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発達の遅れは何科に行くべき?何回通えば、診断してもらえるの?

発達の遅れは何科に行くべき?何回通えば、診断してもらえるの?

子供の発達に遅れがあるように感じた時、必ず「専門医に相談した方がいい」と言われます。でも発達の遅れに関する専門医って何科にいるか、知っていますか? 

子供の発達の遅れについて診断ができる専門医について、まとめました。

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発達の遅れが気になったら「小児神経科」へ

子供の発達の遅れが気になる時、乳幼児健診や発達支援センターに相談すると思います。しかし、健診や発達支援センターには発達について診断できる医師はいません。

子供の発達について診断できるのは医師であって、保健師や臨床心理士は診断できないんですね。(月1回などの頻度で医師が居ることはあります)

子供の発達について診断できる医師は小児神経科の医師です。子供の発達に遅れがあると感じた時、どんな病気なのか診断を受けたいなら小児神経科に行くことを覚えておいてください。

小児神経科はどんなところ?

小児神経科というのは、小児科の中でも子供の脳や神経に関する病気などを診るところです。

引用
小児神経はけいれん、運動・知能・感覚・行動または言葉の障害など脳、神経、筋に何らかの異常がある小児の診断、治療、指導を行う科です。

【引用元】一般社団法人 日本小児神経学会

発達に遅れがある子供は、脳や神経、筋肉などにトラブルがあるケースが多いと言われています。親のしつけが悪いとか、わがままで問題行動を起こしている訳ではないんですね。

  • なかなか喋らない
  • 歩いたり走ったりできない
  • 縄跳びができない
  • けいれんを起こす
  • 食事の時にしばしばむせる
  • 箸で小さなものをつまめない
  • ケンカが多くて友達を攻撃することが多い。

こんなことが頻繁に見られる場合は、脳や筋肉、体の機能に問題があると言われています。気になる場合は専門医=小児神経科の医師に相談してみましょう。

小児神経科が見付からないときは?

残念なことに「小児神経科」という名前を表に出している病院や施設はほとんどありません。多くの場合「小児科」とまとめられています。

それじゃ、探せない! と思いますよね。そんな時は小児神経専門医という医師を探しましょう。

引用
小児神経の看板を掲示している病院はまだほとんどありませんが、成長発達期におこる脳・神経・筋の障害を診るのに必要な知識・技能・経験のある医師(小児神経専門医)は、全国で約1,000人おります。

【引用元】一般社団法人 日本小児神経学会

日本小児神経学会のHPに、医師の名簿が掲載されています。日本小児神経学会が認定する小児神経専門医、発達障害の診療ができる小児神経専門医などの名前と、勤務先の病院名が掲載されているので、参考にしてください。

Screenshot【一般社団法人 日本小児神経学会】

発達に関する診断は事前準備が不可欠

発達に関する診断は、ひとつのテストで結果が出せる、というものではありません。「乳児期の成長」「幼児期の成長」「集団の中での様子」「医師との対話」など、いろんな場面での子供の様子を医師が観察し、総合的に判断します。

このため、受診前に、子供の成長記録や今の状態を親が医師に説明できるように準備しておきましょう。また、病院や施設によっては、受診する時に持参しなければならない書類があります。受診する施設を決めたら、必ずHPをチェックしましょう。

  • 母子手帳
  • お薬手帳
  • 問診票
  • 保育園や幼稚園での様子を記入書類(担任が作成する書類)
  • 発達支援センターや小児科医などの紹介状

こうした書類を要求されることがあります。施設によって違うので、必ず確認して準備してください。また、初診でも予約必須だったり、初診の受付停止だったり、半年~一年待ちということもあります。

小児神経科は、風邪を引いた時のようにいつでも受診できる科ではありません。事前確認を必ずしておきましょう。

どんな施設で、どんなことを聞かれるのか。参考になる病院を紹介します。

Screenshotどんぐり発達クリニック

こちらは東京都世田谷区にある病院です。HPに掲載されている「問診票」を読んでみてください。発達の診断を希望した場合、大抵、この問診票の内容を医師に聞かれます。どこの病院や施設を受信する場合でも、この問診票に書かれていることには答えられるように準備しておくとスムーズに医師と話ができますよ。

専門医に行くなら就学前がお勧め

発達に関する診断はできれば就学前に受けておくといいと思います。診断を受けると「この病気の人にはこういう傾向があり、こんな対策が望ましい」といった先を見据えた対応策を考えることができます。

小学校に通うようになると自力で対応しなければならないことが増え、大人が関わらない子供だけの付き合いも多くなりますし、勉強もしなければなりません。

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発達に遅れがある場合、就学後は色々な場面で本人が困ったり、困っているけれど周囲に手助けをお願いできなかったり、いわゆる「生きづらさを感じる場面」が増える可能性があります。

一方で、発達の遅れに合わせて環境を整えてあげれば、本人が気持ちよく学校に通えるようになります。どんな環境を整えてあげるといいのか、どんなサポートが望ましいのか。こうしたことを事前に把握するためにも、就学前に診断を受けることを検討するといいと思います。

なお、次のような理由もあるので就学前の診断を検討してみてください。

  • 発達の診断をしてくれる施設は数が少なく、予約が取りにくい
  • 発達の診断をする施設は「初診は月・木の午前中のみ」といったような、受診日を限定しているケースがよくある
  • 小学生になると学校があるため、平日に受診することが難しくなる
  • 診断してもらうために、何度も通院する必要がある

発達の診断が可能な病院の都合から言っても、就学前の方が受診しやすいと思います。

発達診断は時間がかかる

発達に関しては、1回の受診ではなかなか診断してもらえません。

  • これまでの成長の記録
  • 集団の中での子供の反応
  • 医師との対話
  • 新版K式発達検査2001やWISC-IV検査などの検査結果

こうした複数の結果を総合して医師が判断します。このため、最低でも2~3回は受診しなければならないケースが多いようです。

さらに1回の受診時間も長くなります。新版K式発達検査2001の検査は30分くらい、WISC-IV検査という検査は1時間くらいかかることがあります。

病院に行って帰ってくるだけで半日必要になることも珍しくありません。時間に余裕を持ち、待ち時間も長くなるという気持ちでいるといいですよ。

私の娘が診断を受けた時の経験談

私には2歳頃から言葉の発達に遅れが感じられる娘がいます。2歳の時に保育士に「発達障害児です」と言われました。

  • 指さししない
  • クレーン現象が見られる
  • 単語ばかりで、2語文をなかなか話せない
  • 個別に指示されると行動できるが、全体指示が聞けない
  • 言葉だけで指示されるより、イラストや作業工程を記した紙を見せられる方が理解し易い
  • パソコンに保存されている、200以上のビデオファイルの名前と内容を覚えている(ファイル名は20170318100811といった数字の羅列。「Aちゃんが運動会でXXしているビデオ見せて」と娘に言えば、間違いなくそのファイルを探し出してくれる)

2歳のころから娘にはこうした特徴が見られました。年齢を重ねるにつれて、言葉の遅れ・コミュニケーション能力の低さが目立つようになりました。

  • 心理相談員による新版K式発達検査2001という検査
  • 臨床心理士によるWISC-IV検査
  • 言語聴覚士による、言葉の指導
  • 民間の塾で、少人数によるソーシャルスキルトレーニング

2歳以降、娘はこうした検査や療育を受けていました。しかし、医師による診断は受けていませんでした。特に診断を受けなくても不都合はない、と思っていましたが、就学後、担任や教育委員会の担当者などと話をする際に、再三、「医師の診断は受けないのか?」と指摘されるようになりました。

このため、小児神経専門医の診断を受けることを検討しました。幸い、学校行事の関係で平日の午前中に病院へ行ける日があり、隣の自治体に小児神経専門医がいる施設がありました。また、予約なしでも受診可能というラッキーな施設でした。

  • 新版K式発達検査2001やWISC-IV検査の検査結果
  • 病院のHPに掲載されていた問診票
  • 学校の成績表
  • 療育手帳

過去5年分の記録を全て持参し、受けている療育施設で指摘されている事項などを説明しました。そうした所、約30分の診察時間で診断してもらうことができました。初めて専門医による診断(病名)をもらったのです。

私の娘は1回の受診で診断してもらうことができました。ただし

  • 予約なしで受診できた(運が良かった)
  • 5年分の発達に関する継続的な検査記録などが揃っていた
  • 娘の発達障害が軽度で、それなりに医師とやりとりができたこと
  • 親が娘の発達について説明するのに、それなりに慣れていたこと

こうした条件が揃っていたので、1回の受診で診断を受けられました。担当医は笑いながら「普通なら初診で親に診断名を告げたりしないんだよね」と言っていました。かなり特異な例のようです。

一応、1回の受診で診断してもらえることはありますが、そこには発達に関するまとまったデータが欠かせないと言えそうです。

発達に遅れを感じたら、小児神経科を受診

発達に不安があって、診断を受けたい場合は小児神経科を受診してください。ただし、小児神経科という看板を掲げている病院や施設は少ないので、小児神経専門医を探しましょう。

日本小児神経学会のHPに、小児神経専門医の名前や勤務している施設名が紹介されています。

重要
小児神経専門医がいる施設は数が少なく、希望した時に直ぐ受診できるとは限りません。また、これまでの発達の記録や、保育園や幼稚園での様子など、子供のことを説明する事前準備も欠かせません。受診する時は事前準備をした上で、時間に余裕を持った日程を考えましょう。

子供の発達について考えると不安が募って仕方がない、と思うパパやママも多いと思います。ですが子供に対してサポート態勢を整えてあげれば、本人が感じる辛さを軽減できます。

サポート態勢を整えるために、小児神経専門医の診断や助言は役立ちます。少しでも気になった方は、早めに医師を探して受診準備をするといいと思います。

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