さて、夜泣きがいつおさまるのか、ハッキリした目安は残念ながらありませんが、断乳や卒乳をきっかけにして、ひどかった夜泣きがピタリと収まった、という経験をしたママは意外と多いようです。
実は、私もその一人。
断乳・卒乳と夜泣きには、どんな関係があるのでしょうか?
断乳・卒乳がきっかけで夜泣きがなくなった!
夜泣きが終わる時期が、卒乳や断乳の時期と重なったというママも多いもの。
特に、添え乳で夜泣きに対応している場合はそのように感じやすいようです。
夜泣きをする赤ちゃんは、浅い眠りの中でママのお乳を飲むことで安心感を得て眠りにつきます。
しかし、授乳の必要がなくなると赤ちゃんの中で「授乳=安眠」という図式がなくなり、ほかの安眠できる方法を自ら見つけることになるのです。
つまり、入眠儀式を授乳から他の方法にシフトチェンジすることで、赤ちゃんは自力で眠ることができるようになるのです。
断乳にはそれなりの覚悟が必要
「それなら私も断乳しよう!」
と思ったママ、覚悟はできていますか?
赤ちゃんが自然にお乳を飲まなくなる卒乳と違い、断乳はママの意思で授乳を止めるのですから、当然赤ちゃんには泣かれます。
特に添え乳で寝かしつけをしていた場合は、それを突然やめて他の寝かしつけ方法に変えることになるので、赤ちゃんは怒って泣き叫ぶでしょう。
断乳する場合は、ママの心構えが非常に重要です。
3日は大泣きされることを覚悟してください。
断乳初日はもう手が付けられないほど泣かれ、水もお茶もマグを放り投げて拒否。ただただ泣きながら暴れる赤ちゃんを抱っこして、夜を過ごしました。
これなら普通の夜泣きの方がマシ…と思いながらも、ここで授乳してしまったらすべてが水の泡になる!と、それから3日間、大泣きする我が子に向き合いました。
とても大変な思いをしましたが、断乳4日目に初めて7時間通して寝てくれた時には感動すら覚え、私の方が「まだ起きない!こんなに寝るなんて!」と興奮して眠れなくなっていました。
ただ、断乳後は「絵本を読んでオヤスミ」という入眠儀式が定着しても、寝入りばなに愚図ったり、寝そうな時に限って喉が渇いたと泣くことが何度かありました。
この辺は、赤ちゃんの個性なのかなと思います。うちの息子は、もともと眠りに入るのがあまり上手くなかったようです。
卒乳してから夜泣きがひどくなることも?
卒乳の場合は、赤ちゃんが自分からお乳を欲しがらなくなるので、そこまで泣かれることはないでしょう。しかし、不思議なことに卒乳してから夜泣きがひどくなったということもあるようです。
こうした場合は、
- 卒乳したことによって、ママとのスキンシップを取る時間が減ってしまって不安
- 授乳に変わる新しい入眠儀式を見つけられない
- 泣いた時にパパやママが構いすぎている
といったことが考えられます。
ポイント1
昼間は赤ちゃんと十分に遊んであげる、たくさん抱っこしてあげるなどして、積極的にスキンシップを取りましょう。
ポイント2
また、赤ちゃんが安心して眠ることができるように、入眠儀式を用意してあげるといいかもしれません。
ポイント3
夜に泣いた時は、必要以上に抱っこなどをせずに、自力で眠れるように見守ってあげることも大切です。
夜泣きは誰もが通る道です。ポイントを踏まえて乗り切りたいですね。