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生活リズムを整えてストレスを減らすために。150以上の超具体的な赤ちゃんの寝かしつけのコツ。

おしゃぶりはいつまでなら歯に影響がない?ママ100人に聞いてみた

おしゃぶりはいつまでなら歯に影響がない?ママ100人に聞いてみた

寝かしつけにも、泣き止ませにも使える便利アイテムといえば、おしゃぶりです。

赤ちゃんによって好き嫌いはあるものの、おしゃぶりをくわえてくれれば、赤ちゃんは泣き止んで静かになったり、寝かしつけが楽になったりしますよね。おしゃぶりは、ママが疲れている時やイライラしている時に育児をサポートしてくれる、とても優秀なアイテムのひとつです。

このサイトでも、おしゃぶりでの寝かしつけについて、「早くても遅くてもダメ!赤ちゃん寝かしつけの強い味方おしゃぶりのポイント」でご紹介しましたね。
しかし、おしゃぶりを長く使うことによって、デメリットが生まれるのもまた事実。

その点を気にして、おしゃぶりに抵抗を感じてしまうママも多いのではないでしょうか?

ここでは、実際におしゃぶりを使用していたママ100人に、赤ちゃんがおしゃぶりを卒業した時期、おしゃぶりの使い方、歯並びへの影響について聞いたアンケートの結果もご紹介します。

歯並びに影響が出たと答えたママは9人いましたが、共通した使い方をしていることがわかりました。

また、おしゃぶりを正しく使うために、おしゃぶりのメリットとデメリットをあらためてお伝えします。

ママたちはどのようにおしゃぶりを使い、赤ちゃんへの影響はどうだったのか、合わせてご参考にしてくださいね。

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ママ100人へのアンケート!おしゃぶりの使い方と歯並びへの影響について

当サイトでは100人のママを対象に、おしゃぶりの使用に関するアンケートを実施しました。(※アウトソーシングサイト。ランサーズにてママ100人にアンケートを実施。)

ママたちは赤ちゃんにどのようにおしゃぶりを使わせていたのか、また、歯並びに影響が出たと感じたかどうか、以下の結果をご覧ください。

1.赤ちゃんがおしゃぶりを卒業した時期はいつですか?

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  • ~生後3ヶ月…5人
  • 生後4~6ヶ月…12人
  • 生後7~11ヶ月…17人
  • 1歳~1歳6ヶ月…40人
  • 1歳7ヶ月~1歳11ヶ月…4人
  • 2歳~2歳6ヶ月…15人
  • 2歳7ヶ月~3歳…3人
  • それ以降…2人
  • おしゃぶりを使わなかった…2人

赤ちゃんがいつまでおしゃぶりを使っていたのか、おしゃぶり卒業の時期についての質問には、40人のママが、1歳~1歳6ヶ月と答えてくれました。

赤ちゃんの歯並びへの影響を考えて、早めにおしゃぶりの使用をやめさせたというママも多いようで、1歳以下でおしゃぶりを卒業している赤ちゃんも多く見られました。

2.おしゃぶりはどんな時に、どのくらい使いましたか?(複数回答可)

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多い順に回答を並べてみると、

  • 眠そうな時、寝かしつけの時…38%
  • ぐずった時や泣き止まない時…35%
  • 外出時、静かにしていてほしい時…20%
  • 常にくわえていた…6%
  • 口寂しそうな時…4%
  • 母乳やミルクを飲んでも泣いてしまう時…3%
  • 卒乳、断乳の時…3%
  • 家事をしていて手が離せない時…3%

となりました。

4割近くのママが、おしゃぶりを赤ちゃんの寝かしつけ、寝ぐずり対策として利用していたようです。

泣き止まない時、ぐずっている時におしゃぶりをくわえさせていたというママも3割を超えていることから、多くが赤ちゃんが眠い時や泣いてしまう時におしゃぶりを活用していることがわかります。

この場合、赤ちゃんが泣き止んだら、あるいは赤ちゃんが寝付いたらおしゃぶりを外すというスポット的な使い方がメインとなったようです。具体的な使用時間については、1回につき20~30分という意見が目立ちました。

また、外出先で授乳ができなかったり、公共の場、乗り物の中などで赤ちゃんが泣いたり大声を出したりして、他の人に迷惑がかかってしまうことを懸念して使用しているママも多くみられました。

そして、十分に授乳したのに泣いてしまう時や、口寂しそうにしている時におしゃぶりを使ったというケースも。外出時や授乳後に赤ちゃんに泣かれてしまうことは、ママにとっても大きなストレスとなりますので、こうした場合におしゃぶりを使うのは有効な手段と言えるかもしれません。

一方で、毎日のように、常におしゃぶりをくわえていたという意見も少数ながらみられました。

そのほかには、赤ちゃんが入院している時や、ミルクを作るのを待っていてもらう時、また、口にものを入れないようにするために使っていた、という意見もありました。

3.おしゃぶりを使ったことで、赤ちゃんの歯並びに影響があったと感じますか?

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  • 影響はなかった…86人
  • 影響があった…9人
  • 影響があったかどうかわからない…4人
  • その他…1人

大多数のママは、おしゃぶりを使っていても赤ちゃんの歯並びに影響はなかったと答えてくれました。

影響がなかったと答えたママの中には、歯が生える前におしゃぶりの使用をやめた、短時間の使用にとどめていたというママも多く、歯並びへの影響を考えておしゃぶりを使用していた様子も見受けられます。

歯並びに影響があったと答えてくれたママからは、

  • 出っ歯になった
  • 歯並びがガタガタになった
  • 噛み合わせが逆だった
  • 前歯が重なって生えてきた

などの意見が寄せられました。

ちなみに、歯並びに影響があったとするママのうち、ほぼ全員が、赤ちゃんがおしゃぶりを卒業した時期を1歳6ヶ月~3歳と回答していました。

しかし反対に、2~3歳までおしゃぶりを使っていても、歯並びに影響はなかった、きれいな歯並びだと答えているママも多いため、おしゃぶりを卒業する時期が遅いから必ず歯並びに影響が出る、とは言い切れないようです。

現在は、歯並びに問題がある子供が増えていて、その原因は

  • 柔らかいものを多く食べることによる咀嚼力の低下
  • 顎の未発達
  • 頬杖をつく姿勢
  • 丸呑み、流し込み、口を開けて食べるなどの癖
  • 口をポカンとあける癖
  • 口呼吸

といったように、実にさまざまだと言われています。

そのため、おしゃぶりが原因で歯並びに影響があったと思われるようでも、実際にはほかにも原因がある可能性が高いことも忘れてはいけません。

おしゃぶりの使用によって歯並びに影響が出やすくなることは否定できませんが、2歳までにおしゃぶりをやめれば、その後歯並びは元に戻っていき、改善しやすいと言われています。しかし、3歳を過ぎてからも使用を続けていると、噛み合わせなどの異常がそのまま残る能性が高くなるとのこと。

そのため、おしゃぶりはできれば2歳まで、遅くても2歳半~3歳までには卒業することを目標にしてみましょう。

また、おしゃぶりよりも指しゃぶりの方が歯並びに影響を与えやすいとする歯科医の意見も見られます。このアンケートの中でも、おしゃぶりではなく指しゃぶりの影響で、わずかに顎が前に出てきていると歯科医に指摘されたというママもいました。

いずれにせよ、今赤ちゃんにおしゃぶりを使っているというママも、これから使いたいと考えるママも、特に深刻なデメリットとして考えられる噛み合わせや歯並びの異常を防ぐため、おしゃぶりの使用時間や卒業する時期について、よく考える必要があるでしょう。

4.使っていたおしゃぶりのメーカーは?

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  • ピジョン…53人
  • コンビ…16人
  • ヌーク…10人
  • チュチュベビー…8人
  • その他…8人
  • わからない、覚えていない…5人

ピジョンのおしゃぶりを使っていたママが、半数以上にのぼりました。

新生児から使えるS、生後3ヶ月から使えるM、生後6ヶ月から使えるLと、サイズが3種類あること、安価で比較的どのお店でも買えること、デザインが豊富なことなどが人気の理由でしょうか。コンビやヌークといったメーカーがそれに続きました。

赤ちゃんの口にカビ?! おしゃぶりの消毒について

このアンケートの中でおしゃぶりの影響について聞いたところ、あるママから

「歯並びには影響なかったが、毎日おしゃぶりを消毒して、何個かをローテーションで使用していたにもかかわらず、赤ちゃんの口にカビが生えてしまった」

という意見が寄せられました。

赤ちゃんの口に生えるカビは、鵞口瘡(がこうそう)または口腔カンジダ症と呼ばれるもの。口の中でカンジダ菌が繁殖し、母乳やミルクのカスのような白っぽいものが見られるようになります。

この鵞口瘡の原因のひとつが、消毒が十分でないおしゃぶりやニップル、おもちゃなどを赤ちゃんが口にしてしまうことだと言われています。

上記のママの場合、おしゃぶりはきちんと消毒し、ローテーションで使用していたとのことですので、おしゃぶり以外の何かに原因があったと考えられますが、言うまでもなく、おしゃぶりを使用するにあたっては衛生面に気を配ることが大切です。

おしゃぶりを使用した後は必ず中性洗剤で洗い、メーカーの指示に従った方法で消毒をしましょう。多くは煮沸消毒や薬液消毒、専用容器と電子レンジを使ったスチーム消毒が可能ですが、天然ゴムのおしゃぶりの場合、薬液消毒では劣化が早まることがありますので注意してください。

おしゃぶりのメリット

アンケートの次は、赤ちゃんにおしゃぶりをくわえさせるメリットとはどんなものなのか、いくつかあげてみます。

母乳を吸う時と同じ安心感を得られる

小さな赤ちゃんには、口に触れたものを吸う反射「吸綴反射」があります。この吸綴反射があるからこそ、赤ちゃんは生まれてすぐから母乳を吸うことができるのです。

そして、この反射によって何かを吸う行為は、赤ちゃんに安心感を与えます。おしゃぶりをくわえていると、赤ちゃんは母乳を吸っている時と同じような安心感を得ることができるため、泣き止んだり眠りについたりしやすいと言われています。

乳幼児突然死症候群を予防する

アメリカのある研究チームは、2005年、おしゃぶりをくわえて寝ることが乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクの低減につながるという論文を発表しました。

それによると、赤ちゃんが寝ている時に寝具が顔にかかっても、おしゃぶりの付属部分によって口や鼻がふさがれるのを避けることができることと、喉の神経系の発達を促すことが理由として考えられるとのことです。

詳しいメカニズムについてはまだ不明な部分も多いようですが、おしゃぶりの効果については、米国小児科学会による乳幼児突然死症候群リスク削減指針(2011年)においても発表されています。

おしゃぶりが鼻呼吸の練習になるのはウソ!?

その他、おしゃぶりには

  • 鼻呼吸を促進する
  • 吸う力や顎の力が強くなる

というメリットがあるとも言われていますが、これらについては医学的な根拠は不明であり、真偽もハッキリしていません。

鼻呼吸に関して言えば、赤ちゃんはもともと鼻呼吸をするものです。

おっぱいを飲む時を考えればわかりやすいのですが、おっぱいくわえて飲みながら、鼻で上手に呼吸をしていますよね。

しかし、離乳食が進んだり、発語したりするにしたがってだんだんと口呼吸を覚えていき、また、鼻づまりなどがあると口で呼吸する方が楽になるため、いつの間にか口呼吸が中心になってしまう、ということが多いようです。

小児科と小児歯科の保健検討委員会による「おしゃぶりについての考え方」では、おしゃぶりが鼻呼吸を促すという点について、“現時点では学問的に検証されていない”としています。

赤ちゃんの鼻呼吸を促すのであれば、おしゃぶりを使う前に、鼻づまりを改善して鼻呼吸しやすい状態を作ってあげることの方が重要だと言えるかもしれませんね。

おしゃぶりのデメリット

それでは次に、何かと気になるおしゃぶりのデメリットをあげてみましょう。

噛み合わせや歯並びに影響がある

おしゃぶりは、乳歯が生えそろう前までの使用であれば、それほど影響はないと言われていますが、乳歯が生えそろってからも長時間の使用を続けていると、おしゃぶりを噛んでしまうため、噛み合わせや歯並びに影響を与えることがあります。

おしゃぶり訴訟
2006年、おしゃぶりを3歳まで使い続けた娘の歯や顎が変形したとして、母親がおしゃぶりを販売したメーカーを訴えた、いわゆる「おしゃぶり訴訟」というものがありました。

ただ、この親子の場合は、生後2ヶ月から1歳まで、1日15時間もおしゃぶりをくわえていたとされるため、歯や顎への影響も大きかったと考えられます。これは極端なケースではありますが、やはり長時間そして長期間に渡るおしゃぶりの使用は避けた方がよさそうですね。

ちなみに、この訴訟を受けておしゃぶりを販売する各メーカーは、おしゃぶりの過度の使用を控えるようパッケージに注意書きを追加し、その後、母子手帳にも『おしゃぶりは長時間・長期間使用することで歯並びやかみ合わせが悪くなる場合がある』と記載されるようになりました。

親子のコミュニケーションの減少と発語の遅れ

おしゃぶりをくわえている間は、赤ちゃんも泣かずに静かに過ごしてくれることから、パパやママの言葉かけも少なくなりがち。

また、おしゃぶりをして赤ちゃんの口元が隠れていると、赤ちゃんがどんな表情をしているか、正確に感じ取れなくなります。そうなると、赤ちゃんとの感情の共有が少なくなってしまい、あやしたり触れ合ったりする機会が減ることが指摘されています。

このことから、親が赤ちゃんを泣き止ませる手段としておしゃぶりを常用していると、

  • 赤ちゃんがなぜ泣いているか深く考えなくなる
  • 赤ちゃんとの感情が共有しにくい
  • あやす、話しかけるなどの親子間のコミュニケーションが減少する

などのデメリットが生まれ、赤ちゃんの発語に影響を与えるとの懸念もされています。

赤ちゃんの学びを阻害する可能性も?

何でも口に入れる赤ちゃんのは、口で色々なものの形を確かめようとしています。

これについては、「赤ちゃんは見なくても見える?!大人になると無くなる「共感覚」の不思議」でもお話しましたね。しかし、赤ちゃんがおしゃぶりをしていると、ものを口に入れるという動作が減ってしまいます。

おしゃぶりは、赤ちゃんの精神的な安定にも役立ちますが、一方で、“好奇心を満たし発達を促すために、さまざまなものを口に入れて確かめる”という赤ちゃんの学び、好奇心を満たす機会が失われやすいと言えるでしょう。

小児科と小児歯科がすすめるおしゃぶりの使い方

それでもやはり、赤ちゃんにどうしても泣き止んで欲しい、眠って欲しいという時、おしゃぶりはその真価を発揮してくれますよね。

では、おしゃぶりを正しく使い、依存させない、そして歯並びなどに悪い影響を与えないために、どんな点に気をつければいいのでしょうか?

専門家が勧めるおしゃぶりの使い方
小児科と小児歯科の保健検討委員会による「おしゃぶりの考え方」では、次のように書かれています。

  • (1)発語やことばを覚える1歳過ぎになったら、おしゃぶりのフォルダーを外して、常時使用しないようにする。
  • (2)おそくとも2歳半までに使用を中止するようにする。
  • (3)おしゃぶりを使用している間も、声かけや一緒に遊ぶなどの子どもとのふれあいを大切にして、子どもがして欲しいことや、したいことを満足させるように心がける。子育ての手抜きとし便利性からだけでおしゃぶりを使用しないようにする。
  • (4)おしゃぶりだけでなく指しゃぶりも習慣づけないようにするには、(3)の方法を行う。
  • (5)4歳以降になってもおしゃぶりが取れない場合は、情緒的な面を考慮してかかりつけの小児科医に相談することを勧める。

おしゃぶりは、正しく使えば赤ちゃんの寝かしつけに大いに役立ってくれるすぐれたアイテムです。メリットだけでなく、デメリットや注意点もきちんと理解した上で、使用する頻度や期間に気をつけて、ママも赤ちゃんもおしゃぶりと上手に付き合えるようにしていきたいですね。

引用:
「おしゃぶりについての考え方」│小児科と小児歯科の保健検討委員会 http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_04.html
アウトソーシングサイト、ランサーズで働くママ100人

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