しく動きまわったり歩きまわったりしてもケガをしないよう見守ってあげることが必要です。

夜尿症の場合は、子供にとってストレスとなっていることを極力取り除き、寝る前の水分摂取を控えるなど、生活習慣を見直すことが大切です。

叱ったりするとひどくなる場合もありますので、決して叱らないこと。

悪夢を見た時は、子供を抱きしめたりしてなぐさめて、安心感を与えてあげましょう。

怖い夢を見るからと眠ることを嫌がるような場合は、小さな音で音楽を流したり、お気に入りのぬいぐるみをそばに置く、よく眠れるおまじないとして抱っこしたりキスしたりするなど、入眠儀式や眠る環境を工夫するといいかもしれません。

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