「歯ぐずり」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
赤ちゃんは、歯が生えてくる時期に痛みやむず痒さを感じて泣いたりぐずったりすることが多いため、歯が生えかけの時期特有のぐずりは「歯ぐずり」と呼ばれています。
この歯ぐずりの時期、赤ちゃんの夜泣きがひどくなると感じるママが多いようです。
「歯ぐずり」って、一体どんな感じ?
歯の生え始め、生えてくる場所には個人差がありますが、生後5~6ヶ月になると、下の歯の頭が白っぽく見えてくる赤ちゃんもいるでしょう。
この時、歯が生えてくる痛みやむず痒さによって、
- よだれが多くなる
- おもちゃやタオルなどをしきりに噛むようになる
- 手を口にいれて掻くようにしている
- イライラした様子で長時間ぐずる
- 夜泣きをする
- 食欲がなくなる
などといった症状が赤ちゃんに出ることがあります。
それが「歯ぐずり」。
歯ぐずりが原因で夜泣きも
歯ぐずりには本当にいろいろな症状があり、このほかにも発熱したり、発疹が出たりするという赤ちゃんもいるのだとか。
特に最初の歯が生える時は、赤ちゃんにとっても初めての経験であるため、痛みやむず痒さが何なのかわからず、不快で激しく泣くこと多いと言われています。
歯ぐずりの時期は、夜寝ている時も赤ちゃんが痛みや不快感でぐずることが多くあります。
生後6ヶ月というとちょうど夜泣きが始まる時期。それと重なって、歯ぐずりで夜泣きがひどくなるように感じることもあるでしょう。
歯ぐずりの時期は歯固めを使ってみましょう
赤ちゃんの歯ぐずりの時期に有効なのが、歯固め。
おしゃぶりとは違って、赤ちゃんが「噛む」ために作られているため、壊れにくく、おもちゃとしても使えます。
ミツバチの形をしていて、羽の部分が4色にわかれ、それぞれ違う素材と形になっています。羽のひとつには水が入っているので、冷蔵庫で冷やして使ってもOK。
歯が生えてくる時は歯茎に痛みを感じたり、実際に歯茎が盛り上がって腫れぼったくなったりする赤ちゃんもいるため、歯固めを冷やして与えたり、冷やしたガーゼで歯茎を拭いてあげたりすると、赤ちゃんも気持ちがいいようです。
私も冷蔵庫で歯固めを冷やして赤ちゃんに与えていましたが、うちの子はそれをとても気に入って、ガジガジとすごい勢いで噛んでいました。
冷たい刺激が気持ちいいのか、歯ぐずりが一時的におさまったので、歯ぐずりの時期に夜泣きをした時にも時々持たせていると、そのまま寝てしまうこともよくありました。
歯ぐずりは外国ではteethingと呼ばれ、痛み止めの薬を処方されたりすることもあるようです。日本ではそういった話は聞きませんが、赤ちゃんが痛がっているのを見るのはやはり辛いもの。
歯固めなどを上手に利用して、歯ぐずりの時期を乗り切ってくださいね。