夜泣き対策としてたびたび小児鍼があげられますが、これと似たものに小児カイロプラクティックがあります。
小児カイロプラクティックは、赤ちゃんや幼児の体のストレスを取り除き、神経のはたらきを改善するというものです。
果たして、赤ちゃんの夜泣きにも効果はあるのでしょうか?
赤ちゃんのカイロプラクティックとは
アメリカで代替医療として始まったカイロプラクティックの目的は、神経のはたらきをよくして自然治癒力を高める点にあります。
赤ちゃんや幼児向けのカイロプラクティックは、日々ものすごいスピードで成長し、変化していく赤ちゃんの体をリラックスさせ、神経のはたらきを改善する目的があるそうです。
神経のはたらきがよくなると、睡眠のリズムをコントロールしやすくなり、夜泣き軽減すると考えられています。
赤ちゃんにカイロプラクティックって、大丈夫?
カイロプラクティックというと、どうしても「ボキボキッ!」と音を立てるような施術を想像してしまいますが、カイロプラクティックの目的は体のゆがみそのものを矯正するのではなく、神経のはたらきを正常に戻すことですので、痛い治療ではありません。
当然、赤ちゃんに対しての施術は、大人よりもずっとソフトに、安全に行われます。
夜泣きの原因は生まれた時の記憶?
夜泣きの原因はまだよくわかっていませんが、ひとつの説として、難産で分娩時間が長かった赤ちゃんほど夜泣きをすることが多い、と言われています。
お産に時間がかかると、それだけ赤ちゃんには大きなストレスがかかります。
寝ている間に、赤ちゃんの分娩時の記憶が無意識に引き出されて、骨や筋肉を必要以上に緊張させ、それが夜泣きにつながってしまうという考えもあるのです。
もしそれが本当だとすると、カイロプラクティックによって、この緊張とストレスを取り除き、赤ちゃんを精神的・肉体的にリラックスさせることで、夜泣きの軽減が期待できるのではないでしょうか。
小児カイロプラクティックは、きちんとした技術と経験があり、また赤ちゃんの体のことをよくわかっている専門家しか施術できません。
赤ちゃんにカイロプラクティックを受けさせたいという場合は、専門のカイロドクターを探しましょう。