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もうなんなのっ!?挨拶代わりの「母乳なの?」に対する上手な答え方

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赤ちゃんを連れて親戚や友人などに会った時、必ずと言っていいほど聞かれるのが、
「母乳?」
のひと言。
ほかにも、公園で会うママ友、支援センターのスタッフ、通りすがりの年配の女性などからも聞かれることがあるかもしれませんね。

聞いている人に深い意味はなくても、母乳に関して悩んでいるママにとって、他人から「母乳なの?」と聞かれることはやはり不快なもの。受け取り方の問題と言われてしまえばそれまでですが、それでも必要以上に傷つかないために、上手なかわし方を身につけておきたいですね。

ここでは、「母乳なの?」と聞かれた時にイライラしたり、傷ついたりしないための対応の仕方をお伝えしましょう。

気にしすぎないのが一番! サラッと流しましょう

まずはじめに、「母乳?」と聞いてくる人は、何も意地悪な気持ちで聞いているわけではありません。

ただ、話題の一つとして、お天気の話でもするような感覚で「母乳なの?」と聞いていることが多いものです。ですから、聞かれる側としても、それほど悩まずにスルーすることが大切。

「ほかに話題がないんだなあ」と思って、下の答え方を参考に、上手にかわしていきましょう。

1.「母乳です」とサラッと答える

母乳かどうか聞かれた時に、「ミルクです」「混合です」と正直に答えると、そこから「母乳出ないのね、かわいそうに」「母乳じゃなきゃダメよ!」なんて、心ない言葉を浴びせられることもあるようです。

通りすがりの人や、バッタリ出会った人に聞かれた場合は、たとえミルクでも混合でも、「はい、母乳です」と答えておきましょう。

多くの人は、それで納得してくれます。それほど親しくない人に、本当のことを言う必要はありません。

2.「ええ、まあ」「一応」と言葉を濁す

あまり答えたくないなと思う時は、ハッキリと否定も肯定もせず、曖昧に笑ってスルーしましょう。

相手も単なる話題作りとして聞いているだけで、本当のことを知りたいとまでは考えていないので、「え? どっちなの?!」と突っ込んで聞いてくる人はあまりいません。

そこからすぐに違う話題に持っていって、話を長引かせないようにしてみましょう。
通りすがりの人に聞かれただけなら、「じゃあ急ぐので」とその場を離れればOKです。

3.「〇〇さんの時はどっちでした?」と聞き返す

年配の方の中にも、母乳で育てたことに自信を持っている人、母乳をあげたかったのに出なくてお姑さんから責められた人、ミルク神話世代で早々に断乳した人など、さまざまな経験をした人がいます。

そういう人たちは、本当に母乳かミルクかが気になっているわけではなく、自分が苦労した頃の話を若いママに聞かせたい思っていることも。

そこで、あえてこちらから母乳だったのかミルクだったのかを尋ねて、好きなだけ思い出話をさせてあげましょう。

ある程度自分の苦労話が披露できれば、満足してくれるはずです。

4.「どっちもあげてます」といいとこ取りアピールをする

どちらか一方ではなく、母乳もミルクもどちらもあげているなら、

「パパもミルクあげられるし、夜もたくさん寝てくれるし、母乳の免疫もつくし、両方のいいとこ取りなんですよ~」

なんてニコニコ笑ってアピールすれば、ほとんどの人は「それはいいわねぇ」と返してくれるでしょう。

両方のいいところを取り入れて育児をしていますという話になれば、批判やお説教もかわしやすいかもしれません。

子育ての先輩としてのエールであることも

「母乳?」という何気ない質問は、母乳がなかなか出なくて悩んでいればいるほど、胸の奥に突き刺さるものです。

しかし、はじめにも書いたように、「母乳じゃないママを批判してやろう」なんて意地の悪い気持ちで聞いてくる人はほとんどいません。「母乳の方がいいわよ」と余計なことを言ってくれる人も中にはいますが、多くの人は、今まさに子育てを頑張っているママに対して何らかのエールを送りたいと思っているのです。

たとえ「ミルクです」と答えても、「今のミルクはよくできているからいいわよね」「夜中に作るの大変でしょう」なんて温かい言葉をかけてもらえることもあります。

実際に私も、子供が赤ちゃんだった時に親戚や友人、通りすがりの人などから何度も何度も「母乳?」と聞かれてうんざりした経験がありますが、ある年配の女性から「母乳なの?」と聞かれて正直に混合だと話した時に、

「私も母乳がすぐ出なくなってね、子供は冬生まれだったから、寒い夜に何回もお湯沸かしてミルク作って、大変だったわ。今は電気で簡単にお湯が沸かせるし、ミルクもすぐ作れるようになってるけど、それでもやっぱり大変よね。体に気を付けて頑張ってね」

と、思いのほか優しいことを言われて、「母乳じゃなきゃダメ!」なんて批判してくる人ばかりではないんだ、と気が付きました。

子育てを先に終えた世代の女性には、自分の経験を通して子育て中の若いママに「大変ね」「頑張ってね」とエールを送りたい、という気持ちがあるのでしょう。その取っ掛かりが、「母乳かミルクか」という質問になってしまうのかもしれません。

余計なお世話、デリカシーのない質問……と思いがちではありますが、こうしたケースもあります。

それほど親しくない人から「母乳?」と聞かれて、最初から悪い方に捉えて敵意をむき出しにするのも、考えものです。世間話のひとつとして、笑ってサラッとスルーできるようになりたいですね。

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