BabyNET

生活リズムを整えてストレスを減らすために。150以上の超具体的な赤ちゃんの寝かしつけのコツ。

【遊び食べの対処法】遊び食べは必要だから子どもに任せる(放置)はOK?!

【遊び食べの対処法】遊び食べは必要だから子どもに任せる(放置)はOK?!

子どもの遊び食べは成長に必要なことと言われています。このため、遊び食べを始めても放置するママがいます。放置は赤ちゃんにとって良いことでしょうか? 具体的な例を見てみましょう。

10か月の女の子のママの体験談

ママ
3食べ物をグチャグチャにし、床に散乱する遊び食べが続き、毎食後の掃除が大変だった。でも、言っても理解できない赤ちゃんだし、気にしているとママのストレスになるだけ。諦めも肝心と思って放置することに。

赤ちゃんの様子

ママ
好きなだけ食べ物で遊び、グチャグチャにする。食べる前に遊ぶので、お腹がいっぱいになる前に食べ物がなくなることも! 食べ物が無くなると泣き出してしまう。でも、誰も相手にしてくれないので酷く泣くこともあり(あまりに酷く泣くとお姉ちゃんが遊んで泣き止ませていた)。

食育実践アドバイザーからのアドバイス

食育ママ
赤ちゃんが遊んでばかりで全然食べてくれない! 一生懸命作った食事を毎日3食分グチャグチャにされ、食べないばかりか掃除や洗濯の手間ばかり増やされては、ママが辟易しますよね。私もそうでした。

ですが、ただ放置するだけは問題外! 絶対にしてはいけません。

キツイ言い方ですが、ただ放置するだけ、しかも子どもがお腹を空かせて泣いているのに放置することは、放置ではなく放棄です。

10か月の赤ちゃんに遊び食べは必要なことです。できるだけ止めずに見守ってあげたいですね。しかし、次の基本は忘れないでください。

  • 1歳半までに、固形物で栄養を摂れるようにする
  • 口をモグモグと動かし、舌と上あごで物を潰して食べることを覚える
  • 自力で(手掴みで)食べることを覚える
  • おかゆ+野菜+白身魚や豆腐+果物が食べられるように練習する
重要!
必ず「食事の時間は、食べ物を口に入れて食べる」「あごを動かす」「自力で食べる」「食べられる幅を広げる」といったことを教えなければなりません。

ただ放置するだけでは、遊びから得られる刺激で脳が活発に動きますが、食事に関する知識は得られません。さらに、噛むことで顎を使わなければ、いつまで経っても食べ物を丸飲みするだけになり、肥満の原因になります。

よく噛む、という動作は胃腸を刺激し、消化能力を高め、満腹中枢を育ててくれます。さらに、噛むことで脳が刺激され、脳内の血流が活発になり、脳が活性化することがわかっています。脳の成長が盛んな赤ちゃんの時期に、しっかりと「食べること」を教えてあげましょう。

ただ放置するだけでは、食事というものを覚える機会と顎や脳の成長の機会を奪ってしまいます。

遊び食べ自体はいいことです。しかし、食事の時間はママが寄り添って食べる姿を見せたり「美味しいね」「こうやって食べるのよ」「自分で食べてみようか」など、声かけをしながら「食事すること」を教えていきましょう。

1歳の男の子のママの体験談

ママがやったこと

ママ
1歳になる頃には離乳食が終わり、ほぼ大人と同じものが食べられるようになった。手掴みでパクパクと食べてくれていたけれど、お腹がいっぱいになると遊び始める。残っているご飯で遊んだり、嫌いな野菜を握りつぶしたり、お茶碗を投げたりして遊ぶ。辞めさせようとするとかんしゃくを起こすので好き放題させた。

子どもの様子

遊び食べママ
食べたいものを食べ、お腹がいっぱいになると好き放題! 汁物と食べ物を合わせてグチャグチャにしたり、お皿を投げたりやりたい放題! でも、満足するとやらなくなり、食事のマナーやルールについて注意されたことを聞くようになった。

食育実践アドバイザーからのアドバイス

食育ママ
結果論になりますが、このママの場合は放置が効果的だったと言えます。子どもの探究心を大切にしつつ、食事の約束事も子どもに聞かせることに成功した例ですね。

この男の子は


  • 「食べ物は食べるものであると解っている」
  • 「自力で食べることができる」
  • 「離乳食が終わっている」
  • 「満足したら人の話を聞ける」

という特徴が見られます。こういう子どもの場合は放置していても、一定時間が経てば話ができますね。

子どもの特徴をよく見た上で、ママがナイスな対応をしたと言えるでしょう。

嫌いな物を食べずに遊ぶ、ということは心配だと思いますが「体にいい物だから」「頑張って食べてみる」ということがスムーズにできるようになるのは3歳を過ぎてから。1歳でガミガミ叱りつけて、無理矢理食べさせる必要はありません。

柔らかいハンバーグに苦手な野菜を混ぜてみて、食べたらめちゃくちゃ褒める。ほんの少しだけ遊びながら食べて、食べられたらめちゃくちゃ褒めるなど「食べられたら褒める」「食べられたらご褒美」といった方法でチャレンジするくらいで大丈夫です。

また、大人と同じ物が食べられるといっても、1歳では、まだ歯が生えそろっていません。繊維質の物や赤身肉など、奥歯も使ってすりつぶすように噛みしめなければならない物は食べられません。顎の力も弱いままです。

離乳食が終わった1歳の子は、プーンやフォークの使い方を覚えると同時に、噛む力(顎の使い方)を練習していきましょう。

9か月の女の子のママの体験談

ママがやったこと

ママ
遊び食べをするようになったけれど、叱ることはなく「お腹が空いたら食べてね」と優しく話しかけることを続けた。

子どもの様子

ママ
お皿の中身をグチャグチャかき混ぜるなど、遊びに夢中になっていたけれど、3週間くらい経つとやらなくなった。

食育実践アドバイザーからのアドバイス

食育ママ
9か月くらいでは、いくら言っても理解しているのか、理解していないのか判断しにくいものです。また、言われたことを正確に理解したり、我慢することができませんから「言ってもムダ!」と思う人も多いですよね。

しかし、このママのように言い聞かせることは重要です。子どもはママの表情、言葉、動作など、あらゆる情報を同時に取り込み、覚えていきます。

ママの指示に従ったのか、子どもが飽きたのか、成長してやらなくなったのか、女の子が遊び食べを止めた直接的な理由はわかりません。

しかし、ママが「食べることを伝え続ける」という姿勢は、食事の環境を整えること、子どもとコミュニケーションを取るという面でとても重要なことです。放置しつつも、ママ流に「食べること」を伝え続けていきたいですね。

ルール無き放置は放棄になる

遊び食べは成長にとても重要なものです。完全に止めさせることは成長の機会を奪うことになりかねません。

しかし、ただ放置しておけばいい、ということでもありません。必ず、ママなりのルールを設けてください。そうでなければ、食事のマナーもルールも知らない上、顎や脳の成長が遅れた子どもを作ってしまいます。

離乳食の目標

離乳食は1歳半くらいまでに完了させます。それまでに必ず

  • 「固形物から栄養を摂ること」
  • 「ご飯+野菜+魚や肉類+果物を食べること」
  • 「(手掴みでいいので)自力で食べること」
  • 「噛むこと(顎の動き)」

を覚えさせましょう。

しっかり食べる子の食事の切り上げ方

しっかり食べる子なら、食べた後、少しの時間食べ残しで遊ばせてから「オモチャで遊ぼうか」「公園に行こう」と誘うなどして食事から他のことに気を向けて「お腹いっぱいだから、食事はおしまい」にしましょう。

あまり食べない子の食事の切り上げ方

食べないで遊ぶことに夢中になる子なら、ごく少量のご飯で遊ばせた後で、ママが一緒にご飯を食べたり、子どもに食べさせようとして実はママが食べちゃう!(ぬいぐるみにママが食べさせてしまう)など、食べたい気にさせる方法で食事をしてみてください。

子どもは「できない!」と感じたら余計にやりたくなるものです。その気持ちを逆手に取る方法などで食事に気を向けましょう。

全然食べない子の食事の切り上げ方

なにをどうやっても食べない子なら、時間を決めて遊び食べを止めさせ、1日5回食など回数を増やしたり、バナナなどエネルギーとミネラル類を補充できるおやつを導入しましょう。栄養補助食品やミルクも活用して栄養失調にならないよう工夫してください。

子供が食事を抜くとこうなる

食事を抜くと低血糖症になって、食べたいということさえできずに、ガタガタ震えたり、痙攣したり、倒れることがあるので要注意です。

2歳からの食育の進め方

2歳を過ぎたら、スプーンやフォークが使えることを目標にします。歯の生え具合を見ながら、奥歯の使い方や噛む力にも注目してください。

3歳を過ぎなければ、我慢したり、理解したり、苦手なものでも考えて食べる、ということはできません。ガミガミしかりつけても効果はありません。

しかし、周囲の状況や繰り返されるルールやマナーは少しずつ覚えていくことができます。好きにさせつつも、基本は押さえる。手を抜きつつもポイントは押さえる放任で見守ってあげましょう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
Return Top