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生活リズムを整えてストレスを減らすために。150以上の超具体的な赤ちゃんの寝かしつけのコツ。

これだけはやめて!赤ちゃんがますます眠れなくなる寝かしつけ方法

保健師・看護師はるママ

記事監修 保健師・看護師 はるママ

外科と皮膚科と救急外来で頑張っています!子どもの急な発熱からスキンケアなどに明るいです。


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赤ちゃんの寝かしつけや夜泣きに悩んでいるパパやママの中には、どうしても泣き止まない赤ちゃんを深夜に車に乗せてドライブする人もいるかもしれません。

ネットで夜泣きの対策などを検索してみても、この「深夜のドライブ」をしているという書き込みをちらほら見かけます。

でも、実は深夜のドライブは赤ちゃんだけでなく、パパやママにとってもあまりいいこととは言えないのです。

深夜のドライブは癖になる

赤ちゃんはドライブが好きですよね。車に乗ってお出かけすると、すぐに眠ってしまう赤ちゃんも多いもの。

赤ちゃんは、車のような揺れがあると、ママのお腹の中にいた時の心地よい揺れを思い出し、安心して寝ることができるのです。

毎晩ドライブする覚悟が有りますか?

しかし、だからといって赤ちゃんが泣く度に車に乗せてドライブしていては、それが癖になり、やがて赤ちゃんは車に乗らないと眠ることができなくなってしまいます。

私は運転ができないのでドライブで寝かしつけたことはありませんが、同じ年の子供を持つ友人が夜泣き対策として深夜にドライブしていたところ、車に乗らないと寝なくなってしまい、その後半年ほど毎日深夜にドライブしていた、と聞きました。

赤ちゃんの寝かしつけは「寝るための癖」をつけることだと、今まで何度も書いてきました。

抱っこでも、添え乳でも、ドライブでも、それで寝ることが癖になってしまったら、赤ちゃんはその方法でしか寝ることができなくなってしまいます。

赤ちゃんには夜に光を見せてはいけない

赤ちゃんは「昼間は明るく賑やか、夜は暗くて静か」という体験を繰り返して、昼と夜の違いを学習していきます。

暗くて静かな夜は寝る時間、ということを覚える前に、ドライブに連れ出されて、車のライトや街灯、コンビニの明かりなどの光にさらされる体験が増えれば、昼夜の区別がつきにくくなり、ますます眠れなくなってしまうのです。

車に乗せれば泣き止むからといって、安易にドライブに連れ出すのは、赤ちゃんの生活リズムを狂わせる原因にもなります。寝かしつけで泣かれても、夜は暗い部屋で静かに過ごすようにしましょう。

深夜のドライブはパパやママにとっても危険がいっぱい

夜中に赤ちゃんを連れ出してドライブするということは、運転するパパやママにとってもデメリットがあります。

眠い中で運転することの危険性はもちろん、事故に遭う可能性や、犯罪に巻き込まれる可能性も否定できません。

特に、翌日も仕事があるパパが深夜に赤ちゃんを乗せてドライブすることは、寝不足による集中力の低下を招きやすくなりますので、避けた方がいいでしょう。

夜泣き対策として勧められることもある夜のドライブですが、癖になりやすいことや、睡眠不足を助長すること、事故などの危険性を考えると、あまりよい対策ではありませんね。

保健師さんのワンポイント保健師・看護師はるママ
寝かしつけるのにドライブをするというのは、賛否両論ありますね。ただ、私の体験談から言わせて頂きますと、寝かしつける為にドライブするのは良くなかったと後悔しています。

私の子供の場合、夜寝る時に布団に入って部屋が暗くなると、毎日決まって必ず1時間くらいはギャン泣きします。

昼寝の時はそんな事しないので、どうにかして夜も泣かせずに眠らせてあげたいと思って、ドライブに連れ出したのを覚えています。その時は泣かずにスッと寝てくれたので「大成功!」と思っていましたが、帰宅して布団に寝かせた瞬間にしっかりと目を覚ましてくれました。

そこからはいつも通り…、結局寝る時間が遅くなった上、私の体力とお金がすり減っただけでした。何回かトライしましたが、結果はいつも一緒でした。

何をしても寝る前には必ず泣くので、諦めて、泣く事がこの子の寝る前の儀式なのだと思う事にしました。1歳3ヶ月頃になると、不思議と寝る前のギャン泣きもなくなりましたよ。付き合うママは大変ですが、一時期の事なので私の様に諦めるのも有ですよ。

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