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お宮参りで姑が赤ちゃんを抱っこして離さない!どうすればいい?

赤ちゃんのお宮参りは、生まれて初めての大きなイベント。パパやママはもちろんのこと、両家の両親も楽しみにしていることでしょうね。

しかし、お宮参りで問題になりがちなのが、誰が赤ちゃんを抱っこするかということ。

昔から、お宮参りの際は夫の母親が赤ちゃんを抱っこするものとされていますが、それゆえに、お姑さんが赤ちゃんを抱っこして離してくれないという事態になり、ママが不快な思いをしてしまうこともあるようです。

さて、そんな時はどうすればいいのでしょうか?ここでは、お宮参りで夫の母親が赤ちゃんを抱っこする理由とともに、赤ちゃんを離してくれないお姑さんへの対応の仕方を考えてみましょう。

そもそもなぜお姑さんが赤ちゃんを抱っこするの?

お宮参りでは、赤ちゃんにとっての父方の祖母、つまり夫の母親が赤ちゃんを抱っこするのが一般的です。これは、一体なぜなのでしょうか?

その昔、出血を伴うお産は「穢れ(けがれ)」とされていました。

そのため、出産を終えた母親の体も穢れていると考えられ、お宮参りでは母親の代わりに祖母が赤ちゃんを抱っこしていたのです。

ちなみにこの「穢れ」については、ただ単に汚れている、不浄のものという意味の他にも「気枯れ」という、気力や体力が低下している状態を指す意味もあるのだとか。つまり、出産で体力の落ちている母親の体を気遣い、無理をさせないために、お姑さんが赤ちゃんを抱っこするという説もあるようです。

こうしたことから、お宮参りをする時には、母親ではなく祖母が赤ちゃんを抱っこするようになったのです。

地域によっては、母親がお宮参りに参加すること自体NGというところや、神社の鳥居をくぐってはいけないとされるところもあるそうです。

しきたりにこだわり過ぎて赤ちゃんを離さないお姑さん

現在では、昔ほどこうしたしきたりにこだわる人は少なくなっています。

核家族で、親子3人でお宮参りを済ませる家庭もあるでしょうし、お姑さんの体調が思わしくない場合や、さまざまな事情によりお姑さんがお宮参りに参加できない場合もあるため、ママ自身が赤ちゃんを抱っこしてお参りすることは珍しくありませんし、何の問題もないこと。

誰が赤ちゃんを抱っこしても構いませんので、しきたりにとらわれず、参加者の都合や体調などを考えて決めましょう。

しかし、困るのは、お姑さんが「私が赤ちゃんを抱っこするの!」と息巻いているケースです。

しきたりを重んじているならまだ理解できますが、中にはまるでお嫁さんと張り合うかのように、赤ちゃんを抱っこして離さなかったり、意地でもお嫁さんに渡すまいとして意地悪な態度を取るお姑さんもいるようです。

私が第一子のお宮参りをした時も、姑が最初から赤ちゃんを抱っこして離しませんでした。そのようなしきたりがあることは知っていたので、もちろん最初はこちらもお願いするつもりでいたのですが、ご祈祷が終わって赤ちゃんが大泣きし始めたので、

「私が抱っこしましょうか」

と申し出たところ、

「あなたは抱っこしちゃダメ! お宮参りは私が抱っこするものなの!」

と勝ち誇ったように言われ、そのまま泣いている赤ちゃんを抱っこし続けていました。その後の写真撮影でも、ずっと赤ちゃんを抱っこしたまま離さない姑。

しきたりだから仕方がないとはいえ、姑に抱っこされて泣き続ける我が子を見ていると、やはり悲しい気持ちになりましたし、姑に対する気持ちもマイナスに傾きました。

写真撮影ではぜひママも赤ちゃんを抱っこして!

古くからのしきたりとはいえ、このように頑ななまでに赤ちゃんを離さないお姑さんには、非常に嫌な思いをさせられることでしょう。

ただでさえイライラして不安定になりやすい産後、お姑さんがずっと赤ちゃんを抱っこしていたら、そういうものだと頭では理解できても、赤ちゃんを取られたような気持ちになってしまいますよね。お姑さんとの関係があまり良くない場合は、なおさらです。

しかし、せっかくのお宮参りですし、お姑さんから後々文句を言われないようにするためにも、ここはグッと気持ちを押さえて、ご祈祷の間はしきたり通りお姑さんに抱っこしてもらうのが得策です。

ご祈祷が終わったら、写真撮影をするために、赤ちゃんを渡してもらうようにしましょう。

その際は、ママだけでなく、パパや両親にも抱っこしてもらい、それぞれの写真を撮るようにすると自然ですし、角も立ちません。

そして、お宮参りがすべて終わったら、お姑さんに

  • 「今日はありがとうございました」
  • 「お義母さんに抱っこされて、赤ちゃんも嬉しそうでしたね」

などと、形だけでもお礼を述べることをオススメします。赤ちゃんを抱っこしてなかなか話してくれなかったという、悲しい気持ちや不快な気持ちは表に出さず、大人の女性としてスマートな対応を心がけましょう。

お宮参りは、家族みんなで赤ちゃんの健康な成長を願うための行事です。みんなが笑顔で和気あいあいとお参りできるのが一番ですよね。

「お姑さんが赤ちゃんを抱っこする」という昔からのしきたりにこだわりすぎる必要はありません。今は誰が赤ちゃんを抱っこしても、構わないのですから、ママが抱っこしたければそれでもOKです。

しかし、お姑さんと一緒にお参りする場合には、やはりお姑さんをたてて赤ちゃんを抱っこしてもらうのが、賢いお嫁さんかもしれません。

たとえお姑さんと微妙な関係であっても、お姑さんが赤ちゃんを離してくれなくても、それもお宮参りの時だけ! と割りきって、しきたりに従いましょう。

そして、お宮参りが終わったらたっぷり赤ちゃんを抱っこしてあげてくださいね。

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