赤ちゃんが泣いてばかりで寝てくれないと、ママはヘトヘト。
自分の食事さえままならないということもありますね。
しかし、育児に追われてきちんと食事ができていない、あるいはストレスで食欲がない、というママは要注意。
赤ちゃんの夜泣きやぐずりの原因は、もしかしてママの栄養不足に関係があるのかもしれません。
夜泣きの原因はビタミンB群の不足?
栄養素の摂取バランスを見直し、治療や生活の質の向上に役立てる栄養療法では、【赤ちゃんの夜泣きの原因はビタミンB群の不足が原因である】という説があります。
ビタミンBの役割
ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6,B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸など。
主に糖質や脂質、たんぱく質の代謝に深く関わる、いわば人間が生きていくために欠かせない栄養素であるため、体内で消費される量も多く、食生活が偏るとすぐに不足がちになってしまいます。
ビタミンB不足が招くもの
このビタミンB群が不足すると、エネルギーが不足しやすい状態になるため、疲れやすい、イライラする、やる気が起きないといった症状があらわれます。
ママがビタミンB群不足のためにこうした状態になってしまうと、赤ちゃんの心理状態に影響し、夜泣きがひどくなる可能性があります。
また、母乳育児をしているママの場合は、母乳中のビタミンB群が不足すると、赤ちゃんもまたビタミンB群不足になってしまうと考えられるのです。
神経伝達物質の生成にも関わるビタミンB群
神経伝達物質の中でも、メラトニンは睡眠ホルモンとも言われ、心を落ち着かせて心地よい眠りに導く作用があります。
メラトニンの分泌を促すのが、体内時計を調節し、生活リズムを作る役割があるセロトニン。このセロトニンの生成に、ビタミンB6が必要になるのです。
幸せホルモン、セロトニンが作れなくなる
つまり、ビタミンB6が不足してしまうと、セロトニンが作られなくなり、結果としてメラトニンも減少してうまく眠れなくなってしまう、という悪循環が起こってしまいます。
これは赤ちゃんの体内でも同じ。
赤ちゃんも、神経伝達物質が正常にはたらかなければ、うまく眠ることができないのです。
夜泣き対策・疲れ対策として、ママがビタミンB群を積極的に摂取しましょう
赤ちゃんの夜泣きや、理由のわからないグズグズで悩んでいるママには、ビタミンB群を積極的に摂取することをオススメします。
ビタミンB群の豊富な食品は、レバー、大豆などの豆類、かつお、マグロなどの魚類や魚介類など。
これらを意識して食べるとともに、ビタミンB群の含まれるサプリメントを利用するのもいいでしょう。
ママのビタミンB群不足が解消すれば、母乳を飲んでいる赤ちゃんもビタミンB群を摂取でき、夜泣きの軽減に役立つかもしれません。