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離乳食を始めたら母乳をミルクに変えるべき?ありがちな勘違い

離乳食を始めたら母乳をミルクに変えるべき?ありがちな勘違い

離乳食をスタートすると

ママ
母乳は減らした方がいい?
ママ
ミルク(牛乳やフォローアップミルク)を飲ませるべき?

という声が必ず聞かれます。

確かに母乳を止めた方がいいね、というケースもあります。しかし、ほとんどの場合は母乳を止める必要はありません。

離乳食と母乳、牛乳やフォローアップミルクなどのミルクとのバランスについて考えてみましょう。

離乳食を始めても母乳は止める必要なし

まず、離乳食をスタートしても、母乳を止める必要はありません。

離乳食を始めたからといって、赤ちゃんがすぐにパクパク食べて、栄養を食べ物から摂れるようになるわけではありません。

そもそも、赤ちゃんは食べることが理解できていませんし、胃腸も食べ物を消化できるようになっていません。離乳食を少しずつ進めていくことで、赤ちゃんが食べ物を覚え、胃や腸が動くようになり、消化酵素の分泌量が増えていきます。

栄養吸収機能が発達するのも時間がかかるため、母乳から栄養を摂る必要性がなくなる訳ではないのです。

食育アドバイザー
スタートした頃は、まだまだ母乳からほとんど全ての栄養を摂っている状態ですから、ここで母乳を減らすと赤ちゃんが栄養失調になってしまいます。しっかり母乳を飲ませてあげましょう。

月齢別・離乳食と母乳のバランスの目安

ただし、生後8~9か月くらいになると離乳食から摂る栄養の量も増えてきて、摂取する栄養素の約5~6割(半分くらい)は離乳食から摂れるようになっているのが理想です。

さらに11か月くらい(1歳にそろそろなる、という頃)には、離乳食から7割の栄養を摂れる状態になっているのが理想です。

食育アドバイザー
離乳食の後期になると母乳だけでは栄養素が足りなくなり、また、赤ちゃんの体の中にあった栄養素のストック(鉄分など)が無くなるので離乳食が重要になってきます。

離乳食後期になってきたら、母乳よりも離乳食(食べる物)に重点を置くことを考えなければなりません。

栄養素の不足や摂取エネルギー量(カロリー)を増やすことを考えなければならない離乳食後期になるまでは、母乳をしっかり飲ませてあげましょう。

母乳と粉ミルクはほぼ、同じ栄養価

ママ
赤ちゃんの体調不良や、離乳食が思うように進まない時は、母乳では補えない栄養素があるよね? その時は、栄養バランスが一定の粉ミルクを飲ませるべき?

そんな疑問を持つママがいます。

確かに、母乳はママの食生活が大きく影響していて、ママが偏った食事を摂っている場合は不足する栄養素が出てきます。

また、どんなに良質な母乳であっても、赤ちゃんが成長すると母乳だけでは必要なエネルギーや栄養素が足りなくなります。特に、離乳食が進まないと栄養が足りているか不安になりがち。

しかし、だからといって粉ミルクを足すのはあまり意味がありません。

食育アドバイザー
最近の粉ミルクは母乳に近い栄養バランスで作られています。つまり、粉ミルクでは母乳で不足する栄養素を効率よく補給することはできません。

もし、ママの都合で母乳を飲ませられなくなってしまった場合は、粉ミルクを足すことは効果がありますが、母乳が出ていてただ単に離乳食が進まない、という理由では粉ミルクは不要です。


離乳食=母乳をゼロにする、という訳ではないので、わざわざ粉ミルクに変える必要はありません。

牛乳の始め方

離乳食を始めるといろんな食材を少しずつ食べさせていきますが、牛乳の利用は注意が必要です。

牛乳はアレルギーの原因になりますし、急に飲ませると下痢の原因になります。更に、赤ちゃんの胃腸に負担を与えてしまう飲み物なので、積極的に活用する必要はありません。

赤ちゃんが離乳食を食べている時期は、牛乳は飲み物として活用するのではなく、ミルク煮やペーストを作る時の食材として使うようにしましょう。

カボチャやサツマイモのペーストを作る時、食べやすくするために牛乳でのばしたり、赤ちゃん向けのグラタンに使うなど、ほんの少量から離乳食に混ぜ、赤ちゃんの体調を見ながら使うようにしましょう。

離乳食に混ぜる場合は生後7~8か月くらいから、飲み物として利用する場合は1歳を過ぎてから(離乳食が終わって幼児食になってから)にしましょう。

食育アドバイザー
離乳食の時期に、牛乳を与える特別な理由はありません。ママの母乳が出ているなら、わざわざ牛乳を飲ませたりせず、母乳を飲ませましょう。

プラスするならフォローアップミルク

離乳食をスタートさせた後、栄養バランスを整え、不足する栄養素を補いたい、と思うママにはフォローアップミルクがお勧めです。

お勧めといっても、母乳を止めてフォローアップミルクを飲ませましょう、ということではありません。

フォローアップミルク=便利な食材(調味料)

こんな風に考えてみてください。

食事はバランスよく食べると体にいい、と解っている大人でも食生活が乱れがち。特に女性はビタミン類やカルシウム、鉄分などが不足しがちです。

大人なら、サプリメントを活用したり、ビタミン剤を飲んだり、栄養補助食品を活用して栄養を補給します。しかし、赤ちゃんの場合は利用できるサプリメントや薬が限られますから、補給方法が限定されてしまいます。

フォローアップミルクはこんな時に考えよう!

  • 離乳食をあまり食べない。
  • 母乳だけでは鉄分などのミネラル類不足が心配。
  • そもそも食が細くて体重が増えない。

こういう悩みを解決するひとつの方法としてフォローアップミルクの活用を考えてみてください。ミルクはミルクでも、フォローアップミルクを利用するのです。

食育アドバイザー
活用方法は「調味料として利用する」という方法です。フォローアップミルクを飲ませるのではなく、パン粥・ミルク粥・ミルク煮・グラタン・シリアルを食べさせる時などに利用しましょう。

フォローアップミルクには、鉄分・カルシウム・DHA・葉酸・ビタミンなどが牛乳よりも豊富に含まれています。

はじめはごく少量から離乳食に混ぜます。タンパク質も脂質も多く含まれているので、胃腸に負担が掛かりやすい特徴があります。

ですから、フォローアップミルクとしてたくさん飲ませるのではなく、食材・調味料として利用しましょう。

母乳をストップせずに離乳食のレパートリーを増やし、栄養に関する不安も軽くする。そんな風に活用しましょう。

ひとつの考えに縛られないで

育児に関する考え方は時代とともに変わっていきます。

母乳の良さが見直されて、母乳育児が推奨されている昨今

  • 母乳が最高!
  • ミルクはダメ!
  • 牛乳は子牛の飲み物で人が飲むものではない!
  • フォローアップミルクは不要!

など、極端な考え方を唱える人がいます。

考え方は人それぞれですし、物事には良い点も望ましくない点もあります。できる限り、ひとつの考え方に固執しないようにしましょう。

  • 色々な物のよい所を少しずつ取り入れる
  • ひとつの考え方に縛られないで、色々なことを試してみる

そんな考え方で子育てをした方が楽です。極端な考え方で自分を縛ってしまうことは避けましょう。

まとめ

赤ちゃんは母乳を飲みますが、固形物から栄養を摂れるようにならなければなりません。その手助けをするのはママで、栄養管理もママが行います。

離乳食を始めたからといって母乳を止める必要はありませんし、粉ミルクや牛乳を絶対に飲まさなければならない訳ではありません。

ただ、不足しがちな栄養素があることをしっかり頭に入れておき、離乳食の進み具合を見ながら、ミルク類を食材として取り入れてみることも考えましょう。

ミルクの中でも、フォローアップミルクは栄養豊富で食材として利用すると栄養面の不安が軽くなります。

視野が狭くならないよう注意しながら、そして母乳を通したママと赤ちゃんのスキンシップも続けながら、続けられる気楽な離乳食を進めていきましょう。

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