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味覚を育てるために離乳食の時から実践したい5つのこと

味覚を育てるために離乳食の時から実践したい5つのこと

赤ちゃんの味覚を育てるために離乳食の時期から実践したい5つのことを紹介します。

ママのストレスの原因にもなる離乳食ですが、食育の重要性が叫ばれたり、着色料や添加物なしの食べ物が理想とされたり、温かな手作りごはんが理想と言われるのには、理由があります。

それは、離乳食が赤ちゃんの味覚を育てるものであり、成長した後の健康管理に大きな影響を与えるからです。

1.偏食にならない手作り離乳食の秘密

人の口の中には味蕾という味を感じる組織があります。この味蕾は人によって感度が全然違います。

感度がいい人は、ほんの少しの甘味や旨味などを感じることができます。一方、感度がよくない人の味蕾は、濃い味しか感じることができません。

感度がいい味蕾の人は、ちょっとした味の変化や、食材が持つ味の違いなどに気付くことができ、楽しめる料理の幅が広くなります。

しかし、感度がよくない味蕾の人は素材そのものの味や薄味を感じられないので、微妙な味の差に気が付かず、濃い味付けしか美味しいと感じられなくて、偏食になりがちです。

できるなら、たくさんの美味しいを感じられる味蕾がいいですよね。自分の子どもにはそんな舌に育って欲しいと思いませんか?

食育アドバイザー
感度がいい味蕾を作るには、とにかく素材の味を大切にすることと、薄味の食事がポイントです。

市販品ではなく手作り離乳食が良い理由を知っていますか?

食べ物が口の中の味蕾に触れると、その刺激が神経に伝わって脳が興奮します。感度がいい味蕾は、ほんの少しの刺激でもしっかりと反応し、刺激を脳に伝えてくれます。

薄味の食べ物が味蕾に与える刺激は弱く、場合によっては脳に伝わりません。一方、濃い味は強烈な刺激を味蕾に与え、神経を興奮させます。

強い刺激ばかり受けていると神経や脳は段々それに慣れてしまい、より強い刺激にしか反応しなくなっていきます。

食育アドバイザー
つまり、濃い味ばかり食べていると神経や脳が麻痺してきて、より濃くて刺激的な味にしか反応しなくなるのです。

市販の食べ物は多くの人が美味しいと感じる味になっています。一方、手作りの場合はママが味をコントロールできます。

濃い味にしなくても、赤ちゃんの舌は生まれつき甘味・旨味・塩味を感知する能力があります。

素材の味を大切にした離乳食で味蕾を優しく刺激し、弱い刺激にもしっかり反応する脳を大切に育んであげましょう。

2.赤ちゃんのために、受け付けない味を知っておこう

赤ちゃんには本能で受け付けない味があるのをご存じでしょうか?

動物には、食べていいものとダメなものをかぎ分ける能力があります。これはヒトも例外ではありません。赤ちゃんにもかぎ分ける能力があり「ダメ!」と感じるものは本能的に吐き出します。

この能力は命を守るために必要不可欠で、赤ちゃんの時に顕著に見られます。つまり、ママが食べさせたい、と思っても赤ちゃんが本能で拒絶することがあるのです。

「全然食べてくれなくて困っている」

そんなママは「色んな味を覚えさせよう」という思いが強すぎて、赤ちゃんの本能的な拒絶を無視した離乳食を作っている可能性があります。

食育アドバイザー
赤ちゃんが拒絶する酸っぱい味や苦い味が離乳食に含まれていないか、今一度チェックしてみてください。

赤ちゃんが本能的に受け入れる味とは

赤ちゃんは生まれつき体得している味(甘味・旨味・塩味)をよく食べます。これは、エネルギー源になる炭水化物や、体のあらゆる組織を作るのに欠かせないタンパク質、そしてミネラル類といった、生きるのに不可欠な栄養素を体に取り入れる本能です。

酸味や苦味は本能的に求める味ではありません。むしろ本能で避けようとする味です。実は酸味は「腐ったものの味」の代表であり、苦味は「毒の味」の代表なのです。

腐ったものや毒は食べると体調不良に陥ったり、命が危険な状態に陥ってしまいますよね。赤ちゃんは自分の身を守るために本能で拒絶するのです。

酸っぱいモノを避ける、野菜が嫌いといった赤ちゃんの反応は、生きていくために予め脳にインプットされている、ごく自然な反応(当たり前のこと)なので、ママがどう頑張っても受け付けてくれません。諦めましょう。


食育アドバイザー
酸味・苦味は離乳食ではあまり使いません。できるだけ酸味・苦味を避け、甘味・旨味・塩味を使った離乳食で食べる練習をしていきましょう。

酸味や苦味は「頑張る」「我慢する」ということができるようになる3~4歳から教えていけば大丈夫です。

  • 苦いけれどお腹にいいものだから食べる
  • 野菜は体の調子を整えるのに欠かせないから食べる

こうした食育は幼児食になってからチャレンジしていくようにしましょう。

3.無理強いNG! 楽しい食事が絶対条件

「食材の味を大切にし、いろんな味を経験させて味蕾を育てよう!」というのが理想で、非常に重要視されている食育のひとつです。

しかし、赤ちゃんは何でもかんでもバクバク食べる訳ではありません。機嫌が悪いときもあれば、好き嫌いもあります。食べることを嫌がることもありますよね。

このような時、絶対に無理強いしないでください。離乳食では「食べることは楽しいこと」であると教える必要があります。

子どもは楽しいことは自分から進んでやろうとします。自力で、自分の意志で食べるようになることが大切ですから、食べることは楽しいことでなければなりません。

しかし、美味しい食べ物だけでは楽しい食事は実現できません。

味は味蕾で感じ取って脳が判断するものですが、他にも味を決める感覚があります。それは

  • 見た目
  • 食感
  • 舌触り
  • のどごし
  • 匂い
  • 場の雰囲気
  • 一緒に食べる相手

などです。

私たちは「美味しい」ということを、味だけでなく、他の感覚で感じたことも合わせて総合的に感じ取っています。

味蕾で味を感じ取るのは大切ですが、「楽しい雰囲気」「食事を楽しめる状況」も重要です。決して無理強いしたりせず、食事を楽しむことで「美味しい」を感じられるようにしてください。

4.味覚はトレーニングできる

味を感じる味蕾は、年を取るとどんどん衰えていきます。また、筋肉のように鍛えて増やしたり、強くすることはできません。

ですが、多様な味で味蕾を刺激して、脳にその刺激を記憶させることはできます。

甘味にも、お米の甘味、カボチャやイモが持つ甘味があります。そして、旨味にも、魚介類から取り出される旨味もあれば、肉類に含まれる旨味もあります。

赤ちゃんが好んで食べる甘味・旨味の種類をたくさん経験させ、舌にいろんな味(刺激)を与えてあげましょう。味の経験が豊富な赤ちゃんの方が、より多様な食事を楽しめる人になりますよ。

食べる、ということは一生続く本能的な欲求です。この本能的な欲求を前向きに楽しめる子どもに育てましょう。

食育アドバイザー
なお、多様な味といっても濃い味はNGです。濃い味は味蕾を強烈に刺激します。強烈な刺激ばかり受けていると神経は強い刺激にしか反応できなくなっていき、脳が反応する幅が狭くなってしまいます。

濃い味は成長すれば否が応でも経験することになります。離乳食の時から与える必要はありません。

5.味覚障害にならないようにしよう

味覚障害という言葉を聞いたことがあると思います。

原因は様々ですが、よく知られているのが亜鉛の欠乏症による味覚障害です。亜鉛は牛肉や豆類、海藻などに多く含まれています。

味を感じられなくなると食事を楽しめなくなりますし、食に対する興味が無くなってしまいます。

食育アドバイザー
欠乏症を予防するには、いろいろな食材をバランス良く食べる必要があります。赤ちゃんの時から色々な味を経験して覚え、幅広い食材を食べられるようになっていると、成長してからの偏食を避けられます。

離乳食は成長してからの子どもの健康維持に繋がっています。できるだけいろんな味を感知できる味蕾を維持し、なんでも食べられる子にしてあげてください。

まとめ

人は舌にある味蕾という組織で味を感知します。食べ物が味蕾に触れると、その刺激が神経を興奮させます。薄味は刺激が弱く、濃い味は神経を強く興奮させるので、濃い味の方が感じやすいのです。

ただ、濃い味ばかり食べていると神経は強い刺激にしか反応できなくなり、薄味に反応できない脳になってしまいます。

これでは美味しいと感じる味の幅が狭くなり、好んで食べる食べ物の種類が少ない子に育ってしまいます。偏食は健康的でないばかりか、欠乏症による味覚障害に繋がる可能性もあります。

薄味、素材の味を大切にする離乳食で赤ちゃんの味蕾を育て、食事を楽しみ、自分で健康管理ができる子を目指しましょう。

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