生後3ヶ月になると、赤ちゃんもよく動き、さまざまな成長が見られるようになってきます。
生まれてから生後3ヶ月までは、赤ちゃんの体がぐんぐん成長する時期ですので、出産直後の写真などを見返してみると、その成長ぶりにあらためて目をみはることもあるのではないでしょうか?
そこで気になってくるのが、肌着やベビー服、オムツなどのサイズや、選び方について。
出産前に買った肌着が着られなくなってきたり、オムツもちょっとキツそうになってきたりすると、そろそろサイズアップを考えるでしょう。
しかし、生後3ヶ月という時期は、ベビー服やオムツのサイズ選びがなかなか難しい時期でもあります。ベビー服は60?70? オムツはSとMどちらがいいの?! と、迷っているママも多いかもしれませんね。
また、ママ友や親戚の赤ちゃんにプレゼントをと考えた時、生後3ヶ月くらいの時期はどのサイズの、どんなベビー服がいいか、悩んでいる方もいるかもしれません。
ここでは、生後3ヶ月の赤ちゃんの特徴とともに、服やオムツのサイズ、選び方などをお伝えしましょう。
生後3ヶ月のベビー服やおむつのサイズ、いくつがいい?
生まれた時よりもずっと大きく成長した赤ちゃん。そろそろベビー服やオムツもサイズアップする時期ですが、サイズの選び方について迷っているママも多いかもしれません。
そこで、目安となるサイズの考え方をあげてみましょう。赤ちゃんの体重や体格によって、また服やオムツのメーカーによって違いはありますが、ご参考にしてくださいね。
ベビー服のサイズについて
新生児期は50~60といった肌着を着ることが多い赤ちゃんですが、生後3ヶ月を過ぎるとそれもだんだんと小さくなってくるでしょう。しかし、70や80といったサイズではまだ大きいと感じるのではないでしょうか。
それでも、この時期に新しくベビー服を買う場合は、やはり70以上のサイズがオススメ。
赤ちゃんは短期間で急激に成長することもありますので、その成長具合によっては、60のピッタリサイズを選んでもすぐに着られなくなってしまうおそれがあるのです。大は小を兼ねるの精神で、少し大きめのベビー服を選び、腕や足の部分をまくって調節してあげると良いかもしれません。
また、この時期の赤ちゃんは寝ていることが多いとはいえ、動きも活発になってきますので、裾が広がっていいるドレスタイプよりは、股下の部分が開閉できるタイプのコンビ肌着、カバーオール、あるいはツーウェイオールなどを選ぶとよいでしょう。
ただ、あまりに大きすぎるベビー服はNG。
その理由は、赤ちゃんの動きを妨げてしまうため。これから寝返りが始まり、動きも激しくなる赤ちゃんですので、その邪魔にならないように、調度よいか、やや大きめと感じられるサイズを上手に選んであげたいですね。
生後3ヶ月の赤ちゃんにベビー服をプレゼントする場合も、70を選んでおけば、小さくて着られないということはまずないでしょう。
または、これからの成長を見越して、ちょっと先の季節から着られる素材の80のベビー服を選ぶのもオススメ。長く着ることができるので、意外に喜ばれるかもしれません。
オムツのサイズについて
そろそろオムツが小さくなってきたと感じるのも、やはり生後3ヶ月頃から。今まではSサイズのオムツを使っていたママも、そろそろMサイズにしようかなと迷い始めているのではないでしょうか。
オムツはメーカーによって大きさやサイズに若干の違いがありますが、おおまかな目安は
- Sサイズ:生後1~3ヶ月 体重4~9kg程度
- Mサイズ:生後3~15ヶ月 体重6~11kg程度
となっているようです。
しかし、オムツはただ月齢や体重で考えるのではなく、赤ちゃんの体型にフィットするかどうかや、赤ちゃんの動き方などを見てサイズアップを検討することが大切です。
- オムツを正しくあてていても、おしっこやうんちが頻繁に漏れる
- テープがうまく止まらない
- 赤ちゃんの背中側に隙間ができる
- 赤ちゃんの足の付根にオムツの跡が残る
といった変化が見られたら、そろそろMサイズにしてもいいのかもしれませんね。
生後3ヶ月ってこんな時期
まずは、生後3ヶ月の赤ちゃんがどんな様子なのか、簡単におさらいしましょう。
赤ちゃんの体の様子
生後3ヶ月には、身長は出生時よりも約10cm以上伸び、体重は約3倍になると言われています。
具体的な数値の目安は、以下のとおりです。(身体発育曲線/平成22年乳幼児身体発育調査報告書より)
身長- 男の子 57.5~66.1cm
- 女の子 56.0~64.5cm
- 男の子 5120~8070g
- 女の子 4840~7530g
この数値を見ると、男の子の方が若干大きい印象がありますが、生まれた時の赤ちゃんの身長や体重、またその後の発育ペースはそれぞれに違うため、男の子と女の子ではどちらが大きい、または成長が早いなどと、一概に比較することはできません。
睡眠や授乳、動きの特徴
生後3ヶ月は、新生児の頃よりも眠る時間が長くなったり、授乳の間隔があいてきたりすることが多くなるため、生活リズムを意識し始める時期です。
この時期からは赤ちゃんは睡眠ホルモンであるメラトニンを自分自身で作れるようになってきますので、だんだんと眠りのリズムができてきます。また、寝ている間には、成長ホルモンが分泌されるようになります。
それでも、まとめて眠る時間は長くても4~5時間といったところ。
浅い眠りであるレム睡眠と深い眠りであるノンレム睡眠が繰り返される周期はまだ短いため、夜中に何度か泣いて起きることもあります。ママを始め、周りの大人は睡眠不足が続く時期です。
また、このころから首がすわりはじめて、うつ伏せにするとしっかりと首を持ち上げる、手足をバタバタさせる、おもちゃを握るなどの動作が見られるようになります。
運動量が増えて、少しずつ動きが器用に、そして活発になっていきますので、次第に赤ちゃんから目が離せなくなっていきます。
生後3ヶ月、赤ちゃんも成長し、ベビー服やオムツのサイズ選びにも迷う時期ですね。上記のサイズの目安や選び方をご参考に、上手にベビー服、オムツをサイズアップしていってくださいね。