離乳食をスタートさせて、1歳近くなってくると始まる遊び食べ!
食べ物を手で掴むだけでなく、お皿やテーブルにベタベタ擦りつけたり、床に投げつけたり、皿ごと床に落としたり! 食べ物はオモチャじゃないのよ! と叫びたくなりますが、ママ判断で止めさせていいのでしょうか? ママが取った対策と、その効果も紹介します。
ママ達の体験談
体験談1
[talk words='ひとしきり食べたら遊び食べが始まる。必ず一度は「ダメよ。止めてね」と口頭注意する。それでも止めなかったら、すぐに全部片付ける。' name='ママ' align='l' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/659484.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#b06580' bgcolor='#fffafc' bdcolor='#fc8184' bdstyle='' class='' style='']
体験談2
[talk words='ポケット付エプロンを着けて食事をしていたが、ポケットに入ったごはんで遊ぶようになった。子どもが遊び始める前に先にポケットの中の物を取り出したり、10分くらいで食べきれる量だけお皿に入れたり、食事に対する集中力が切れた所で片付ける。
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体験談3
[talk words='スプーンやフォークを使ってグチャグチャにしたり、料理を握りつぶしてあちこち擦りつけたりするようになった。「止めて」と言っても止めずに怒るし、ママが勝手に料理をさげると怒る。なので、止めることなく、お腹がいっぱいになった頃合いを見計らって「オモチャで遊ぼうか!」と気を反らせるようにした。
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体験談4
[talk words='お腹がいっぱいになると食べ物で遊び始めるようになった。言葉で注意しても理解していなくて聞く気配がない。このため、遊び始めたら「遊んだからもうおしまい」と言って片付けるようにした。
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子ども達の反応
どのママの場合も、子ども達は最初は怒るけれど、繰り返していると「遊ぶと片付けられる」と理解して食べるようになった、ということです。
また、食事の前に体を使う遊びを盛んに取り入れてお腹を好かせておく、というのが有効だったそうです。
もうひとつ、「もうおしまい」という言葉を繰り返し使って片付けていると、おしまいを理解できるようになった、というアンケート結果もありました。
お腹がいっぱいになると遊び始める、という子が多いようですね。この場合は
- 「食べきれる量だけお皿にのせる」
- 「頃合いを見計らって、遊びに誘う」
という方法が有効です。
そろそろ食べ終わるかな、という時期をママが見計らって手を打つと汚れずに済ませることができて、ママのストレスも軽減されます。
食育実践アドバイザーからのアドバイス
[talk words='まず、0歳児は遊び食べをしても全く問題ない時期です。むしろ、遊び食べで好奇心・探究心・チャレンジ精神をしっかり刺激し、集中力を付けるのがお勧めです。
' name='食育ママ' align='l' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/474363.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#3a93c6' bgcolor='#d9edf7' bdcolor='#0d94ec' bdstyle='' class='' style='']
好奇心や探究心などは子どもの心の中からわき上がってくる欲求で、これらは親がいくら教えようと思っても教えることはできません。中断させず、伸ばしてあげたい面です。
好奇心や探究心を抑制すると「自分でやってみよう」「どうなるんだろう?」「こんな風にしてみたらどうかな?」といった、自分で工夫したり、挑戦する姿勢が失われかねません。汚れることや失敗することが悪いこと、と誤った認識を持ってしまう危険もあります。
そうなると、常に親の顔色を窺う子になりかねません。自分で考え、行動できる子に育てるためにも、遊び食べはある程度、自由にさせてあげましょう・
今こそ脳をどんどん刺激するチャンスを!
0歳は脳も感覚も様々な刺激を受けてどんどん成長する時期です。どんどん脳を刺激して、成長を促していきましょう。
まだまだ言葉を正しく理解して指示通りできる年齢ではありませんし、会話できる訳でもありません。我慢もできませんし、自由を謳歌してもいい年齢です。
ママの判断で止めさせるのもOKですけれど、ある程度は自由に楽しませてあげたいものです。遊ぶ・楽しむ・食べる、この3つをしっかり経験した上で、ママが笑顔で終わりを宣言し、うまく気を反らせて、機嫌良く次のことにスムーズに移行していきましょう。
ただ「言っても解らないから言う必要なし!」ではなく、語りかけ、働きかけは必要です。また、習慣として特定の行動を覚えることはできます。
「いただきます」「ごちそうさま」「おいしい」「お腹いっぱい」こうした食事を楽しくする言葉は積極的に教えていきたいものです。手を叩く、頭を下げる、といった動作を伴うと楽しく覚えられることもありますので、マナーも「理解させる」というよりは「丸覚え」で教えていきましょう。
詳しいマナーや作法は3歳を超えてからでOKなので、とりあえず、動作から徐々に教えるようにしてください。