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あなたは大丈夫?月齢別、離乳食の調味料選び

あなたは大丈夫?月齢別、離乳食の調味料選び

離乳食では、どうして調味料を使わないのか。そしてどんな調味料がいつから使えるのでしょうか?

離乳食では、原則、調味料を使いません。

このため多くのママが

味気ないんじゃないかな?美味しくないのでは?マズイから赤ちゃんが食べないのかな?

と不安に思いがちです。

また、おじいちゃん・おばあちゃんは

かわいそう!

とまで言うことも。

調味料を使わない理由3つの理由

離乳食は調味料を使わず、素材の味のみで作ります。一般的な調味料である塩やしょう油、油も使いません。

味気ない、美味しくない、と不安になるかもしれませんが、心配ご無用! 赤ちゃんの舌はとても敏感で、素材の味をしっかり感じ取っています。

また、次のような理由から調味料なしで離乳食を作りましょう。

【1】赤ちゃんの体が調味料を受け付けない

食育アドバイザー
赤ちゃんの内臓はまだ完成していません。母乳やミルクなど液体しか口にしたことがない赤ちゃんにとって、食べ物自体が内臓に負担をかけるものです。

このため、もっとも負担が少ないと考えられる食べ物からスタートして、徐々に消化・吸収機能を高めていかなければなりません。

また、胃腸以外にも、排泄などに関わる肝臓や腎臓の働きも刺激して機能を完成させていく必要があるのです。

まだまだ成長途中の赤ちゃんの体にできるだけ負担を掛けないようにしながら、少しずつ成長させて行くために、可能な限りシンプルで素朴な離乳食が理想です。

調味料には高濃度の塩分や脂肪分、複数の香辛料や化学調味料などが使われています。これらは、赤ちゃんの体に大きな負担となります。

調味料の使用は赤ちゃんが成長して内臓の機能が整ってからにしましょう。

【2】アレルギー予防

アレルギーと聞くと、食べ物が原因と思いがちです。しかし、

食育アドバイザー
調味料もアレルギーを引き起こす原因になり得ます。

食物アレルギーで有名なのは、卵・小麦・牛乳・大豆といったものです。調味料の原料にアレルギーの原因になりうるものが含まれていることがよくあります。

赤ちゃんはどんな食べ物に対してアレルギー反応を示すかわかりません。命を守るためにも、常に「なにが原因でアレルギー反応がでたのか把握でき状況を作ること」が重要です。

複数の原料からできている調味料を使っている加工品を食べてアレルギー反応が出ると、どれが原因なのか特定が難しくなります。

アレルギー予防のためにも、調味料は極力控えて、素材の味を活かした離乳食を作ってください。

【3】味覚を作るため

食育という面から考えても「赤ちゃんの味覚を作るために調味料を使わない」ということが重要です。

口の中には味蕾という味を感知する細胞が多数あります。食べ物が味蕾に触れると、その刺激が神経に伝わり、脳で味を感じる仕組みになっています。

薄味だと刺激は弱く、神経を伝って脳に届くサインも弱いものです。一方、濃い味は神経を強烈に刺激し、脳も興奮状態になります。

しかし濃い味ばかり感じていると、脳が強い刺激に慣れてしまい、強い刺激でなければ反応しなくなってしまいます。

弱い刺激にもちゃんと反応し、味を感知できる味蕾であれば、幅広い味を脳が感じ取ることができ、食べる楽しみも広がります。

子どもがより豊かな食生活を送ることができるよう、濃い味を避けて薄味で素材の味を活かした離乳食を作ってあげてください。

味を感じ取る味蕾は、年を重ねる事に衰え、感度も下がります。子どもの舌が最も敏感で、沢山の味を感じられるのです。

食育アドバイザー
つまり、子どもの時に感じられなかった味は一生感じることができません。素材のおいしさ、多種多様な味を覚えるためにも、調味料を極力使わず、美味しい素材を使った離乳食を作ってあげてください。

最初に使えるのは無添加のだし

では、調味料は一切、使えないのでしょうか?

食べられる食材が少ない離乳食初期は同じ味ばかりで飽きるのでは? 

そんな風に思いますよね。

実は、離乳食初期から使える調味料があります。

食育アドバイザー
それは「旨味」を豊富に含んだ「だし」です。

赤ちゃんの舌は甘味・旨味・塩味の3つの味を好みます。甘味はエネルギー源になる炭水化物の味、旨味は体を作るのに欠かせないタンパク質の味、そして塩味はミネラル類の味になります。

「だし」は旨味をたくさん含む調味料です。無添加のだしなら離乳食スタート時から使えます。昆布、かつお節、煮干しから取っただしを使いましょう。

昆布だしのとり方
昆布は水に浸して冷蔵庫で2時間待てばOKです。


かつお節は「かつおパック(5g)」に沸騰したお湯150gを注ぎ、かつお節が沈んだら上澄みを使います。

煮干しダシのとり方
煮干しは、頭とわたを取った煮干し3尾と水100ccを火に掛け、沸騰させます。沸騰後、火を止めて冷まし、上澄みをだしとして使います。

だしは冷蔵庫で冷やしておくと2~3日くらい使えます。毎回作るのが面倒な場合は、少し多めに作っておきましょう。

このだしは大人の食事にも十分使えます。化学調味料無添加の自作だしを使って料理をするのもお勧めです。

生後7~8か月になったら使える調味料

離乳食に慣れ、2回食が安定してくる生後7~8か月になると使える調味料が少し増えます。

使わなければならない訳ではありませんが、ごく少量なら使ってもOKです。積極的に使おう! という訳ではないのですが、味に変化を付けたり、特別な行事の時などに使ってみてください。

砂糖

甘味を強くするために、上白糖、三温糖、きび砂糖などの砂糖が使えるようになります。しかし、あえて砂糖を使わなくても甘味は数多くの食べ物に含まれています。

炭水化物にはしっかり甘味が含まれているので、できればお粥、じゃがいも、さつまいも、パンなどを活用しましょう。

オリゴ糖

善玉菌を増やすとして人気の高いオリゴ糖ですが、生後7~8か月を過ぎたら利用してもOKです。

ただし、便がゆるくなることもあるので少なめに!赤ちゃんの体調を見ながら使ってくださいね。

トマトケチャップ

子どもが大好きな味の代表とも言えるトマトケチャップも生後7~8か月くらいから使えます。

ただし、味がとても濃くて「ケチャップなしでは食べなくなった!」ということにもなり得ますので、ごく少量(小さじ1/2以下)にしましょう。

食育アドバイザー
実際、私の次女はミートソースの味を覚えてから、しばらくミートソースばかり欲しがる時期がありました。

トマトには目もくれず、ケチャップばかり欲しがるようになるので、ごく少量のみにしておくことをお勧めします。

ケチャップよりはトマトを煮詰めて作ったトマトピューレがお勧めです。トマトピューレは離乳食スタート時から使ってOKな食材です。こちらの方が幅広く活用できるので、上手に活用してくださいね。

無塩バター

生後8か月くらいになってから使える油脂です。コクが出て赤ちゃんの食欲を刺激するに違いありません。

ただし、マーガリンはNG! マーガリンはバターとは全然違うものからできています。

食育アドバイザー
トランス脂肪酸が含まれることが多いマーガリンは赤ちゃんに食べさせないようにしてください。

オリーブ油

酸化しにくいという特徴があるので、食材を焼く時に使うのがお勧めです。ただし、バターなどの脂肪に慣れてから、ごく少量を使ってください。


パパやママの献立から取り分けることを考えると、日常的に使う油をオリーブ油にするのもいいですね。

食育アドバイザー
なおサラダ油の使用はあまりお勧めできません。原材料がコーン油、菜種油、大豆油など様々なことと、酸化しやすいのが理由です。

赤ちゃんの胃腸が脂をしっかり消化できるようになってから使うといいでしょう。1歳を過ぎるくらいまでは油は控えめにし、使う時も酸化しにくいものを選びましょう。

生後9~11か月になったら使える調味料

離乳食もかなり進み、3回食が安定してくると、比較的多くの調味料が使えるようになります。

1歳が近付いてくると、摂取する栄養分の7割が離乳食由来になりますから、調味料を活用するようにしてレシピの幅を広げ、3回食を楽しむようにしてください。

しょうゆ

和食の基本ともいえるしょうゆも、生後9~11か月くらいになると使えるようになります。

ただし、しょうゆの味を付けるのではなく、香り付け・風味付けに使います。仕上げに少し足すくらいがベスト! 

食育アドバイザー
なお、薄口しょうゆは塩分が多いので使わなようにしてください。

めんつゆ

めんつゆも使えるようになりますが、ストレートを更に2~3倍くらいに薄めて使います。

化学調味料無添加のものが販売されていますので活用してみてください。

みそ

みそは大豆、米、麦などの原料を発酵させたものです。アレルギーが心配なママは、米由来のみそがお勧めです。発酵食品は体に良い、と言われますが塩分が多いのが難点です。

離乳食に使う時は薄味が基本です。味噌汁なら、大人の味噌汁を3~4倍くらいに薄めたくらいですね。

食育アドバイザー
大人向けに作った味噌汁を薄めるのではなくて、赤ちゃん用に薄味のものを作るのがポイントです。大人向けをお湯で薄めて、汁だけ薄くなり、具材には濃い味が付いた状態になってしまいますので注意してくださいね。

1歳過ぎてから使える調味料

1歳を過ぎると離乳食が終わって幼児食になる赤ちゃんも居ます。そうなってくると、ほとんどの調味料がOKになります。

薄味を意識すれば、大人向けの食事を作るのと同じような調味料が使えます。取り分け料理も増えてきますので、ママも楽になりますね。

次のような調味料も取り入れてレシピの幅を広げてください。

はちみつ

ボツリヌス菌が含まれている可能性があるため、赤ちゃんにはNGのはちみつも、1歳を過ぎるとOKになります。

食育アドバイザー
ただし、はちみつの中には糖類を多く添加しているものがあります。少々、値が張りますが添加物が少ないはちみつを選ぶといいですよ。

黒砂糖

あまり知られていませんが、黒砂糖もはちみつ同様、1歳を過ぎるまでNGです。こちらもボツリヌス菌が含まれている可能性があるので、胃腸の機能がしっかり発達する1歳までは避けましょう。使う時もごく少量のみに留めます。

日本人の主食は米であり、米などの炭水化物には糖類が含まれていて、甘味を感じられます。離乳食の間は、あえて砂糖で甘味をプラスする必要はありません。

できるだけ食材の味を活かした離乳食を心掛けてください。

無添加のコンソメ

洋風スープなどを作る時に便利なコンソメも、無添加のものなら1歳以降に使えるようになります。

最近は、赤ちゃん向けの無添加コンソメもスーパーなで簡単に手に入るようになっています。大人からすると味気ないように感じるかもしれませんが、薄味を意識して使ってください。

離乳食では避けたいNG調味料

離乳食の原則は、素材の味を活かすこと。例え調味料を使っても薄味にします。また、離乳食にはお勧めできない調味料がありますので注意が必要です。

食育アドバイザー
お勧めできない調味料のほとんどが、化学調味料や刺激的な香辛料が入ったものです。そうした類いのものを避ければNG調味料を避けられますよ。

ここでは代表的な離乳食に不向きな調味料を紹介しましょう。

マヨネーズ

マヨネーズには、火が通っていない卵が入っています。アレルギーが心配ですから1歳を過ぎるまで使いません。

どうしても使いたい時は極少量を加熱して使います。1歳を過ぎてからも、卵アレルギーがない、と分かってから少しだけ使います。

また、マヨラーという言葉があるように、マヨネーズには脂肪分が多くて人を夢中にさせる味です。我慢ができない子どものうちは避けておきたい調味料です。

ただし頑固な野菜嫌いがマヨネーズで治る、ということもあるので、上手に活用するようにしてください。

ポン酢しょうゆ

ピリッと効いた酸味が嬉しいポン酢しょうゆですが、味が濃いので離乳食には不向きです。

酸味は自然界では腐ったものに含まれる味です。このため、赤ちゃんは本能で酸味を避けるようになっています。

本能的に嫌がる味をあえて食べさせる必要はありません。成長して、酸味などを楽しめるようになってから使うようにしましょう。

みりん

和食では欠かせない調味料ですが、みりんはお酒です。また、非常に糖分が多い調味料です。離乳食には使いません。

魚のみりん干しなども味が濃すぎるので赤ちゃんの離乳食には使わないでください。ただ、みりんを使うと魚の臭みを消すことができます。下処理に使った時は、しっかり火を通すようにしてください。

カレールー

カレーといえば子どもが好きな食べ物の代表です。

食育アドバイザー
しかし、カレールーにはたくさんのスパイスや化学調味料が入っている上、トランス脂肪酸が含まれているものもあります。

赤ちゃんには刺激が強すぎますので、カレールーは使わないでください。カレー風味にしたい時は、カレー粉をほんの少しだけ使うようにします。

わさび、からし、こしょう

こうした刺激が強い調味料は離乳食NGです。大人が食べるものから取り分ける時に注意してください。

ウスターソース・焼き肉のたれ

ソース類も味が濃すぎるので離乳食では使いません。コロッケなども、食材の味そのままで十分食べられます。

どうしても使いたい! という場合でも、1歳を超えるまで使わず、使ったとしてもごく少量にしましょう。

唐揚げ粉

肉が軟らかくなったり、スパシーで食欲をそそる味が付くので便利ですが、唐揚げ粉も離乳食には使いません。

味が濃く、含まれている香辛料の刺激が強すぎるので使わないようにしましょう。

食材自体を見直すこともお勧め

離乳食は素材の味を大切にする、と紹介してきました。

このため、離乳食に使う食材にこだわってみるのもお勧めです。例えば、一般的にスーパーに並んでいる野菜や果物は産地から私たちの元に届くまで、時間がかかります。

このため、完全に熟す前に収穫しているものがほとんどです。こうした野菜や果物と、畑や木で完全に熟してから収穫した野菜や果物では全然味が異なります。

また、肉類も国産の肉と外国産の肉では、エサが違っていたり、肉にする月齢が違っていたりして味や柔らかさ、脂の量が全然違います。

こうした食材にこだわって「美味しいと感じられる素材」を離乳食に使うのもいいですね。

食育アドバイザー
今は、宅配サービスも数多くあります。乳幼児を連れて買い物に出ることが大変なことを考えると、こだわり食材を自宅に届けてくれるサービスは一石二鳥です。

こだわりながら楽ができる宅配サービスも離乳食に活用してみてはどうでしょう?

まとめ

離乳食は原則、味付け無しです。

味を感じる細胞「味蕾」は濃い味ばかり感じていると強い刺激にしか反応しなくなり、脳も濃い味しか感知できなくなってしまいます。

素材が持つ素朴な味、魚など由来の旨味などをしっかり感じ取ることができる舌を作るために、素材の味を大切にし、味を付ける場合も薄味にしましょう。

また、塩分や脂肪分の取り過ぎは体に悪いので、離乳食作りを機に、パパやママも食事の内容を見直してみるといいかもしれません。

食材の味を見直し、シンプルな調味料を活用して月齢に合った離乳食を作ってくださいね。

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