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ママを尊重しているようで絶望させているパパが必ず使う卑怯な一言

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先輩パパ
そのくらい自分で何とかしろよ。って思わね?
パパ
確かに…。俺も言うなぁ。
自称イクメン師匠
でもね。言われる方の気持ちになって、よーく考えてみて。積み重なると大変なことになりそうよ?
パパ
うーん…。

育児のこと、家のこと、お金のこと……ママの頭の中は、いつも何らかの悩みが占めているものです。

ママにそんな悩みを相談されたり、何かを質問されたりした時、パパがつい言ってしまいがちなのが、

  • 「ママの好きにしていいよ」
  • 「ママがやりたいようにやったら?」

などという言葉です。

この言葉をママに言うことで、ママの考えや決定を尊重している自分はよい夫だと、自己満足していませんか?しかし、この「好きにしていいよ」という答え、本当にママが望んでいるものなのでしょうか。

面倒だから丸投げ? 「好きにしていいよ」は何も考えていない証拠

女性からの相談は、男性にとっては面倒なものです。相談といっても女性の中では答えが決まっていて、その答えにピッタリ合うことを言わないと、「でも……」「だって……」と愚痴が続いたり、責められてしまったりすることもありますよね。

構ってちゃん、察してちゃんタイプのママから相談を持ちかけられると、そんな対応が煩わしくて、つい
「好きにしていいよ」
と言ってしまうパパも大勢いるでしょう。

しかし、考えてみてください。
「好きにしていいよ」
というのは、一見相手の気持ちや考えを尊重しているように思える答えですが、実は、全ての責任を相手に押しつける、とても無責任な言葉でもあるのです。

「好きにしていいよ」

そう言った途端、パパはそのことについて考えなくてよくなります。決定権をママだけに委ね、自分は煩わしいことを考えず、結果を待つだけでよくなります。

これって、何だかちょっと卑怯で無責任だと思いませんか?

一緒に考えようという姿勢が見えないパパに幻滅

  • 「好きにしていいよ」
  • 「ママが決めてよ」

という言葉は、何も考えずに話を終わらせることができる、パパにとっては非常に便利で都合のいい言葉。それだけに、相談事をされるたびにそう言いたくなることでしょう。

しかし、子供のこと、生活のことで悩んでパパに相談した時、この答えが返ってくると、ママは心底うんざりします。自分が尊重されている、家のことや子供のことを任されて嬉しいなんて、全く思いません。

  • 「私だけに考えさせて、決めさせて、自分は何も考えない、そんなパパはズルい!」
  • 「相談しても話も聞かないなんて、私や子供にどれだけ関心がないの?」

これがママの本心です。

もっとちゃんと話を聞いて欲しい。そして、一緒に悩んで、考えて欲しい。ママはそう思っています。

育児のことやお金のことは、ママ1人でどうこうできるものではありません。自分だけで決められない、決めたくないと思うのは当然のこと。こうしたいという希望はあっても、やはりパートナーであるパパの気持ちや考えも知りたいし、一緒に考えて欲しいのです。

女性は相手に共感してもらい、一緒に考えるという共同作業を好みます。男性は結論を急ぐあまり、ママから相談されても、なかなか答えが出ないことが面倒になって「好きにしていいよ」と言ってしまいがちですが、そうした態度が続くと、ママは

  • パパは自分に関心を持っていない
  • 自分の話を全く聞いてくれない

という思いを強くします。そして、次第にパパから気持ちが離れていくのです。

察してちゃんママからの相談や質問はこう答えるといいよ!

とはいえ、男性にとって、いつ結論が出るのかわからない、そして望み通りの答えが返ってこないと「デモデモダッテ」を繰り返す女性と話し合うのは、なかなか骨が折れることでもあります。

そこで、もしもママから相談を持ちかけられたら、ぜひこう聞き返してみてください。

  • 「ママはどう考えてるの?」
  • 「ママはどうしたいと思ってる?」

女性は、相談事を持ちかける時にはすでに自分の中で答えを決めていることがあります。そのため、パパが自分の考えを伝えるより先に、ママの考えを明らかにし、それに沿って話を進めるとスムーズになります。

それに、「好きにしていいよ」と言われるよりも、「ママはどう思う?」と聞かれた方が、ママにとっても話を聞いてもらっている、という実感がわきやすくなるもの。もちろん、その時は、パパもじっくり話を聞く姿勢と覚悟を持つことが大切です。

ママから相談を持ちかけられると、煩わしい、面倒くさい、と感じるかもしれませんが、「好きにしていいよ」とママを尊重したつもりになって全責任を負わせ、知らず知らずのうちに無関心になっていると、後々の夫婦関係はは最悪なものとなります。

「好きにしていいよ」は、優しいふり、ママを尊重するふりをして、実は全ての面倒なことをママだけに負わせ、自分はそこから逃げるための都合のいい言葉です。今後、ママからの相談には、この答えを封印するよう心がけてみましょう。

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