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離乳食の食べ過ぎで肥満|予防のポイント7つ

離乳食の食べ過ぎで肥満|予防のポイント7つ

離乳食を食べないことで悩むママが多い一方で、食べ過ぎてしまって肥満や将来のメタボが心配になるママもいます。

今回は、赤ちゃんが離乳食を食べ過ぎて困るママへ食べ過ぎを予防する7つのポイントを紹介します。

赤ちゃんの肥満の判断基準

まず、赤ちゃんは幼児や大人とは全く違う体格をしています。小さくて太っているように見えやすく、また「プクプクしていて可愛いわね!」「ムチムチしてて可愛い」などと言われるので「太っている?!」とママが勘違いしやすいという特徴があります。

食育アドバイザー
太っていないのに太っていると思い込んでしまう人が多いので注意してください。特に生後6~7か月の頃(離乳食をスタートして一カ月くらい経った頃)は脂肪が最も多く体に付いている時期です。

この時期はポッチャリしているのが普通なので、心配しないでくださいね。

赤ちゃんの肥満度をチェックするには、母子手帳の身体発育曲線を参考にしてください。身体発育曲線のページでは通常とされる領域に色が塗られています。

赤ちゃんの体重と背の高さを書き込んで、色が付いている範囲内に値が治まれば大丈夫です。この色が付いている部分は、その月齢の子どもの94%が入るとされています。

なお生まれた時から身体発育曲線の上に出ているような子は、順調に成長すると当然、身体発育曲線の上にはみ出てしまいます。この場合は、無理矢理、色つき部分に収める必要はありません。

食育アドバイザー
ある時期から急激に成長して発育曲線から大きく出てしまった! というような場合以外は、それほど心配する必要はありません。

どうしても不安な場合は、小児科や自治体の保健センターなどで健康相談をするといいですよ。大抵の場合、問題ありません、といわれるはずです。

【ポイント1】離乳食の質は今後の肥満度を左右します

離乳食というのは、単に固形物を食べるのではなく、次のようなことを赤ちゃんが学んでいくことです。

  • 食べ物を口の中に取り込む方法(舌や唇の動かし方)を覚える
  • 噛むこと(顎の動かし方)を覚える
  • 食べ物の味を覚える
  • 色々な舌触り、味、口当たりのものを覚え、食べられる種類を増やす
  • 自分で食べることを覚える
  • スプーンやフォークが使えるように指を動かす
  • スプーンやフォーク、ストロー、コップなどが使えるようになる

食べるという動作だけでなく、より上手に食べられるよう練習を積み、いろんな食材の味を覚え、胃腸の働きを促すなど、数多くのことを覚えていきます。

離乳食のスタートは食事の基礎作りがスタートすることです。離乳食の内容や食事環境などを整えることは、よりよい食習慣を身に付けることに繋がります。

よりよい食習慣が身に付くと、将来の肥満や極端な偏食、メタボリックシンドロームなどのリスクを低くできます。

大変ですが、離乳食の質を高く保つことで子どもの肥満を予防していきましょう。

【ポイント2】今すぐできる、食べ過ぎ対策

離乳食をスタートさせたばかりの時期は、ママが赤ちゃんに離乳食を食べさせます。この食べさせ方を工夫することで、離乳食の食べ過ぎを予防することができます。

スプーンで食べさせる速度を遅くする

赤ちゃんが口をモグモグと動かして食べている間に、ママは次に口へ運ぶ離乳食をスプーンに乗せて待機していませんか?

食べ過ぎる赤ちゃんの場合は「スプーンを準備して待つ」のを止めてみましょう。赤ちゃんが飲み込んだことを確認してから次の離乳食をスプーンに乗せて食べさせてみてください。

食育アドバイザー
次々と口に食べ物を入れる癖が付くと、自分で食べるようになってもどんどん口に詰め込む食べ方になる傾向があります。

スプーンを口に運ぶ間隔を長くし、食べ物をゆっくり口に運ぶ癖を付けましょう。いわゆる早食いを避けるのです。早食いは肥満の原因のひとつですから注意してくださいね。

お腹が空きすぎてから食べさせるのは止める

離乳食はお腹をしっかり空かせてから食べさえるもの。そんなイメージがあるかもしれません。

しかし、これはあまり食べない赤ちゃん向けの食べさせ方です。離乳食をよく食べる赤ちゃんの場合、お腹が空き過ぎると食べることに夢中になりすぎて、早食い&食べ過ぎになる危険があります。

赤ちゃんは満腹を感じる脳の機能が未熟です。とにかく「お腹が空いている!」と感じていると、次々に食べ物を口に放り込んでしまい、満腹を感じる頃には食べ過ぎていることがよくあります。

食べ過ぎは肥満の最大の原因です。よく食べる赤ちゃんの場合は食事の時間を少し早めて、お腹が空きすぎた時に食べることを避けるようにしましょう。

食事中に麦茶を飲もう

どんどん離乳食を口に運び、あっという間に完食してしまう場合は白湯や麦茶を食事の間に取り入れましょう。

飲む動作を挟むことで食べる速度を落とし、液体で胃を膨らませるのです。コップはなかなか上手く使えなくて、びしょ濡れになるかもしれませんから、ストローの練習から始めるといいですよ。

食育アドバイザー
ストローを使おうとしても囓るだけで飲めない場合、小さな紙パック飲料を活用しましょう。

赤ちゃんがストローを咥えたときにママが紙パックを軽く掴み、中身を押し出してあげましょう。ストローから飲み物が出てくると覚えれば、自然と飲めるようになります。

どんどん食べてしまう赤ちゃんには、食べながらお茶を飲む習慣をつけてみてください。

噛む仕草(モグモグ口を動かす仕草)が大切

どんどん食べる赤ちゃんの場合、心配なのは「丸飲み」です。離乳食スタート時はトロトロのおかゆなので、コクンと飲み込めばOKです。

しかし、飲み込むことに慣れてきたら顎を動かして自力で食べ物を取り込んでいるかチェックしてください。

ママはスプーンを赤ちゃんの下唇の上に置くだけにして、後は赤ちゃん自身が上唇と舌を使って食べ物を口の中に取り込み、顎を動かして飲み込む、という動作の練習をさせましょう。

食育アドバイザー
ママがスプーンを傾けて口の中に離乳食を流し込むと赤ちゃんは丸飲みの癖が付いてしまいます。こうなると、次々と口の中に食べ物を放り込んで飲み込むことに繋がり、早食い癖が付いて肥満の原因になります。

顎と動かし、噛む練習を繰り返し、早食いを予防しましょう。

【ポイント3】食べさせる目安量

大人でも人それぞれ、食べる量が異なるように、離乳食も赤ちゃんによって適切な量が異なります。

一般的に適量(目安)とされる量を紹介しますので、赤ちゃんの体の大きさ、体重の増え具合に合わせて調節してください。

生後5~6か月頃(1回食)

  • 離乳食スタート時:十倍粥(小さじ1)
  • 1週間後:十倍粥(小さじ3)+かぼちゃの裏ごし(小さじ1)
  • 2週間後:十倍粥(小さじ5)+かぼちゃの裏ごし(小さじ3)+豆腐すり潰し(小さじ2)

※小さじ1=5ml

最初は炭水化物のみです。次に、緑黄色野菜をすり潰したもの(甘味が強いものがおすすめ)を追加します。そして、その2種類に慣れてからタンパク質をプラスします。

量は小さじ1からスタートです。離乳食開始時は摂る栄養素のほぼ9割は母乳やミルクから得ています。離乳食から得る栄養素はまだほとんどありませんから、どんどん食べさせる必要はありません。

生後6か月頃(2回食)

離乳食に慣れ、食べることに抵抗がなくなってきたら離乳食の回数を2回に増やします。離乳食をスタートして一カ月くらい経った時の目安量(1回分)は次のようなものです。

  • 十倍粥(大さじ2)
  • 野菜のミルク煮(大さじ1弱)
  • 豆腐のくず湯風(だし汁で茹でた豆腐を潰し、片栗粉でとろみを付けたもの:大さじ3)
  • 果物(つぶしたバナナ小さじ1)

※大さじ1=15g

食後は母乳やミルクを欲しいだけ飲ませてOKです。粉ミルクは太るイメージがあるかもしれません。しかし、今の粉ミルクは母乳に近い成分になっており、カロリーもあまり変わりません。心配する必要はないでしょう。


生後6か月頃は消化吸収能力が低く、栄養分の8割は母乳やミルクから摂っています。朝・離乳食1回目・昼・午後・離乳食2回目・寝る前といった1日6回の母乳・ミルクはしっかり飲ませてください。

生後7~8か月頃(2回食)

この頃になると、自分で口を動かして食べ物を潰しながら食べられるようになります。豆腐くらいの固さの物なら、裏ごししたり潰さなくても大丈夫になります。

この時期の1回分の量は次のようなものです。

  • 主食(炭水化物):お粥50~80g
  • 主菜(タンパク質):豆腐なら40g、鶏ささみ肉10~15g、納豆15g ※どれか1種類
  • 副菜(緑黄色野菜):20g(茹で野菜を刻み、片栗粉でとろみを付けると食べやすい)
  • デザート(果物):5g
食育アドバイザー
気を付けたいのがデザートです。よく食べるので、ついつい多く与えすぎる傾向がありますが、糖類の取り過ぎになります。増やすなら主食や副菜にしましょう。

主菜(タンパク質)は胃腸に負担が掛かりやすいので、増やすなら少しずつ増やしていってください。下痢をするような場合は主菜を減らし、様子を見ながら量を増やしてくださいね。

なお、主菜(タンパク質)は主食(炭水化物)や副菜(野菜)混ぜると食べさせやすいです(例えば、納豆+お粥、チーズ+茹でブロッコリー、ささみ肉+お粥など)。

この頃は(全部合わせて)子供用茶碗1杯分の量を1回で食べられていればOKなので、それを目安にしてください。

生後8か月頃になると、必要な栄養分の6割が母乳やミルクから、4割を離乳食から摂るようになります。

生後9~11か月頃(3回食)

離乳食のスタート時期や体調、進み具合によって異なりますが、1歳前の目安量を紹介します。

  • 主食(炭水化物):お粥80~90g(子ども茶碗1杯弱)
  • 主菜(タンパク質):白身魚15~20g、鶏ささみ肉15g、納豆(20g)、チーズ(20g)※どれか1種類
  • 副菜(緑黄色野菜):20~30g(茹で野菜を刻み、片栗粉でとろみを付けたもの)
  • デザート(果物):10g

これくらいの量を1日3回食べるのが理想です。主菜をスープ(水分が多い汁物)にして与えるようにすると、飲み込みやすくなりますし、とろみがついたものばかり! (マンネリ化)を避けられます。

噛む動作にも慣れてきて、バナナくらいなら自力で噛んでの見込めるようになります。

食育アドバイザー
ぜひ、口の中で潰す食材を多く取り入れるようにしてください。そうすると、顎をしっかり使う食べ方になり、早食い・丸飲みを予防できます。

この頃になると体に取り入れる栄養の7割を離乳食から摂ることになります。よく食べる子の場合は、そろそろ母乳やミルクの量を減らすことを考えてもいいですね。1歳を過ぎると栄養面では母乳やミルクが不要になります。

ただし、偏食(野菜を食べない子)の場合は、鉄分やビタミン類といったミネラル分の不足が心配です。その場合はフォローアップミルクや栄養補助食品(赤ちゃん向け)のものを活用しましょう。

1歳~1歳6か月(3回食+間食1~2回)

離乳食後期で、自力で食べ、前歯で食べ物をちぎり、歯茎を使って潰してから飲み込む動作ができる時期です。

この時期の1回の食事量は次のようなものです。

  • 主食(炭水化物):軟飯(子ども茶碗1、うどん半玉弱)
  • 主菜(タンパク質):白身魚(20g)、牛肉(20g)、豆腐(50g)※どれか1種類
  • 副菜(緑黄色野菜):ゆで野菜(40g)
  • デザート:果物10g

1歳を過ぎると、栄養の8割は離乳食から摂ります。牛乳をスタートさせたい人は午前と午後の間食の時に飲ませ始めるといいですね。

ただ、3回の食事をしっかり摂る子の場合は、間食を1回にしてもいいでしょう。この間食もお菓子や果物ではなく、おにぎり、食パン、コーンフレークなどがおすすめです。

主食だけでなく野菜も3食しっかり食べ、前歯で必要な量を噛み切って取り込み、モグモグと顎を動かして食べることができているなら、離乳食を終えても大丈夫です。幼児食をスタートさせましょう。

食育アドバイザー
1歳を過ぎたらほ乳瓶は卒業し、コップでフォローアップミルクや牛乳を飲めているのが理想です。

食べ過ぎる子は、食事の時にコップ飲みの練習を取り入れ、早食いを予防し、水分で満腹を感じるようにするのもいいですよ。

【ポイント4】食べ過ぎる子が控えたいもの

離乳食をよく食べるこの場合、次のようなものは控えましょう。

  • 菓子パン
  • 間食のお菓子
  • 果物(控えめに)

菓子パンは小麦粉がメインで主食(炭水化物)になります。しかし、バター(脂肪)や砂糖(糖類)が多く含まれています。

炭水化物は糖類+食物繊維ですから、ここに更に脂肪と砂糖がプラスされたものになります。菓子パンは高エネルギーの食べ物です。

間食はできればお粥やおにぎり、緑黄色野菜(甘味が強いもの)にしてください。果物も糖類が多いので取り過ぎると肥満の原因になります。

食べる物に気を付けてくださいね。

【ポイント5】機嫌を取るために食べ物を与えるのはNG

ついついやりがちですが、赤ちゃんのご機嫌をとるために食べ物を与えるのもNGです。

よく食べる赤ちゃんの場合、離乳食や母乳・ミルクで必要な栄養素やカロリーを摂取できています。ご機嫌取りのために食べ物を与えると、それが余分なカロリーとなって皮下脂肪になってしまいます。

大人でも間食が肥満の元になりますよね。食べ物で赤ちゃんの気を惹くことは止めましょう。

【ポイント6】食べる以外の楽しみを作ろう

食べたい! という欲求は生まれつき持っている本能的な欲求です。生きるために必要な本能的欲求は非常に強い欲求で、なかなか抑えることができません。

欲求は成長するにつれて徐々にコントロールできるようになっていきますが、その助けとして食べること以外の楽しみを持つようにしましょう。

お絵かき、折り紙、絵本、簡単なルールのゲーム、ボール遊び、公園で遊ぶ、三輪車など、部屋の中や外で遊ぶことに楽しみを感じるように誘ってみましょう。

食育アドバイザー
特に体を動かすことが楽しい! と感じるようになれば、成長してからも運動を嫌わなくなり、健康的な生活を送れるようになります。

食べる量が多いなら、使うエネルギーの量を多くすれば釣り合いが取れます。本能的欲求である食欲を抑えるよりも、体を動かして使うエネルギーを増やす方が比較的楽かもしれませんよ。

ただ、赤ちゃんが嫌がること(むりやり運動させること)は止めてください。赤ちゃんが楽しい、と思えることでエネルギーを消費していきましょう。

【ポイント7】親が大きい場合は赤ちゃんも大きくなる

赤ちゃんの大きさは個人差が大きいのですが、パパやママが大きい場合は赤ちゃんも大きくなる傾向にあります。

ママが小柄な場合でも、パパがガッシリした体格ならそれが遺伝して赤ちゃんが大きくなることもあります。

また、パパもママも小柄なのに生まれた時から通常の子より10cmも身長があった! という子もいます。実は、おじいちゃん・おばあちゃんが大きくて隔世遺伝していた、というケースもありますよ。

大きくなる要素を持つ子の場合は、赤ちゃんの時から大きく、その分、多くのエネルギーが必要になります。

血縁者に大柄な人、長身の人がいる場合は遺伝的な要素を考え、肥満ではなく大きくなる赤ちゃんだ、と思っていてもいいでしょう。

まとめ

赤ちゃんの体型は子どもや大人とは全く違います。離乳食をスタートさせた頃は一番多くの脂肪が体に付く時期なので、太っていると思いがちです。

心配になった時は母子手帳の身体発育曲線を参考にしましょう。この中に治まっているなら普通です。

離乳食は食事の基礎作りになります。成長した後の食習慣や健康状態に影響しますので、ちょっと大変ですがママは離乳食の質・環境に気を配ってください。

離乳食では、食べるものだけでなく、口や顎の使い方、食べる速度にも気を配ってください。食べる量は目安とし、赤ちゃんに合った量にしていきましょう。

もし、食べ過ぎを感じるようなら動いて消費するエネルギーを増やすようにしてみてください。ただし、楽しく遊ぶという方法でエネルギーを使いましょう。

離乳食は食習慣の基礎作りです。極端に肥満を心配することなく、離乳食の質を整えることで対応してください。

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