添え乳のほかに失敗だった寝かしつけといえば「抱っこしたまま外に出る」というものでした。
赤ちゃんがいつまでも泣いている時、ふと外に出ると、空気が変わって泣き止むことがありますよね。
しかし、毎日毎日そうして泣き止ませていると、あとで後悔することになるのです。
泣き止まない時にはベランダに
しかし、夜中の授乳が必要なくなってくると、添え乳をするわけにもいかず、必然的に抱っこで寝かしつけをすることに。
泣いている息子は、ただ単に抱っこしているだけでは泣き止みませんでしたが、抱っこしたままベランダに出てみると周りの空気が変わって驚くのか、ピタリと泣き止むことがありました。
そのため、夜に泣き止まない時は抱っこしてベランダに出る、というのが定番になってしまったのです。
終わりのない悪夢の始まり
結果的に、ベランダと部屋を行ったり来たりして2時間以上過ごすという日も多くなり、やっと寝たと思ってぐったりして自分も寝ようとすると、ふたたび息子が目を覚まして泣き出す…という悪夢のような日々が続いたのです。
抱っこでの寝かしつけはしないのが鉄則
寒い時期ではなかったからよかったものの、抱っこしている私の方が肉体的、精神的な限界を迎え、どうしようもなくなってしまいました。
身を持って知った抱っこで寝付かせるのがダメな理由
この寝かしつけの方法でよくなかったのは、ずっと息子を抱っこしていた点と、外に出ていた点です。
まず、抱っこでの寝かしつけはNG、というのはここでも何度か書いていました。赤ちゃんは抱っこされていると心地よくてすぐに眠ってしまいます。
するとその心地よさを求めて、泣いて「昨日は抱っこしてくれてのに、今日はどうして抱っこしてくれないの?」と怒ってしまうのです。
また、外に出るのも同じように、赤ちゃんにとっては心地がよい、いつもと違った刺激であるため、一度外に出て泣き止んだ赤ちゃんは「もっと外に出たい!!」と泣いて訴えるのです。
赤ちゃんを寝かしつける時は、いつもと違うことはしない
赤ちゃんを寝かしつける時、泣き止まないからといっていつもと違う刺激を与えたり、イレギュラーなことをするのはオススメできません。
赤ちゃんの寝かしつけは、眠るための癖をつけることにほかなりません。ですから、できるだけ同じ時間、同じ場所・部屋で、同じ人が、同じ方法で行うことが望ましいのです。
もちろん最初はすんなり寝てくれることは少ないでしょうが、同じ方法での寝かしつけを繰り返しているうちに、赤ちゃんは「自分が眠る環境」を学習し、すんなり寝てくれるようになります。
眠る環境を学習しないうちに抱っこをしたり、外に出たりして他の刺激を与えてしまうと、赤ちゃんはそちらが癖になり、その方法でしか寝なくなってしまうのです。
寝かしつけは根気よく、同じ環境で行うようにしましょうね。