赤ちゃんは、大人の顔をよく見ています。
パパやママが疲れていたりすれば、それを敏感に察知し「ママが元気ない!どうしよう、ちゃんとボクを育ててくれるかな…?」と不安になってぐずったり夜泣きをしたりすることもあるそうです。
連日の夜泣きで寝不足になり、昼間はイヤイヤで振り回され…、自分は育児に疲れている感じたことはありませんか?
その疲れが赤ちゃんの夜泣きをひどくしているかもしれません。
そして、そんなに疲れてしまう原因は、ある意外なものにあるかもしれません。
疲れた時の甘いもの、実はますます疲れを誘発していた?
疲れた時に甘いものを食べると、なんだか体も心も元気になったように感じることがあるでしょう。
それは、お菓子に含まれている白砂糖のおかげ。
白砂糖と黒砂糖の違い
白砂糖は、精製された糖であり、サトウキビを搾って不純物を取り除き、糖質の純度を上げて作られたもの。
サトウキビのビタミンやミネラルを含んだままの黒砂糖と違い、白砂糖はビタミンやミネラルが排除された、カロリーだけが高い糖なのです。
白砂糖と血糖値
白砂糖は、体の中に吸収されるとすぐに血糖値を上げます。
だから、食べるとなんとなくパワーが湧いてきたような感じがしますが、実際にはそうではありません。
体の中で白砂糖を分解するには、カルシウムやビタミンB1を大量に消費するため、肝臓に大きな負担がかかります。
この肝臓の大きな負担こそが、イライラや疲れを増幅し、頭がぼーっとした感じになる原因なのです。
砂糖による赤ちゃんへの影響
また、ママの血糖値が上がるということは、母乳を飲んでいる赤ちゃんも当然影響を受けます。
赤ちゃんの夜泣きは、ママの白砂糖の過剰摂取による血糖値の乱高下にあるかもしれません。
白砂糖の摂取を控えると、夜泣きが軽減する?
体と脳に大きな疲労感をもたらす白砂糖は、
上図のような悪循環を生んでしまいます。
ママの育児疲れの原因が白砂糖の摂取のしすぎだとすれば、甘いお菓子を控えることで、赤ちゃんの夜泣きが軽減する可能性もあります。
オススメの甘いもの
もしも甘い物が食べたくなった時は、なるべく黒砂糖やはちみつなど、自然に近い砂糖をつかったお菓子がオススメ。
ホットミルクにはちみつを入れて飲むだけでも、心がほっとして疲れが軽減してきますよ。
また、料理に使う砂糖も、きび砂糖などに変えたりしてみましょう。
徹底的に白砂糖を排除するのは難しいことですが、できる範囲で白砂糖を遠ざけてみるのも、赤ちゃんの夜泣きに有効ではないでしょうか。