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二歳半健診で発達障害と指摘された!その真偽と親にできる3つの対策

二歳半健診で発達障害と指摘された!その真偽と親にできる3つの対策

歯科健診のために苦労して参加した二歳半健診で、初対面の保健師に「発達障害の疑いがあります」といわれて「そうですか」と納得できるママは少ないでしょう。

でも、そんな指摘を受けるママは少なくありません。

保健師の指摘が正しいかどうか。そして、指摘された時に親にできる対策を発達障害児を育てている母が紹介します。

二歳半健診で発達障害を疑われる具体的なケース

自治体が実施している任意の健診「二歳半健診」は歯科健診がメインです。

しかし、その場で保健師や看護師から「発達障害の可能性がありますよ」と指摘されることがあります。実はこれ、少なくないんですよね。

自治体によっては、会場に言語聴覚士や作業療法士、小児神経科の医師などが待機していて、直接相談ができますが、多くの場合は「専門家に相談してください」「自治体の発達相談センターに相談してください」と促されます。

発達障害を疑われる具体的な子どもの行動

多くの親御さんが衝撃を受ける発達障害という指摘ですが、次のような子どもの行動が指摘のきっかけになります。

  • 階段の上り下りがスムーズでない
  • ほ乳瓶で飲み物を飲んでいる(コップやストローのみができていない)
  • 周囲の子どもや、オモチャに興味を示さない
  • 光る物や回る物ばかり見ている
  • 親と会話できていない
  • 保健師の問いかけに答えられない
  • オウム返しをする
  • 検査の途中で会場から出て行く
  • 好き勝手な行動や言動が見られる

保健師は健診だけでなく、受付のために集まって待っているところからずっと子どもや親を見ています。

健診中だけでなく、待っている時の様子なども見て「あれ?」と感じる項目が複数あると、発達に遅れや障害があるのでは? と疑って指摘するようです。

保健師の言葉の信憑性

親御さんが一番気になるのは、保健師の言葉の信憑性だと思います。ぶっちゃけると、保健師の指摘は全て「勘」です。経験や知識から導き出された「~かもしれない」という可能性から出る言葉です。

そもそも発達の遅れや障害を診断できるのは医師だけです。保健師は診断できませんから「発達障害です」と断言することはできません(断言してしまう人もいますけれどね)。

発達の遅れや障害を診断する時は医師が、普段の行動(遊んだり、人と関わる時の様子)を観察し、発達検査や知能検査の結果を見て、さらに日常生活の中で困りごとがあるかどうかの問診があって、総合的に判断することになります。

つまり、二歳児健診の場で保健師が口にする「発達障害なのでは?」という言葉は、その会場内での子どもの様子を見ただけで、勘で喋っているにすぎません。

カンだからといっても無視はできません

信憑性に欠ける、と言ってしまえばそれまでですが、これまで大勢の子ども達を見てきた保健師の場合、あながち外れているとも言えません。

信頼できる根拠がある指摘ではないけれど、無視もできない。保健師の言葉はそういうものです。

「そんな中途半端なこと言わないでよ!」と思うかもしれません。

しかし、もし本当に発達に遅れや障害がある場合は早期に対応した方が子どものためになります。ですから「気付くきっかけを作ってくれている」「嫌な指摘役を買ってくれている」とも考えられます。

親にできる3つのこと

多くの場合、二歳半健診は平日の午後に実施されます。

子どもは日常と全く違う環境で大興奮! お昼寝時間も重なって変なテンションで暴れ回る! そんな風になってしまってもおかしくありません。

いつもならできることが会場ではできなかったり、イヤイヤ期のまっただ中の子は全拒否するでしょう。親からすれば「非日常の状況をちょっと見ただけの、明確な根拠のない保健師の指摘は信用できない!」でしょう。

もちろん、保健師の指摘を無視するのもアリです。親の方が子どものことをよく分かっている! と考える人もいます。保健師の指摘に対して、どう行動するか。これは親の自由です。

子どものことをよく知っている親が自分の考えのもと、行動すればOKです。無視する、という方法以外に取ることができる3つの対策を紹介します。

1.発達支援センターに相談にいく

ほとんどの自治体に、子どもの発達に関する相談を受け付けている所があります。子ども相談センターだったり、支援センターだったり、名前は色々ですね。

そこには、保健師の他に言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、小児神経科医など、子どもの心や体の発達について専門的な知識を持つ人がいます。

多くの場合、相談は予約制です。数カ月待ちのケースが多いのですが、予約を入れておくと当日キャンセルが発生した時に「今日、いかがですか?」と声が掛かったりします。

一回の相談で問題が解決することはありませんが、とりあえず相談に行き、現在の子どもの発達の状況を把握したり、今後、どのように接していけばいいのか考えていきましょう。

ただ、自治体の財政状況によっては専門家が常駐しておらず、保健師と話をするだけで終わることもあります。専門家と相談したい、と言って再度、予約をして数カ月待たなければならない上、小児神経科医は月1回しかいなくて面談はムリなど。思ったような対応をしてもらえないケースもあります。

私のように「相談に行ったけれど、なんにもならなかった!」と感じる人もいます。ただ、行って相談した記録を自治体に残しておくと、就学前の就学相談の時、トラブルが起こらずに済みます。

健診で指摘を受けたら、一度だけでも相談して自治体と繋がりを持っておくと、後々のトラブルを避けることができるでしょう。

2.近くの小児神経科を受診する

自治体の相談窓口が頼りない。自治体の予約時間に合わせられない。保健師ではなく、直接医師と話したい! というような場合は小児神経科を受診しましょう。

ただ、小児神経科という科の名前を出している病院は非常に少なく、ほとんどが小児科の中に小児神経科の先生が混ざっている、という状況です。

探せないじゃないか! と思いますよね。安心してください。小児神経学会のHPに、医師のリストがあります。

Screenshot小児神経学会ホームページ

多くの場合、予約制です。また、紹介状が必要というケースもあります。病院によっては新規の患者受付停止中ということもあります。

できるだけ広い範囲で病院を探し、予約するようにしましょう。よく「2歳では病院に行っても診断してもらえない」と言われます。


ですが、予約しても初診が数カ月~1年先になるのが普通と考えれば、医師に診てもらえるのは3歳になってからです。3歳になれば診断名がもらえることもあります。

また、今、新患予約を受け付けている病院でも、受付停止になる可能性がありますので、できるだけ早く相談先となる医師を見つけておくといいですよ。

3.大人の関わり方を変える

二歳半健診で指摘を受けても、結局のところ、生活が大きく変わることはありません。子どもの一番近くにいるのは親です。つまり、変わるとすれば親の関わり方を変えることになります。

よく、保健師は「たくさん話し掛けてあげてください」とか「たくさん絵本を読んであげてください」と言います。

私にしてみれば「そんな助言いらない。やってるわよ!」でした。もっと具体的な助言と、その親の行動が子どものどういう所を刺激し、どう変えていくのか。そうしたところが知りたかったのです。

2歳で発達障害を疑った長女も今や小学生。この長女から学んだ大人の関わり方を紹介しますね。

関わり方といっても、難しく考える必要はありません。まだ2歳です。大人が一緒に遊ぶようにすればOK! とにかく、積極的に一緒に遊ぶようにしましょう。

決まった場所に一定時間座って絵本を読んだり、ブロックで遊ぶようにする

これは、じっとしていられず、直ぐにどこかへ行ってしまう子に有効です。

子ども専用の椅子や、床にシールを貼って座る場所を明確化し、「座って」と促します。それから、座ったまま一定時間作業できるように練習します。

最初はほんの少し(一瞬でも)OK! 座れたこと自体をめちゃくちゃ褒め、そして作業できたら、それも褒めます。

少しずつ座っている時間を長くしていきましょう。これは後の学習姿勢にも繋がっていきます。終わったら「おしまい」と言って、立ってOKと分かりやすく示してあげてくださいね。

これで、指示された場所で物事が終わるまで座っている、ということができる子になります。

ゴッコ遊びをする

これは自分の世界を持っていて、一人で遊ぶことが好きな子に行います。周囲に興味を向けさせ、コミュニケーション能力を育てるのに有効な遊びです。(ただし必ず一人で遊ぶ時間も作ってあげましょう。マイワールドも大切にしてあげてくださいね)

私の長女は自閉スペクトラム症と小2で診断されました。長女は小さな頃から、ゴッコ遊びを全くしませんでした。一方で、発達に遅れのない次女は本当に小さな頃からゴッコ遊びをしています。

一人で人形を相手にお母さんゴッコをしたり、パソコンで仕事をしている母のデスクにブロックを並べて「ママがドーナツ屋さん」と勝手に設定してくれたり。

次女は時や場合、道具を選ばず、いろんな状況を考え出してゴッコ遊びをしていました。やがて、次女はゴッコ遊びに全く興味を示さない長女を強制的に巻き込むようになりました。すると、徐々に長女も参加するようになり、楽しく姉妹でゴッコ遊びをするようになりました。

今では、ケンカをしたり、大爆笑したりしながら姉妹で楽しく(親には謎な)ゴッコ遊びを日々、楽しんでいます。

長女のように発達障害児と診断される子でも、周囲からの働きかけ次第で変わることがあります。わが家の次女はかなり強引なところがあり、長女に煙たがられることが多々ありますが、そうした働きかけが良い方向に動くこともあります。

ゴッコ遊びは自分と相手の役割を判断し、状況やシチュエーションを想像し、話をどんどん膨らませて楽しく展開していく能力が育ちます。また、トラブルになった時にどうするべきか考えるきっかけになり、気持ちというものに気付いて相手を思い遣ることも覚えます。

もし、二歳半健診で発達障害を指摘されたら自宅でゴッコ遊びをしてみてください。ゴッコ遊びは、子どもの心のいろんな所を刺激してくれます。

ママが「私、なにやってんだろう」と悲しくなることもあるかもしれませんが、役割分担をして、楽しそうに関わっていくと、そこから子どもが変わっていくかもしれません。

体を積極的に動かす遊びを取り入れる

これは主に子どものストレス発散効果と、全身の発育を促す効果が期待できます。全身を動かすことにより、筋肉や骨を育て、体の代謝機能を高め、ホルモンなどの分泌を刺激する効果が期待できます。

そもそも、エネルギーの塊である子どもが部屋の中でじっと座っていられる訳がありません。ママは大変ですが、外で走り回り、ジャングルジムを上ったり、小さなアスレチックで遊ぶといった、全身を使う遊びを積極的に取り入れましょう。

また、砂遊びや泥遊び、水に入って遊ぶといった、汚れてしまう遊びも感覚を刺激してくれる遊びです。

インドア派のママには苦痛に感じられるかもしれませんが、パパも誘って外へ出てください。外に出るだけで子どもにとっては大きな刺激になります。

私は観光牧場へ連れて行き、動物と触れ合ったり、小さなアスレチックで遊んだり、シャボン玉やボールを追いかけて走り回る時間を作りました。

3~4歳くらいからは、池やアスレチックがある市立の公園へ連れて行っています。体力がどんどんついて親の方が付いていけなくなりますが、集中力、チャレンジ精神、知らない子と遊具を譲り合ったり、一緒に遊んだり、いろんな経験ができて子どもの心と体、両方を刺激できているように感じます。

ただし、必ず迷子対策はしておきましょう。保育園や小学校でつける名札を必ず服に付けておきます。裏には親の名前と携帯番号を書いておきましょう。

こうしておけば、迷子になっても誰かが気付いてくれますし、親に連絡が入ります。魔の二歳児はどこまででも走って行ってしまうことがあるので、最低限の対策は取っておいてください。

二歳半健診での指摘は、親が行動を起こすチャンス!

保健師の明確な根拠のない指摘は、はらわたが煮えくりかえるような許せないものかもしれません。勘で喋るなよ! と言いたくなるのは分かります。

しかし、万が一、本当に発達に遅れや障害があった場合、これから先の集団生活で困るのは子ども自身です。

その困りごとを減らし、サポートできるのは親です。親が手を差し伸べ、適切な環境を整えることで、子どもが楽しく生活できるようになります。

指摘を受けたら毎晩「バカヤロー!」と叫んでもOKですから、行動だけは起こしてください。心の整理は後でもできますし、時間が経てば解消することもあります。

ですが、行動は早く起こした方が早く結果を得られます。腹が立っても、ぜひ、動くチャンスと捉えて、対策をとってみてください。

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