一人でネンネができない赤ちゃんの寝かしつけは、なかなか時間がかかります。
そこに上の子の寝かしつけも加わると、どうなるでしょうか。
ある程度、パパやママの言うことを聞いてくれる5歳、6歳くらいならまだいいのですが、イヤイヤ期真っ盛りの2~3歳児の場合は、上の子が寝たくないと大泣きして、赤ちゃんまで泣いてしまうということもしょっちゅうです。
今回は、きょうだいを一緒に寝かしつけるポイントをみてみましょう。
生活リズムをととのえ、寝る時間を徹底して守る
以前「19時になったら赤ちゃんにとっては深夜と同じ」ということをお伝えしました。
赤ちゃんでなくても、小さな子供は20時、遅くても21時までには布団に入るのが理想です。ですから、赤ちゃんと一緒に上の子も寝かしつけるようにしたいもの。2人一緒に寝てくれれば、その分パパやママは楽になりますよね。
子供に言い聞かせよう
成長ホルモンは寝ている間に分泌されるので、夜遅くまで起きていることで心身の発達が妨げられたり、子供のイヤイヤがひどくなるという影響もあります。
寝たくないと泣いてしまう上の子には「早く寝ると大きくなれるよ」「眠ることは大きくなるために大切なんだよ」ということを伝え、決まった就寝時間を守るようにしましょう。
最低限これだけは守ろう
毎日就寝時間を守るためには、生活リズムをととえることがとても大切。
赤ちゃんがいるとどうしても上の子の生活リズムは崩れがちになってしまいますが、
- 起床時間と食事の時間を決める
- 夕方以降はお昼寝させない
という2つを意識するだけで、就寝時間が大きくズレるということはなくなります。
上の子と赤ちゃんを一緒に寝かしつけるためのポイント
上の子と赤ちゃんを一緒に寝かしつけるなら、まずはじめに赤ちゃんの不快の原因を取り除いておくことが重要です。
寝かしつけている時にお腹が空いた、暑い、寒いなどで赤ちゃんに泣かれるのでは、上の子も落ち着いて寝ることができませんよね。
添え乳はしない
そして、添え乳での寝かしつけはしないこともポイント。
添え乳での寝かしつけは楽ですが、それが癖になって授乳しなければ寝なくなってしまうことは今までも何度か書いてきました。
それに加えて、上の子がいるのに赤ちゃんに添え乳をしていては、上の子は「ママを取られた」という思いを強くしてしまいます。
イヤイヤもあり、なかなか素直に寝てくれなかったのですが、2人一緒に寝かしつけをしていても、私が息子に添え乳をすると「ママ、こっち向いて!!」と怒ってしまうので、この時期は私も寝かしつけに悩みました。
そのため、親子3人で布団に入ったら絵本を何冊か読んで、電気を消して寝るというスタイルに変更しました。
最初のうちは娘もなかなか寝てくれませんでしたし、寝付きの悪い息子が泣くことで娘も泣いたりして、私は一人でオロオロする状態が続きましたが、数ヶ月すると絵本を読んたら寝るというスタイルが娘の中で定着したのか、息子が泣いても娘は起きなくなりました。
別々に寝かしつけたり、赤ちゃん抱っこで上の子を寝かしつける方法も
パパの帰宅時間が早くて余裕がある家庭の場合は、パパにも協力をしてもらい、赤ちゃんはパパが、上の子はママがそれぞれ別々に寝かしつける方法もあります。
抱っこで寝かしつけは多いけど・・・
また、赤ちゃんは抱っこ紐などで抱っこしたまま、上の子が寝ている隣に座ってお話をしながら寝かしつけるというママも多いようです。
この方法では、赤ちゃんも抱っこで寝てしまうことも多く、楽に感じるかもしれませんが、続けていると赤ちゃんが抱っこでしか寝なくなってしまう可能性もありますね。
無理なく続けられる楽な方法を
それぞれの家庭の事情や、パパやママのキャパシティに合わせて最善の寝かしつけ方法を探っていくのが一番ですが、添え乳や抱っこでの寝かしつけはやはり癖になりやすいというデメリットもあります。
無理をする必要はありませんが、できるだけ布団で寝かしつける方法をとってみてくださいね。