抱っこをしても、なかなか泣き止んでくれない赤ちゃんを見て、
「もしかしてうちの子、抱っこが嫌いなのかしら?」
なんて悩んでしまうことはありませんか?
赤ちゃんが抱っこを嫌がって背中を反らし、泣いてしまうのはよくある話です。
抱っこをしている時に大声で泣かれ、暴れられてしまうと、パパやママも不安になってしまうことでしょう。特にパパは、小さな赤ちゃんを抱っこするのに、緊張のあまり必死になってしまうことが多いため、泣かれるとそれだけで「もう無理!」と思ってしまうのではないでしょうか。
でも、赤ちゃんは決して抱っこが嫌いなわけではないのかもしれません。ここでは、赤ちゃんが安心して泣き止んでくれる、ちょっとした抱っこのポイントをお伝えしていきましょう。
抱っこするパパやママが不安だと、赤ちゃんも不安!
育児に慣れないうちは、赤ちゃんを抱っこするにもドキドキし、恐る恐るした感じになってしまうパパやママは多いでしょう。
小さくてフニャフニャしている赤ちゃんは、そうっと抱っこしないと! 傷つけてはいけない! と、かえって力が入ってしまうこともありますよね。また、抱っこしているのに泣かれると、それだけでオロオロして不安になってしまうもの。
抱っこしているパパやママが不安な気持ちでいると、それが赤ちゃんにも伝わります。
実は私も、初めての出産直後、私の抱っこでは泣くのに、実母が抱っこするとピタリと泣き止む娘に対して、
- 「抱っこがイヤなのかな?」
- 「もしかして私のことが嫌いなのかも……」
なんて思ったものです。
しかし、まだまだ生まれたての赤ちゃんに慣れず、毎回恐る恐る抱っこしていた私に、娘は不安を感じていたのかもしれません。抱っこに慣れてしばらくすると、娘はちゃんと私の抱っこでも泣き止むようになり、安心しました。
生まれたばかりの赤ちゃんでも、パパやママの気持ちにはとても敏感です。まずは「泣かれたって大丈夫!」と、ゆったりとした気持ちで抱っこすることを心がけましょう。
お腹の中での姿勢を再現してあげよう
赤ちゃんにも抱っこの好みというものがありますが、多くの赤ちゃんは、ママのお腹の中にいた時と同じように、背中を丸め、手足を縮めた姿勢を取ると安心するようです。
そのため、背中をまっすぐにした姿勢よりは、赤ちゃんの背中がまあるく、ゆるやかにカーブするような感じの姿勢を意識して抱っこしてあげるといいかもしれません。
赤ちゃんを抱っこする時は、
- 首をしっかりと支える
- 手足をギュッと縮め、パパやママの体に密着させる
- 背中をふわっとまあるくする
という3つのポイントをチェックしてみましょう。
また、腕や手のひらで背骨を支えると、その部分が押されて背中が反ってしまい、赤ちゃんが不快に感じることもあるようです。首、そしてお尻のあたりをしっかり支えれば赤ちゃんの姿勢は安定しますので、背中を押さえないように注意しましょう。
赤ちゃんは、慣れ親しんだママのお腹の中での姿勢を作って抱っこしてあげると、安心します。
赤ちゃんを泣き止ませるには、やはり安心感を与えてあげることが一番。背中を丸めた抱っこの姿勢を心がけるとともに、パパやママも「大丈夫だよ」と優しく声をかけてあげてくださいね。