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母乳を飲ませたいママとミルクをあげたいパパ|夫婦間の授乳方針のすれ違いを解決するために

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パパ

混合の方がいろいろ都合が良いよね?俺も飲ませられるしさ。

ママ

嫌よ。完母にするから。母親だけの特権なのっ。口出ししないでよ!

パパ

なぜそうこだわるの?混合のほうが合理的じゃん。

赤ちゃんが生まれ、初めての育児を進めていく中で、夫婦間の意見の食い違いが浮かび上がってくることは、珍しくありません。

結婚して一緒に生活をし、子供を授かったとはいっても、元々は違う環境で育ってきた他人同士です。夫婦で「こうしたい」という希望や方針、考え方が異なるのは当然のこと。長い子育て期間中は、夫婦の意見をすり合わせ、お互いに納得した上で、育児の方針を決めることが大切になってきます。

しかし、母乳やミルクに関する夫婦の意見の食い違いは、男女の違いや、ママの産後の精神状態の変化などもあるためか、なかなか上手にすり合わせることが難しくなります。

よくあるのは、母乳だけで育てたいママは、パパがミルクを勧めてくるのが過干渉だと感じ、赤ちゃんにミルクを飲ませたいパパは、ママがなぜそんなに母乳にこだわるのか理解できない、というパターン。

こんな時、夫婦間で上手に意見をすり合せ、お互いに納得して授乳の方針を決めるために、どんな工夫が必要なのでしょうか。

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なぜママが母乳にこだわるのか理解できないパパへ

子供を産んだ女性が、母乳で我が子を育てたいと思うのは、ごく自然なことです。

母乳を飲ませたいという気持ちは、実際に母乳が出る、出ないに関わらず自然に生まれてくる、本能のようなもの。それを「こだわり」と言ってしまうのは語弊があるかもしれませんが、母乳を飲ませることは、理屈でどうこう説明できるものではありません。

多くのママは、母乳育児を継続するために、食事や飲み物に気を遣い、マッサージをし、試行錯誤を繰り返して、努力を積み重ねています。そんな努力をしている中で、パパから安易にミルクを勧められるのは、ママにとって嬉しいことではありません。

医師や助産師、保健師などの専門家が、ママや赤ちゃんの状態を確認した上でミルクが必要だと判断したならまだしも、パパが深い考えもなく、ただ自分が赤ちゃんにミルクを飲ませたいがために
「ミルクでいいじゃん」
なんて言おうものなら、ママはそれまでの努力を否定されたように感じてしまうかもしれないのです。

母乳育児はいわばママの特権ですし、女性にとっての聖域のようなもの。

パパにだって、仕事や趣味など、ママに踏み込んでもらいたくない聖域がひとつやふたつあることでしょう。強いこだわりを持つその聖域に、ママがあれこれと口出ししてきたら、やはりいい気持ちはしませんよね。

母乳を飲ませたいと思っているママに、パパが簡単に「ミルクにすれば」と言うのは、褒められることではないのです。

ミルクを勧めるパパにうんざりしてしまうママへ

母乳が出ている、あるいは母乳を出すための努力をしているにもかかわらず、パパが自分の希望だけでミルクを飲ませたがるのは、単なるワガママとも言い切れません。そこには、「ママと同じように育児をしたい」「ママと対等でありたい」というパパの切なる気持ちがあるとも考えられます。

母乳を飲ませるのは、ママだけができること。

新生児のうちは授乳回数も多いため、必然的にママが赤ちゃんを抱っこし、触れ合う時間が長くなります。あやしてもまだ反応の薄いこの時期、母乳を飲ませるという目に見える育児の形は、誰の目から見ても非常に単純でわかりやすいもの。

だからこそ、まだ育児に慣れていない新米パパは、その「わかりやすい育児の形」と同じ「ミルクを飲ませる」という行為に執着してしまうのかもしれません。

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パパにとっても、赤ちゃんは可愛いし、1日中一緒にいたい大切な存在です。しかし、自分は母乳が出せるわけでもないし、仕事もあるために短い時間しか赤ちゃんと過ごせない。抱っこ以外の関わりも、どうやって持てばいいのかまだわからない。

そんな中、子煩悩なパパほど、ママにかなわなくて悔しい、もっと育児がしたいのにもどかしい、という気持ちを抱きやすくなります。母乳が出るにも関わらず、パパが執拗にミルクを勧めるのは、こうした感情が理由となっていることもあるのです。

授乳の方針を上手にすり合わせるために

それでは、こうしたすれ違いを防ぎ、お互いに納得して授乳の方針を決めて育児をしていくには、どうすればいいでしょうか。いくつか方法を考えてみましょう。

1.出産前に授乳について十分に話し合う

「出産前のパパの行動がカギ?ママが過剰な完全母乳信仰にハマるのを防ぐためにできる事」でも触れましたが、出産前に夫婦間で授乳について理解を深め、共通の認識を持っておくことは非常に大切なことです。

ママが母乳育児を希望しているのか、それとも混合栄養やミルク育児を希望しているのかをまず明らかにし、その希望をもとに、授乳をどう進めるのがベストなのか、パパとママがしっかりと話し合うことをオススメします。

2.ママの希望は最優先に!

母乳に関することは、ママの聖域です。実際に母乳を飲ませるのはママですから、パパを始めとする周りの人が「母乳がいい」「ミルクがいい」と自分勝手な希望を押し付けることはできません。

授乳に関しては、ママの希望が最優先。パパの役割は、その希望を実現するためのサポートだと心得ましょう。

たとえ、ミルクを飲ませられなくて残念だという気持ちがあっても、それをママにぶつけるのはNG。授乳以外でも赤ちゃんとの関係を深めることはできますから、他の部分で積極的に育児に関わるようにしましょう。

3.パパの「赤ちゃんに関わりたい」という気持ちを十分に汲む

母乳をあげるのはママの特権。それだけに、育児に熱心なパパほど、母乳でつながっているママと赤ちゃんを見て疎外感を感じたり、ヤキモチを焼いたりしてしまいがちです。

ママは、パパも自分と同じように育児に取り組みたいという希望を持っていることを理解してあげましょう。そして、授乳以外の場面でパパが積極的に赤ちゃんと関わりを持てるように配慮することも必要です。授乳の後、ゲップを出すのをお願いしたり、新生児でもできるねんね期の遊びをしてもらったりと、工夫してみましょう。

また、余裕があれば、母乳を搾乳して冷凍保存しておき、ママが家事をしている間にパパに哺乳瓶で授乳してもらうのもひとつの方法。こうすればパパも授乳できますし、また赤ちゃんを哺乳瓶に慣れさせることもできますので、ママの体調不良やリフレッシュなどで、数時間パパに赤ちゃんを任せることがあっても安心です。

4.ママが一線を超えそうな場合は十分に注意する

母乳育児を希望するママの中には、まだ母乳の出が良くない状態で必死になりすぎて、赤ちゃんの体重がなかなか増えず、ノイローゼのような状態になってしまう人もいます。そうなるとママの精神状態も心配ですし、もちろん赤ちゃんの健康や成長への影響も懸念されます。

そんな時には、現状を客観的に判断できるパパが、ミルクの必要性をママにしっかりと伝える必要があります。しかし、パパから「ミルクを足したら?」と言われても、母乳にこだわり過ぎるママは素直に聞き入れてくれないかもしれません。

そこで、心配な兆候が見られたら、ママと一緒に産婦人科や保健センターなどに相談に行き、専門家の判断を仰ぎましょう。専門家にママと赤ちゃんの状態を診てもらい、ミルクを足す必要があることを伝えてもらえば、ママもミルクを受け入れやすくなります。その時は、ママへの精神的なフォローも忘れないようにしましょう。

ママの母乳を飲ませたいという気持ち、パパのミルクをあげたいという気持ちを上手にすり合わせ、お互いに納得して授乳していくことは、パパとママが協力して育児をするために、そして、赤ちゃんの健康を守るためにも、とても大切なことです。

授乳が必要なのは、赤ちゃんが生まれてから1~2年と、長い子育て期間から見ればほんのわずかな時間。しかし、授乳に対して女性が抱くさまざまな思いは非常に大きくて根深く、授乳期間が終わってから何年もの間、尾を引きます。

だからこそ、そのわずかな間に生じた夫婦のすれ違いは、意外にも後々までわだかまりとして残ってしまう可能性があります。

そんなわだかまりを生まないためにも、夫婦で話し合いと理解に努めながら、育児に取り組んでいきたいですね。

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