パパとママ、男性と女性では、同じ状況でも「してほしいこと」「してあげたいこと」「した方がいいと思ったこと」が違っていることが多いものです。
お互いへの気遣いがあったとしても、その方向性が違っていると、思わぬケンカの火種となってしまうかもしれません。
ここでは、2つのテーマにおける夫婦の気遣いの違いと、それに伴う衝突を予防する方法について、見てみましょう。
ママの具合が悪い…そんな時、食事はどうする?
ある日、ママの具合が悪くなって寝込んでしまったとします。ママは食事の支度も、子供のお世話もできません。
パパに「具合が悪いから寝てるね。ご飯は作れそうにないわ、ごめんね」とメールをしました。そんな時、パパはどうしますか?
ここで「オレは外で食べるからいいよ」と答えてしまうパパは、気遣い下手と言えるでしょう。
パパは、ママの負担にならないようにと考えて外食してくると告げたのかもしれません。
しかし、それではママと子供のご飯は誰が用意すればいいのでしょう。具合の悪いママを台所に立たせますか?小さな子供に自分でご飯を用意させますか?
こんなパパは、気を遣っているつもりでも自分のことしか考えていないと思われてしまうのです。
ママが望んでいることを聞き出そう
「パパに早く帰ってきて食事の支度をして欲しい」
あるいは
「お惣菜でもお弁当でもいいから、家族の分の食事を買ってきて欲しい」
です。
パパに帰ってきて食事を作って欲しいというのは少し高望みかもしれませんが、せめて子供の分くらいは何か用意して欲しい、できればママにもおかゆか何か買ってきて欲しい、というのがママの望んでいる「気遣い」。
パパが一人だけ外食しても、ママと子供はお腹をすかせたまま。ママに何も言われなくても、想像力をはたらかせて対応を考えることが必要ですね。
わからなければ聞けばいいじゃない
どうすればいいかわからない時は、
「何か買って帰る?」「食べたいものはある?」と必ずママに聞くこと。
気遣い上手なパパになるには、まず相手の望んでいることが何かを知ることが大切です。
気を遣っているつもりが、結果的にパパが自分だけ楽をしていることになってしまっては、パパも不本意でしょう。
相手の望む気遣いができてこそ喜ばれるものですから、パパもママがどうして欲しいかをしっかり聞き出し、把握するようにしましょう。
次の記事では、休日の過ごし方における「気遣い」についてです。