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痛みが怖いけど直母したい|乳頭保護器の上手な卒業の仕方

痛みが怖いけど直母したい|乳頭保護器の上手な卒業の仕方

赤ちゃんが上手くおっぱいを吸えない、乳首の傷が痛くて授乳が辛い。このような時に役に立ってくれるのが、傷を保護しながら赤ちゃんの授乳をサポートする乳頭保護器。

しかし、保護器を使っていると、

  • いつになったら乳頭保護器を使わずに授乳ができるの?
  • どのタイミングで保護器をはずせばいいの?
  • 本当に完全母乳になれる?

といった疑問や不安を抱えてしまうことは少なくないでしょう。

赤ちゃんに直接母乳を飲んでもらうためには、乳頭保護器を使いながらママと赤ちゃんが授乳のコツを掴み、直母の練習を重ねていくことが大切です。

ずっと保護器を使用したままの授乳を続けていると、母乳の分泌量低下や赤ちゃんの乳頭混乱などのトラブルを招いてしまうおそれもありますので、それを避けるためにも、保護器を使った授乳から直母へとシフトチェンジできるように頑張ってみましょう。

ここでは、直母、そして完母を目指しながら乳頭保護器を使っているママに、保護器の上手な活用方法、保護器を卒業するためのポイントをお伝えしていきます。

乳頭保護器を卒業できるのはいつ?直母できるようになるタイミング

乳頭保護器を使用しているママが悩むのが、その「卒業」の時期。いつになったら乳頭保護器をつけずに授乳ができるのか、自分ではなかなか判断が難しいと感じるものですよね。

しかし、直母のタイミングは突然やって来ることも多いもの。気がついたら赤ちゃんが上手に母乳を飲んでいる!と驚くママもたくさんいるのです。

乳頭保護器卒業の目安

  • 赤ちゃんに体力がついた
  • 赤ちゃんが上手に吸えるようになった
  • ママの乳首の傷が治った

乳頭保護器を卒業し、直接母乳が飲めるようになるのは、赤ちゃんが成長してある程度体重が増えて体力がついてきた頃、また赤ちゃんの口が大きく開き、乳頭にしっかりと吸い付くことができるようになった頃と考えられます。もちろん、ママの乳頭に傷がある時は、それが治って痛みがなくなったというのも、保護器卒業の大切な条件。

しかし、赤ちゃんが直接母乳をしっかり飲めているかどうか、なかなか判断がつかないこともあるものですよね。そんな時は、次の2つのポイントにも注目してみましょう。

1.乳頭保護器の使用によって、ママの乳首が赤ちゃんにとっておっぱいを飲みやすい形状になった

保護器を使用して授乳していると、に似の乳頭の形は次第に授乳に適した形になっていき、柔らかく、よく伸びるようになります。陥没乳頭や扁平乳頭のママの場合は、乳頭の形の変化がわかりやすいため、判断もつきやすいでしょう。

2.乳頭保護器を使用して赤ちゃんが上手に母乳を飲めているが、授乳した後にもおっぱいが張る

保護器を使用した授乳では、赤ちゃんが上手に飲んでいても、直接母乳を吸う時に飲める場合と比較すると、実際飲んでいる母乳の量は少ないと考えられます。

授乳後にはママのおっぱいが張ってしまう場合は、乳腺炎などのトラブルを予防するためにも、赤ちゃんにより多くの母乳を飲んでもらえるよう、直母にチャレンジする必要があります。

赤ちゃんがどれくらい母乳を飲めているか知りたい時の目安

乳頭保護器をはずして授乳していると、赤ちゃんが本当に十分に母乳が飲めているか不安に感じることもありますよね。そんな場合は、赤ちゃんの体重増加から母乳が足りているかどうかを判断します。

新生児期の体重増加は、1日30gくらいずつが望ましいとされていますが、あまり神経質に数字にこだわらなくてもOK。

毎日、毎回のように体重を測るのもストレスになってしまいますので、1~2週間で赤ちゃんの体重が150~200gほど増加していれば、しっかり母乳を飲めていると考えて良いでしょう。

まずは傷の治癒を!直母を目指すために欠かせないこと

乳頭保護器なしで授乳できるようになるためには、赤ちゃんが上手に母乳を飲めるようになることも大切ですが、それ以上に大切なのが、ママの乳首の状態を良くしておくこと。傷がある場合は、それを早めに治癒させることが第一です。

乳首に傷ができるということは、赤ちゃんがママの乳首を深くくわえられていない、ということ。

また、ママ自身も授乳に慣れていないため、同じ姿勢でばかり授乳している、乳首の形が授乳に適していないため傷つきやすい、といった理由も考えられます。

傷がある時の授乳は痛みや苦痛を伴いますが、それでも直接母乳を飲ませなければ、乳頭刺激が足りずに母乳の分泌量が減ってしまう、という不安が大きくなり、ママはどうしても無理してしまいがち。

しかし、傷ができているのに無理して授乳してしまうと、傷が悪化してますます痛みが強くなる、授乳そのものがストレスになり、母乳の分泌が妨げられる、それに不安を感じてまた無理をしてしまう、という悪循環に陥ることもあります。

その悪循環を断ち切るためにも、この時期は乳頭保護器の力を借りるのがベストな方法。保護器を使用しての授乳には、

  • 傷への刺激を避けて痛みを緩和し、傷の治りを早める
  • 保護器での授乳の練習を重ねて、赤ちゃんはおっぱいを上手に吸うための乳頭のくわえ方やコツを覚える
  • ママの乳頭の形が授乳に適したものになっていく

というメリットがあります。

乳頭保護器を使用している間は、授乳の練習期間でもあります。練習期間を赤ちゃんとママが乗り越えられれば、必ず直接母乳を飲めるようになりますし、そこから完全母乳を目指すこともできます。一見遠回りに思えるかもしれませんが、母乳育児に焦りは禁物。

気持ちを切り替えて、まずは傷を治すことに専念し、それから授乳の練習に励んでみましょう。

乳首の傷に!授乳中も使える定番クリーム

ランシノー


羊の毛に付着する脂肪質の分泌物を精製したラノリンという成分だけを使ったクリームです。肌荒れを防ぎ、うるおいを与えて肌を保護してくれます。

天然の成分なので、赤ちゃんの口に入っても心配いりません。ママの乳首に塗って、拭き取らずにそのまま授乳ができます。

ピュアレーン


ランシノーと同じく、天然ラノリン100%のクリームです。肌に優しくうるおいを与え、乳頭の傷を守りながら授乳することができます。


紫雲膏


江戸時代に作られたという歴史を持つ紫雲膏は、紫根や当帰などの生薬から軟膏です。保存料などの添加物が一切含まれず、天然成分のみでできているので、ママにも赤ちゃんにも安心です。

馬油


馬の皮下脂肪を原料としている馬油は、古くから火傷や切り傷の治療などに使われてきました。肌になじみやすく、乾燥から肌を守りながら健やかに保ちます。こちらも天然成分ですので、乳首に塗ったまま授乳が可能です。

こうしたクリームなどを乳首に塗り、ラップで保護しておくと、傷の乾燥を防いで治りが早くなるとも言われています。天然成分のみで作られたクリームは、赤ちゃんの口に少量入ったとしても問題はありませんので、授乳の際も安心ですね。

ただし、病院から処方された塗り薬で、天然成分以外のものが配合されている医薬品などを使用する場合は、きちんと拭きとってから授乳してくださいね。

乳首に傷を作らない授乳の仕方

乳首の傷を予防するためには、できるだけ早く赤ちゃんに正しい乳首のくわえ方を覚えてもらう必要があります。

哺乳瓶をくわえる時も、保護器を使って授乳する時も、毎回、

  • 乳首に母乳を少量つけて赤ちゃんの口に近づける
  • 乳首をくわえるタイミングで赤ちゃんの下顎を軽く引いてあげる
  • 足の裏を刺激するなどの方法で、赤ちゃんの口を大きく開く
  • 乳輪付近まで赤ちゃんの口に含むように深くくわえさせる

といったことを意識してみましょう。

赤ちゃんがアヒルのような口でおっぱいや哺乳瓶のニップルをくわえている、下唇が大きく開いてめくれている様子が見られれば、上手に乳首またはニップルをくわえられている証拠です。

赤ちゃんに授乳する際、傷があると痛みや恐怖で深くくわえさせるのをためらうママもいるでしょうが、おそるおそるでは赤ちゃんも深く乳頭をくわえることができず、浅飲みとなってまた傷の原因を作ってしまうことも考えられます。

赤ちゃんがしっかりとおっぱいをくわえなければ、どんな姿勢でも繰り返し傷ができてしまいますので、赤ちゃんの唇がめくれるように開き、しっかりと深く乳頭をふくませることを心がけましょう。

清潔にしすぎても逆効果?!

授乳する前には、乳首を清浄綿などで拭くように産院などで指導されることがありますが、1日に何度も清浄綿で乳首を拭いていると乾燥がすすみ、荒れて傷ができやすくなるおそれもあります。

清潔を保つことは大切ですが、度が過ぎると肌のうるおいまで取り去ってしまうことがあります。清浄綿で拭くのは、数回に1回程度でもOKですので、あまり神経質にならないよう注意しましょう。

直母・完母を目指すための乳頭保護器の上手な使い方

乳頭保護器は、授乳期間中ずっと使い続けるものではありません。保護器を使う目的は、乳首の傷を保護しながら、赤ちゃんに吸いやすい乳首の形を実現し、授乳の練習をすることです。いわば、直接母乳を飲んでもらうためのサポート役としての保護器ですから、保護器を使わずに授乳ができるように、その使い方も考えていかなければなりません。

まず、乳頭保護器の正しい使い方とおっぱいのくわえさせ方をしっかりとマスターしましょう。

乳頭保護器の使い方の基本

清潔にした乳頭保護器は、授乳する直前に取り出して肌に貼り付ける面を少し濡らし、乳房にピッタリとフィットするようにつけます。あらかじめ、保護器の先端に母乳を塗っておくと、赤ちゃんの吸い付きが良くなります。

ハードタイプの場合は、ママの乳首に触れないように保護器をかぶせ、少し母乳をしぼって保護器の中にためてから授乳するのがコツ。

保護器に上下の向きがあるものは、間違えないよう注意しましょう。

おっぱいをくわえさせるコツ

乳房が張っている場合は、圧を抜く程度に搾乳して柔らかくします。保護器を使用する時でも、事前にマッサージなどをして乳頭を柔らかく、よく伸びる状態にしておきましょう。

乳輪の上下を親指と残り4本の指で挟むようにして持ち、赤ちゃんの口に近づけます。

赤ちゃんの上唇を下側の乳輪で、上から下へなでるように動かし、赤ちゃんが大きく口を開けたらそのまま上の乳輪を持ち上げるようにして押しこみ、深くくわえてもらいます。

赤ちゃんの下顎がママの乳房に触れ、下唇がめくれていることを確認しましょう。

直母に近づくためのポイント

乳頭保護器なしで授乳できるようになるために、次のポイントも意識してみましょう。

1回の授乳で直母と乳頭保護器の両方を試す

赤ちゃんが母乳を上手く飲めない時期でも、哺乳瓶や乳頭保護器のみを使用して授乳を終わらせるのではなく、必ず直母での授乳も試してみましょう。できれば、授乳のたびに、最初に赤ちゃんに直接乳首をくわえて飲んでもらうのが理想。

しかし、お腹が空いたり興奮したりして大泣きしている時などは、上手くおっぱいが吸えずにますます怒ったりパニック状態になったりしてしまうことも考えられます。赤ちゃんが落ち着いている時は直母から、泣き止まない時は乳頭保護器からなど、順番はその都度変えていきましょう。

そして、直母、乳頭保護器両方での授乳をして、それでも足りなければ搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませたり、ミルクを足したりします。

この時期、ママは一回の授乳でやることが多すぎて大変ですが、赤ちゃんが直母に慣れるまでの辛抱です。無理のない範囲で頑張りましょう。

直母の練習は赤ちゃんがうとうとしているタイミングで

乳頭保護器を使っていると、赤ちゃんが直接おっぱいを吸うのを嫌がってしまう、乳頭混乱と似たような状態になることがあります。赤ちゃんが嫌がって直接母乳を飲んでくれないと、授乳の練習もなかなか進みませんし、乳房への刺激が少なくなり、母乳分泌にも影響することも考えられます。

そのような時は、赤ちゃんがうとうとしているタイミングで直接乳首をくわえさせると、スムーズに母乳を飲んでくれることも。できるだけ直母の時間を取れるよう、工夫をしてみてくださいね。

こうした方法を試していくうちに、赤ちゃんも上手に母乳を飲めるようになりますし、ママの乳首も形よく、柔らかく、赤ちゃんが吸いやすい形へと変わっていきます。

乳頭保護器を使った授乳は時間も根気も必要ですが、続けているうちに直接母乳を飲めるようになり、いずれ完母になることも可能です。諦めず、しかしストレスを溜めないように、ゆっくりじっくり授乳に取り組んでいきましょう。

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