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一人っ子なのに赤ちゃん返り!?生活環境の変化と子供への影響

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子どもが赤ちゃん返りをするきっかけとしては、一般的に下の子どもが生まれる時や生まれてからと言われています。

この様な時は、子供からすれば大好きなお母さんを「独り占めできなくなる」「ぼく、わたしの事を見てくれなくなるかもしれない。。。」という不安な心を感じています。

これらの不安を解消する為に赤ちゃんの仕草などをすることによってお母さんの気を引こうとしているのです。

下の子どもが生まれなければ赤ちゃん返りはしないのでしょうか?どうやらそうではないようです。少なくとも、うちの子どもはそうではありませんでした。

一人っ子なのに赤ちゃん返り!?

わが子が初めて赤ちゃん返りをした時は、3歳頃でした。その当時はまだ一人っ子でした。家庭環境としては夫婦共に色々な事に忙しくばたばたとしていていました。

主人は、当時仕事がとても忙しく早朝や深夜勤務などをこなし「子どもの寝顔だけを見る」という日が続きました。元々パパっこだったので、これだけで子どもは寂しかったように思います。

また、子どもが2歳の時に都合で住み慣れた地域からわりと離れた場所へと引っ越しました。

子どもの友達が沢山いたので残念でしたが、新しい土地にも慣れてから子どもは自宅近くの保育所に通園を始めました。思い返すと生活環境が、ガラッと変わった節目の時期でもありました。子どももそれなりに、環境の変化を感じていた事と思います。

丁度その位の時期に、赤ちゃん返りの様子が見られるようになったのです。今までできていた身の回りの事を自ら行おうとしなかったり、あからさまに出来ない振りをしたり、話し方や言葉が赤ちゃんの様な感じだったり。。。まさに赤ちゃんに逆戻りしたかのようでした。

生活環境が変わり私もパートの仕事を始めたので、より一層子どもが寂しくなってしまったのでは?と感じました。

周囲や親せきなどからは、予想通りに「子どもを保育園に通わせるなんてかわいそう」の言葉をいつも浴びせられました。

結局は別の理由で通園と私のパートは、やめることにしたのですが子どもの赤ちゃん返りは治まったのです。

子どもを保育園に通わせることがかわいそうなのかはさて置き、新しい環境に抵抗する為に子どもが赤ちゃん返りをしたのだろうと感じました。

6歳の時に弟が生まれて、2回めの赤ちゃん返り

そしてその三年後、弟が生まれた時に2度目の赤ちゃん返りが現れました。

その時上の子どもは6歳です。弟が生まれる嬉しさと同時に、嫉妬も感じていたようです。(女の子なので、嫉妬の深さはスゴイの一言です。)1人の時期が長かった分、お母さんの気持ちが離れてしまう!という不安は少々強かったようです。

やはり1度目の赤ちゃん返りより強い様な気がしました。

この時の赤ちゃん返りの様子は、赤ちゃん言葉をわざと真似したりいつものお手伝いをしてくれなかったり、弟ばかり可愛がってる。。。とすねてみたり、と色々でした。もしかするとただ嫉妬しているのではなく、赤ちゃんを見て自分の当時の様子を懐かしく思い出しているのかも知れないですが。。。

現在は赤ちゃん返りというような感じではありませんが、甘えたがる行動をたまにとることがあります。今思えば、あれは赤ちゃん返りではなく単なる「甘えん坊?」「わがまま?」と思ってみたりもします。

赤ちゃん返りに対しての私の気持ち

ある一定時期に大体の子どもが赤ちゃん返りの症状を見せるということを情報として知っていましたが、いざ実際に子どもが赤ちゃん返りをしたら少し戸惑いました。

  • 「赤ちゃんから少し成長したと思ったのに何で????」
  • 「この前まで出来たのに何で????」

兎に角、私の気持ちの中は何で何でのオンパレードでした。同じように感じたお母さん方は、多いのではないでしょうか?

その反面上の子どもの一回目の赤ちゃん返りの時は、そのまま赤ちゃんに戻ったような状態だったので「赤ちゃん返りとはよくいったものだなぁ」と夫婦で感心してしまいました。

子どもは自立に向けて、色々な事が出来るように時には失敗をしての繰り返しで成長していきます。育児に向き合い一生懸命になりすぎると、そのことが頭から抜け落ちてしまうことがあるのです。また、大人からすれば「当たり前なのに!」という行為も子どもは学びの最中です。良く考えたら、大人も失敗すること、ありますよね?

そんなある時、思考の持ち方は非常に重要だと気が付いた事がありました。

子どもを連れて、友人と会った時の事です。その時は、丁度子どもが赤ちゃん返り(2回目)の時期でした。友人の中で子育て中は、私一人だったので「今赤ちゃん返りの真っ最中だけど大変でね~」と説明しました。

友人が一言「じゃあ、赤ちゃん時期を再び楽しめる可愛い時期なんだね!」

私は友人の言葉に、目が点になりました。何とポジティブ発想だろう!

日頃からわりと手がかかる子どもだったので、子育ては一杯いっぱいな感じでした。どうやら子育てや子どもの行動などに新鮮さを感じた友人は、素直に可愛いと思ったようでした。

思い返せば子どもの行動や見る物など、ネガティブにとらえてしまいがちでした。私の気持ちがそんな状態だったので、傍から見たらかわいい赤ちゃん返りもなんだか大変だなぁ。。。とネガティブに受け止めてしまったのかもしれません。

赤ちゃん返りへの対応策

赤ちゃん返りは、放っておいた方が良いのでしょうか?それとも何かしらの対策を取った方が良いのでしょうか?子どもの性格や状態にもよるので、一概にどちらが良いのか正解はないと思います。

我が子の場合、1回目の赤ちゃん返りの時に保育園と私の仕事を辞めて環境を変えたら思ったより落ち着きました。

子どもが赤ちゃん返りをした事が直接の保育園と仕事を辞めた理由ではなかったのですが結果的にはそれが良い方向に向きました。

2回目の赤ちゃん返りの時も、それなりに悩みました。だからと言って上の子に「お姉ちゃんだから我慢しなさい」とか「赤ちゃんみたいなことはしてはダメ!」の様な注意はしませんでした。

年齢が6歳とはいえ、まだ子どもには変わりありません。親やお母さんに、甘えたい年齢です。

赤ちゃん返りは、成長過程の一つの様なもので成長へのステップの様なモノと言えば分りやすいでしょうか?

そのような理由から無理やり抑え込む事に抵抗を感じたので、私の経験では、様子を見ながらほぼそのままにしていました。

好き勝手にさせるのもどうかと思ったので時と場合によっては注意をしたこともありますが、この様な状態で日常的に注意をしてもあまり功を成さない気がするのです。(ただし、目に余る行為の場合は別ですよ!)可能な限り、上の子と過ごす時間やスキンシップを持つ工夫をしました。

赤ちゃん返りなのか、単なるわがままなのかの見極めは難しいですよね。結局、子どもが何かしらの理由から寂しさを感じて赤ちゃん返りをしている時は子どもの欲求を満たしてあげることが大切だと思います。

ご自身に兄弟がいる方は、自分の子どもの頃を思い出してみて下さい。兄弟と比較された経験がある場合どの様に感じましたか?良くも悪くも比較をされることはあまり気持ちの良いことではありませんよね。

赤ちゃん返りに対策を立てたいのであれば、「子どもが今赤ちゃん返りの時期なのだ」という状態を受け入れることから始めてみてはいかがでしょうか?

なぜ赤ちゃん返りに対応しようと思ったのか

1回目の赤ちゃん返りの時には、どうにかして子どもの赤ちゃん返りを止めさせたくて色々と方法を考えました。

なぜならば3歳だから赤ちゃんの様な振る舞いは、おかしいと考えていたからです。

「3歳なのに赤ちゃんの様な振る舞いをしていたら周りの人たちはどう思うだろう?」と周囲の目を気にしている自分がいました。

そして、出来るだけ子育てに労力をかけたくないが為保守的になっていた様にも思います。

結果的に子どもの赤ちゃん返りはどうなった?

私が選択した赤ちゃん返りの対応について、結果的には1回目は生活環境を変えることで元に戻りました。

生活環境を変えたということは、保育園を退園し私が仕事を辞めて子どもとの時間が増えた事です。

保育園と子どもとの相性が合わなかった事と他の理由から退園をしたのですが、この選択は正解でした。他に代わりの保育園が見つからなかったので仕事を辞めることにしたのですがその当時は、

  • 「保育園を退園してしまった!」
  • 「働けなくなってしまった!」

と様々な葛藤を抱えていましたが。。。今となってはこれも正解だったと思います。

2回目は、完璧ではないですが赤ちゃん返りが軽減された気がしました。

上の子どもとの時間を持つことによって、子どもに「お母さんは私の事を見てくれているんだ」と安心させることが重要なポイントなようです。

1回目、2回目の赤ちゃん返りを振り返ってみると、子どもの不安をある程度取り除いてあげると効果があるのではないかと感じています。

ただ、長い目で見ると赤ちゃん返りをしたりしなかったりの繰り返しだったのでさほど変化はなかったのかもしれません。

子どもの赤ちゃん返りに変化が見られたというより、私の赤ちゃん返りに対する見方が変わったのは事実でした。始めの赤ちゃん返りには、ただどうしようかと気持ちだけが空回りしていた感がありましたが、2回目は友人のアドバイスなどにも救われ、少し余裕をもって接することが出来た様に思います。

当時の自分にアドバイスできるとしたら何を伝えたい?

現在、当時の事を振り返ってみるとそれなりに頑張っていた自分を褒めてあげたいです。

そして、当時の自分と今現在赤ちゃん返りで悩んでいるお母さんへ

  • 「赤ちゃん返りは一時的なものなので貴重な子育ての期間を楽しんで!」
  • 「子育てを頑張りすぎないで!」
  • 「後悔しない子育てをして!」

とアドバイスしたいです。

子育てに忙しい時期は、いつも「楽しい!」と思えることは難しいかもしれません。

子育てを振り返るとあっという間です。思い出すと、ああすれば良かったとかこうすればどうなっていただろうか?とか「周りの意見に流されず、自分の気持ちに従えば良かった」と思い出す残念なことも多々あります。赤ちゃん返りに限らず、自分自身がこれ!と思ったら子育てで実践してみて下さい。

私の場合、何よりも救われたのが友人の一言

「赤ちゃん時期を再び楽しめる可愛い時期なんだね!」

と、同じ月齢の子どもの友達が近所にいたことです。

そのご家庭とは、あまり悩みを相談し合った事はありませんでしたがたわいもないおしゃべりで笑いあったり、子ども同士も仲良くて楽しく過ごすことが出来ました。単なるおしゃべりでも、向き合っている悩みへの心構えが楽になることがあります。積極的におしゃべりの機会を作ってみましょう!

ママ友や近所付き合いのトラブルなどの問題面が良く取り上げられますが、私はママ友とのお付き合いに感謝しています。子育ての悩みがあれば、子どもが同じ月齢のお母さん同士ならば会話も弾む事でしょう。

子育て中にありがちですが、ママ友との付き合いにどっぷり浸かっていませんか?絶対にダメ!とは言いませんが、可能ならばママ友以外の人間関係も大切にすることをお勧めします。なぜなら、ママ友だけのお付き合いに集中してしまうと視野が狭まるからです。

子育ての悩みのアドバイスは、色々な人の何気ない会話に隠れているものです。
そう、私の友人の一言の様に。。。

最後に

赤ちゃん返りについての私の体験は、いかがでしたか?皆様の参考になれば幸いです。今まさに子どもの赤ちゃん返りについて頭を抱えていらっしゃるお母さん達の参考になる事を祈りつつ、

「貴重な時期を楽しく乗り越えられますように。。。」

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