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専門家に相談と保育園で言われたら発達障害?直ぐにやるべき3つのこと

専門家に相談と保育園で言われたら発達障害?直ぐにやるべき3つのこと

保育園の園長先生や保育士から「相談があります」「気になる所があります」「専門家に相談してみてはどうでしょう?」なんて言われたらビックリしますよね。

しかも共働きなのに子どもが発達障害だったらどうなるの?! と焦るでしょう。そんな時に親が取るべき3つの行動をご紹介します。

発達障害の可能性を指摘される子どもの行動

保育園の園長先生や保育士は数多くの子どもを見ています。2~3歳の子どもは生まれ月などによって、成長の度合いが全く異なりますし、性格の違いもあります。

保育士は、子ども達には大きな差があって当然と分かった上で「あれ? この子は少々違う感じがする」という違和感を抱くことがあります。

保育士は医師ではないので「発達障害です」と断言することはできません。しかし「発達に遅れや障害、特徴があるかも」と可能性を指摘することがあります。

初めて指摘されるとママもパパも非常に驚くと思います。私も心臓が止まるかと思うくらい驚きました。

もちろん、保育士の勘が外れることもあります。しかし、保育士の指摘は「集団の中に溶け込めていない」という指摘です。発達に遅れや障害があろうが、周囲の子と大きな差があるよ、ということなのでサポートをしてあげた方が子どものためになります。

では、指摘されるきっかけになる行動の例を紹介します。

  • 決まった場所に座っていられない
  • 教室から飛び出していく
  • いつも自分の世界の中で(ひとりで)遊んでいる
  • 会話のキャッチボールができない
  • 皆に話している先生の指示を理解できていない(個別に話すと理解できる)
  • すぐに友達を叩いたり、噛み付いたりする
  • 何度教えても、帰りの身支度など、毎日必ずやるルーチンワークが覚えられない
  • スプーンやハサミを使えない
  • 3歳になっても自分で着替えることができない
  • 3歳になっても走ったり、ジャンプしたり、階段の上り下りができない(苦手)
  • ごっこあそびやルールのある遊びができない

大抵、母子手帳の2歳や3歳のページに書かれていることが複数できていない場合に指摘をされると思っておくといいと思います。

[talk words='私の長女は2歳の時に「先生が皆に向かって言った指示(全体指示)を聞けない」「言葉のキャッチボールができない」「決まった場所に座っていられない」という指摘を受けました。' name='' align='l' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/474363.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#3a93c6' bgcolor='#d9edf7' bdcolor='#0d94ec' bdstyle='' class='' style='']

こうした指摘を受けたら、単に成長がゆっくりなのかもしれませんし、発達に遅れや凹凸、特徴がある子なのかもしれません。どっちであっても、適切にサポートすれば子どもの成長を促すことができます。

「障害なんて信じられない!」「人生終わったかも!」と衝撃を受けるのも当然だと思いますが、必ず、次のような対策を取ってください。

発達障害を指摘された親が取るべき3つの行動

保育園から指摘されたら心が激しく乱れると思います。私も信じられなくて(自分の子どもは大丈夫! と思いたくて)「自分の子どもは大丈夫」という理由を必死になって探していました。

ですが、いくら「大丈夫」という理由を探しても子どもは成長しません。必要なのは、子どもが成長することです。

子どもの成長を促すために次の3つの行動を取りましょう。この3つの行動は、ゆっくり成長している子と発達に遅れや障害がある子、両方に効果がありますよ。

発達障害の度合いを知るために子どもの日常の状況を詳しく教えてもらう

必ず、保育士から「発達障害の可能性があると思われる行動」を詳しく聞きましょう。おそらく、ママやパパが知らない姿を教えてもらえると思います。

一番いいのは、実際に様子を見せてもらうことです。仕事が忙しくて見せてもらうことが難しいかもしれませんが、他の子と自分の子の様子の違いを実際に見るのが一番分かりやすいと思います。

「子育ては他の子と比較しない」と言われますが、発達に遅れや障害がある場合、「差=子どもの困りごと」というケースがあります。

教室から飛び出す理由の例
例えば、教室から外へ飛び出してしまう子の場合、教室内にいることが苦痛で逃げ出していることがあります。

脳の発達が影響して聴覚が過敏になっている子の場合、エアコンの音・先生の声・友達の声・外の車の音など、聞こえてくる音全てが大音量で同時に耳に入ってきている状態で、それに耐えきれずに教室から飛び出している、というケースがあります。

この場合は、全部の音が同じ音量で聞こえてしまうという困りごとを解決してあげなければ、子どもが辛い思いをし続けることになります。

必ず子どもの行動を確認し、どうしてそういう行動をとるのか理由を考えるきっかけにしましょう。

発達障害の専門家と相談する

集団の中での子どもの行動を把握したら、行動の理由や意味を知るために専門家に相談しましょう。

自治体(子どもの発達について相談できる施設。教育センターとか子ども発達センターといった名前の施設)か、病院(小児神経科)で相談しましょう。

自治体によっては、言語聴覚士・理学療法士・作業療法士・臨床心理士・小児神経医がいて、子どもの行動について相談したり、発達検査を受けることができます。

自治体の施設だと、相談や検査は大抵、無料で受けることができますよ。ただし、予約が取りにくかったり、平日昼間しか受け付けてくれなかったりするので、仕事をしているママは利用し難いかも知れません。

小児神経医がいる病院にいけば、発達に関する相談・発達検査・発達診断を受けることができます。また、病院に療育施設が併設されていて、そこを優先的に利用できる場合もあるので、かかり付けの小児神経医を探しておくのがお勧めです。

保育園で楽しく過ごすために加配や療育を考える

子どもの状況を把握したら、サポートについて考えましょう。

まず、保育園の集団行動で困ることが多い場合は「加配」をお願いしてみましょう。加配というのは、サポートをしてくれる保育士を子どもに付けてもらうことです。

直ぐに保育士を付けてくれる場合もあれば、担任の保育士が特別注意を払ってくれる場合もあります。

[talk words='私の長女の場合、認可外保育園で加配は付きませんでしたが、園にいる保育士やサポート役の先生が常に傍でサポートしてくれました。保育園によりますが、子どもの理解を促すような配慮をしてもらえると、快適な保育園生活を送ることができます。' name='' align='l' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/474363.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#3a93c6' bgcolor='#d9edf7' bdcolor='#0d94ec' bdstyle='' class='' style='']

そして、もうひとつ。療育を考えましょう。療育というのは、子どもの困りごとを子どもに合った方法でサポートすることです。

  • 言葉の理解が遅れていたり、コミュニケーション能力に自信がない子は、言語聴覚士による言葉のトレーニング。
  • ジャンプが苦手だったり、階段の上り下りがうまくできなかったりする子は理学療法士による運動トレーニング。
  • 集中力が極端にない子や、スプーンやハサミが苦手な子は作業療法士のトレーニング

というように、子どもの苦手なことに合わせて、専門家による指導を受ける療育を考えましょう。

療育は自治体の施設、病院、民間企業など、色々な所で受けることができます。利用しやすい所を探してみてください。

[talk words='私の長女は、自治体が実施している療育が合いませんでした。このため、病院と民間のサービスを利用しています。

ただ、療育施設は希望者が多く、予約しても利用できるようになるのが数カ月から一年先というケースがよくあります。

療育施設はできるだけ早く探し、複数見学して利用しやすい所を見つけるといいですよ。' name='' align='l' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/474363.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#3a93c6' bgcolor='#d9edf7' bdcolor='#0d94ec' bdstyle='' class='' style='']

これから先の可能性

保育園から発達に関する指摘を受けると、ママもパパも強い衝撃を受け、心穏やかでない状態になってしまうでしょう。信じられない・信じたくない気持ちが非常に大きいと思います。

しかし指摘されるということは、単なる成長の遅れであろうが、発達の遅れや障害であろうが、とにかく集団生活の中に溶け込めていないということです。

このまま何もサポートをせずに放置すると、集団から外れる行動がどんどん目立つようになり、子どもの困りごとが深刻化する可能性があります。

加配や療育でサポートすることは障害を認めることではなく、子どもの成長を促す(サポートする)ことです。

単なる成長の遅れであれば、そのうちサポートが不要になりますし、発達に遅れや障害があった場合は早くからのサポートが不可欠になります。とにかく、サポート態勢を整えるようにしましょう。

[talk words='例え、子どもの発達に遅れや障害があっても、サポート環境を整えればママもパパも仕事を続けることができます。実際、私は長女が小学生になるまでシフト制の仕事を続けました。' name='' align='l' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/474363.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#3a93c6' bgcolor='#d9edf7' bdcolor='#0d94ec' bdstyle='' class='' style='']

発達に遅れや障害がある場合は、4歳、5歳と年齢が上がるにつれて周囲との差が目立ってきたり、友達とトラブルが増えたりしてサポート方法を試行錯誤していくことになります。

これは辛いことかもしれません。しかし、言い換えれば2~3歳の頃に比べて「子どもの困りごとを把握しやすくなる」ということでもあります。より適切なサポート態勢を整えていけるようになりますよ。

また、年長になると、就学後に困りごとが増えないよう、教育委員会や入学予定の学校と相談することになります。

保育園での指摘は衝撃的かもしれませんが、子ども自身の困りごとを増やさないようサポート方法を考えるきっかけにしてください。

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