赤ちゃんの寝かしつけにおいて大切なのが、入眠儀式。
「これをしたら寝る時間」ということを赤ちゃんに覚えてもらうため、できるだけ早いうちからこの入眠儀式を決めて、毎日実行することがすすめられています。
入眠儀式の代表的なものといえば、絵本を読む、タオルやぬいぐるみなど決まったアイテムを持たせる、マッサージをする、といったものがあげられますが、小さな赤ちゃんにはちょっと難しいかな? と思うママもいるかもしれませんね。
しかし、入眠儀式は何も特別な行為だけではなく、日常の何気ない、簡単な行為でもOKなのです。
パジャマに着替えて「寝る時間だよ」の合図
生後3ヶ月から簡単に、毎日できる入眠儀式のひとつが、「パジャマに着替える」というもの。
簡単すぎて、なんだか気が抜けてしまうかもしれませんね。しかし、パジャマに着替えるということは、昼と夜の区別を明確につける上で、そして、赤ちゃんの気持ちや場面を切り替える上で非常に有効な手段なのです。
生後間もない赤ちゃんは、昼夜関係なく眠ったり起きたりしていますし、沐浴も昼間の暖かい時間にすることが多いでしょうから、夜寝る前に意識して着替えをするということはないかもしれません。また、夜に着替えたとしても、特に決まったパジャマではなく、肌着にしていることも多いでしょう。
これを、生後3ヶ月頃、つまり赤ちゃんにも昼夜の区別がつき始める時点から、夜寝る前に決まったパジャマに着替えるようにしていきます。すると、赤ちゃんは「これを着たら寝る時間だ」と次第に理解するようになります。入眠儀式の第一歩ですね。
そして、朝起きたらパジャマから普段着に着替える、ということを繰り返していくうちに、昼夜の切り替えがしやすくなってくるでしょう。
赤ちゃん用のパジャマ、どんなものがオススメ?
いわゆるパジャマというパジャマは、だいたい70~80サイズから出回っているようです。
首がすわっていない赤ちゃんでも着替えやすい、前開きカバーオールタイプや、お腹が出ないボディースーツにズボンが付いているタイプなどもありますので、デザインや機能性にこだわって選んでみてはいかがでしょうか。
しかし、赤ちゃんの体格にもよっては、生後3ヶ月では70cmのサイズでもまだブカブカ……ということもあるでしょう。そんな時は、着せやすいスリーパーを使うことから始めてみましょう。
赤ちゃんの体をすっぽり覆ってくれるスリーパーは、パジャマよりも着させるのが簡単ですし、夜寝る時に必ず使うアイテムということで、パジャマ同様に入眠儀式のアイテムとして利用できます。また、おくるみを嫌がってしまう赤ちゃんにも重宝しますので、オススメですよ。
寝る前にパジャマに着替えるという行為は、大人になってもずっとずっと続いていく入眠儀式です。
小さな赤ちゃんにも、早いうちからこの入眠儀式を取り入れることは、夜の眠りをスムーズにする助けになるかもしれません。今日からぜひ試してみてくださいね。