女性の会話で大切なのは、相手に対する共感です。
「この間、児童センターに行ったら嫌なことがあってね…」
とママが話し出した時、相手がママ友なら
「そういうことってよくあるよね、嫌だよね」
などと、まずは共感してくれますよね。そこから、
「実は私もこんなことがあって…」
「わかるわ、あるある」
という、お互いへの共感の応酬のような状態になることがあります。
これがパパだったらどうでしょうか?同じように話したとしても、
「だったら、〇〇してごらんよ」
「だからダメなんだよ、××してみたら?」
という説教じみたアドバイスが返って来ますよね?
なぜパパは直ぐに説教をしてくるのでしょうか?前回に引き続き、その理由を確認してみましょう。
共感を求める女性と、結論を求める男性
ママ友など女性の友達との会話を思い返してみても、会話の始まりは、
「そうだよね、わかる!」
という共感であることが多いと思います。
しかし、男性は相手に共感することよりも、会話の中では持論、正論をぶつけ合い、よい結論を導くことが大切だと考えます。これも、パパがすぐに説教をしてしまう理由なのです。
共感が大切な女性
女性が会話の中で求めているのは、共感してもらうこと。
相手に「そうだよね」と言ってもらうことで、安心感や肯定感を得ることができ、気持ちがスッキリするのです。
常に「答え」を求める会話をしているとは限らないため、とりとめのない話をダラダラとしてしまいがち。
結論が大切な男性
前の記事でも触れましたが、男性は自分の意見を主張するのが会話だと思っています。
そして、会話をするのであれば、よりよい結論を導き出そうと努力します。
正論を主張し、理路整然と話を進めて、解決策を提示するのが男性の会話であるため、そこには相手への共感というものがあまりありません。
男の子は小さい頃から、
- 戦いを好み(戦隊物好きですよね?)
- 競争し(かけっこで1番になれないと悔し涙を流します)
- 辛いことがあっても歯を食いしばって乗り越える経験を繰り返しています。
このような性質を持つ男同士の会話がどのようになるかは想像に難くないでしょう。
「みんな仲良く。おしとやかに」の女の子と、
「我こそが一番」の男の子。
この違いこそが、パパとママの会話が噛み合わなくなる最大のポイントです。
ママは共感されないと否定された気持ちになる?
共感を求める女性が、自分の話に共感してもらえず、しかも会話を遮ってアドバイスや説教をされたら、どうでしょう。
自分のことをわかってもらえない、自分を否定されたと思ってしまいますよね。
女性は、結論やアドバイスよりも、会話をしながらその時の感情を分かち合い、一緒に悩んでくれることを求めます。
男性のように、結論だけを求めて議論する会話スタイルでは、話を聞いてもらえたという実感がわかないのです。
パパは黙って話を聞くのが一番
パパは、ママが愚痴を言い始めた時には聞き役に徹することをオススメします。
男性同士で会話するように、自分の意見を言い合ってよい結論を出そうとするのは、ママに対しては間違い。
女性は「ただ話を聞いてほしい」だけのことが多いものですから、まずはじっくりとママの話に耳を傾けましょう。
そして、ママの口から
「どうしたらいいと思う?」
という一言が出てからアドバイスをすると、夫婦間の会話が上手くいくかもしれません。