お宮参りは、赤ちゃんの健康と長寿を願い、その土地の神社にお参りする大切な行事です。
しかし、具体的にはどうすればいいの? 当日はどんなふうに過ごすの? 何を準備すればいいの? と、わからないことだらけ……。そんなママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お宮参り当日の流れや事前にしておきたい準備などについて、詳しくお伝えしましょう。
お宮参り当日はこんなふうに過ごします
まずは、お宮参り当日の流れはどのようなものなのか、一般的な例を見てみましょう。
1.赤ちゃんと自分たちの着替えをする
神社へのお参りなので、大人はスーツやワンピースといったややフォーマルな服装に、赤ちゃんはベビードレスなどに着替えます。
赤ちゃんは、吐き戻しなどでドレスを汚してしまうこともありますので、できれば出かける直前に着替えると良いでしょう。お宮参りの際に赤ちゃんに羽織らせる祝着(産着や掛着とも言います)も、ご祈祷の直前に羽織らせます。
2.神社へ向かい、ご祈祷の受付をする
神社でご祈祷してもらう場合は、受付を済ませ、ご祈祷料として初穂料を納めます。
ご祈祷の時間までは、控室など座れる場所で待ちましょう。
ご祈祷の形式は神社によって異なりますが、パパやママが参加する場合は神職の方が指示してくれますので、そに従って行動します。
3.写真撮影または食事会
ご祈祷をしてもらった後は、写真撮影や食事会などを計画している家庭もあるでしょう。
写真スタジオなどに予約をしている場合は、スタジオに向かい、写真撮影をします。また、両家の両親との食事会などを計画しているのであれば、食事会の会場へ向かいます。
もちろん、どちらもしない場合はそのまま帰宅してOKです。
お宮参りまでに済ませておきたいいろいろな準備
当日の流れが大体つかめたところで、事前にどんな準備をするべきなのかを考えてみましょう。
赤ちゃんの衣装
まず大切なのは、赤ちゃんの衣装です。
産院から退院する時のために赤ちゃんに用意するベビードレス、セレモニードレスは、お宮参りにもぜひ活用しましょう。もしもドレスがない場合は、外出用のかわいいカバーオールなどで代用しましょう。
祝着
赤ちゃんに掛ける祝着については、母方の親が準備する、父方の親が準備するなど、地域によって違いがあるようです。
最近では、写真撮影をするスタジオでも祝着をレンタルでき、そのままお参りに出かけることも可能なプランがありますので、パパやママ、そして両家の両親とも話し合い、準備を進めましょう。
初穂料、ご祈祷の予約
神社でご祈祷をしてもらう場合には、ご祈祷料を用意します。
一般的な金額は5000円。のし袋に入れ、「御初穂料」「御玉串料」と表書きをしておきましょう。
ご祈祷は予約不要であることも多いのですが、神社や時期によっては予約が必要なこともありますので、事前に神社に問い合わせたり、ホームページなどで確認したりしておくと安心です。
写真スタジオの予約
お宮参り当日に、スタジオで写真撮影する場合は、その予約も必要です。
大きなスタジオなどは、赤ちゃんの衣装もレンタルできるお宮参り専用プランを用意していることもありますが、日にちや季節によって撮影が大変混みあうこともありますので、余裕をもって日程を決めておくようにしましょう。
食事会の予約
お宮参り終了後、両家の両親などと食事会をする場合は、会食ができるお店を予約しておきます。赤ちゃんが一緒なので、個室など落ち着いて食事ができるところを選びましょう。
自宅で食事会をする場合には、デリバリーや仕出し料理を予約しておくと準備が楽になります。
赤ちゃんのための準備
お宮参りは、多くの赤ちゃんにとって初めての長時間の外出となります。
オムツ、おしりふき、タオル、授乳ケープやおくるみ、ミルクと哺乳瓶、調乳用のお湯、ビニール袋、おしゃぶりなど、必要な準備物はしっかりと確認しておきましょう。
パパとママの洋服
主役は赤ちゃんとはいえ、お宮参りというのはフォーマルなイベント。
親であるパパとママもきちんとした服装をしなければ、周りからは浮いて見えることもあります。パパはスーツ、ママはきれいめのワンピースなどで、できれば授乳口のある服がオススメです。
ちなみに、ママの和装は授乳や抱っこがとても大変になります。
特に、お宮参りの前後に写真撮影や食事会がある場合は、慣れない着物で長時間過ごさなければならず、胸が張って苦しくなったり、気分が悪くなったりすることも。
お姑さんから着物を着るようしつこく言われて困っているママの話も耳にしますが、和装にはこうしたデメリットも大きいため、着慣れていないなら無理してチャレンジすることはありません。
きれいめかつママが動きやすいのが一番ですから、周りの意見に左右されないようにしましょう。
初めての出産、そしてお宮参りとなれば、どのような流れで、何を準備すればいいか悩んでしまうものです。お宮参り当日をスムーズに過ごせるよう、上記をご参考に準備を始めてみてくださいね。