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共働きでも家事は妻の負担|激務の夫を変えた妻の忍耐力

共働きでも家事は妻の負担|激務の夫を変えた妻の忍耐力

私は結婚3年目で週に3日~4日9時から16時まで近所のスーパーでパートをしている主婦です。子供は1歳3か月で現在、2人目を妊娠しています。

主人は自動車の整備関係の仕事をしているため、体力を使う仕事です。リコールがある時期や、お客様の来店の都合に左右されるため1年を通してほぼ残業で、帰宅時間は毎日子供が寝たあとの22時台で深夜になることも多いです。

激務の夫。子供が産まれて一気に増えた負担

年齢は私の方が3歳年上なのですが、主人は男らしく何事も自分の思った通りに真っ直ぐに動くタイプの性格なので何でも主人が決めて、私はそこについていくだけです。それで私たちは昔から上手くやれているので私も苦にはなりませんが、子供がうまれてからは話が違ってきます。

子供がうまれてからは必然と朝から晩まで家事と育児は私1人で行わなければなりません。お互いの実家が少し離れた所にあるので頻繁に親には会えませんし、子供も認可保育園に落ちて一時預かりで通わせているのでお金もかかるため、尚更パート時間を減らすことはできないのです。

朝、保育園に預けるために主人と子供を6時に起こすため、私の起床時間は5時です。主人のお弁当を作り、朝ご飯を作るために私は彼らよりも1時間早起きします。ですが最近は、主人は帰宅して疲れ果ててお風呂に翌朝入るためお風呂の準備で4時半に起きます。

妻は母親代わり!?もどかしさで流す涙

主人は夕食の片付けもせず、会社に持って行ったお弁当箱も洗ってこないし、お弁当袋にいれたままです。電気とエアコンをつけたままソファーに倒れるようにして朝まで寝てしまうので、電気代もかかるし、そんな寝方をすると疲れがとれないだろうからどんなに遅くても私は起きて待っているようにしています。

正直、今の月齢だと子供も夜泣きをするし、妊婦なのでお腹も大きくなりトイレが近いため熟睡ができないのですが、主人はそれらを当たり前のように思っていて疲れているのだから仕方がないと言います。

そんな日々が続くにも関わらず自分で朝目覚ましをかけるだとか、「明日何時に起こして!」など言うこともありません。全て私から尋ねるばかりで、私のことをお世話係の母親のように思っているんじゃないかと時々悔しくて、もどかしくて涙が出ます。

それでも夫を支えようとする妻

それでも激務に耐え私たち家族を養ってくれているので文句は言えません。2人目がうまれたら状況も変わるだろうし、今はこの思い通りにいかない日々をどうにか乗り切るしかありません。

主人は元々は根が優しく子煩悩な人なのですが、今は体が疲れていて余裕がない日を過ごしているのでイライラしやすいのだと雰囲気で感じます。子供とは朝ごはんの時に30分ほど会えるだけです。

休日もほぼ1日寝ているか携帯を触るかしているので、携帯を触る時間があるなら休みの日ぐらい何でもいいから手伝って欲しいものですが、平日にプライベートの時間が全くないことを思うと、「手伝って」の一言が言えずにいます。もしも私がここで不平不満を言ってしまえば気を悪くして今後の夫婦仲も悪くなりそうな気がして言えません。

共働きなのに家庭では一方的な負担。状況打破のためにしたこと

子供の前で喧嘩は絶対にしたくないけど、私だって時には仕事に家事に子育てに頑張っているのに誰からも評価されない孤独さに潰されそうになります。どうにかしてこのやり場のない気持ちを分かって欲しいという思いが日に日に大きくなり、このままでは気持ちが爆発してしまいそうなので1人で作戦会議をしました。

まず、私が主人にしてもらいたいことを決めたのです。それは何でもいいので「ありがとう」と言ってもらうことです。文句を言えば気を悪くするのは分かっているので「ありがとう」と言ってもらえるように逆に主人の喜ぶことをするようにしました。

疲れて帰ってくるので毎日大好きな缶ビールを用意しておき、食事の時に出します。そして主人が何も言わないのならば私から細かく「忙しかったね、体大丈夫?」「お弁当箱も忙しい時は洗わなくていいからね」「食べたら私に任せて、ゆっくりしててね」などと敢えて優しく声をかけていきました。

そして、パートが休みの日は少しでも肩を揉んだり足を揉むなどしてマッサージをしました。

続けていく中で、私も今まではやっつけ仕事のように淡泊に主人に接していたんだなぁということに気づくことができ、私の方から「いつもありがとうね」「きつかったね」「大変だったね」など労う言葉を自然とかけられるようになりました。

私がして欲しい、言って欲しい言葉を求めてばかりいたけど主人だって優しくされたいはずだと感じたのです。

それからは、ムカつくことがあっても理不尽なことがあっても何でも「いいよ」と受け入れて、主人が気持ちよく過ごせるような環境を作っていき、私は仏様ではないので溜まった不平不満は友達に吐き出させてもらって吐き出し口を作っていました。

そして、段々と主人からも「ビールありがとう」、「早起きして大丈夫?」などの声をかけてもらえるようになり、第一の目標も達成したのです。

感謝のお返し?変わり始めた夫

この頃から主人の態度も少しずつ変わってきたように思います。ご飯を食べた後は食器を流しまで持ってきてくれるようになりました。

また、お弁当箱も会社できれいに洗って持って帰ってきてくれて、キッチンに置いててくれるようになったのです。

疲れているのでお風呂は朝入ることは変わりませんが、私が主人の夕食後にお風呂に入っていると、いつもなら爆睡していたのに、その間に洗い物をしてくれていたり、お風呂上りに飲む水を用意してくれていたりするのです。

他にも朝、自分がお風呂に入る時に家族みんなの洗濯物をネットに入れてくれたりと徐々に徐々にと私が何も言わなくても動いてくれるようになったのです。

夫の心を動かした妻。妻の心に気づき始めた夫

そして休日に主人と住宅展示場を見に行った時に営業マンの方から「家事してますか?僕も子供がまだ1歳だけど何もしなかったら妻がめちゃめちゃ怒るんですよ」という話が出たのです。

すると主人は「何もしてませんし、何も言わないです」と言ったのでその営業マンから「いいな、奥様が優しいですね~」というお言葉を頂いたことで鈍感な主人も少しは私のありがたみを感じてくれたようです。

後できくと、職場でも同じように「○○さんの奥さん優しい」とか、「内助の功ですね」など言われているみたいで、それを聞いて今まで辛抱してきて良かったと気持ちが晴れて報われた思いがしました。

主人の性格から褒めたり、労ったりすることで主人の意識を少しずつ変えることができたのですが、特に良かったことは家事育児に追われていた私が主人の大変さに気づけて主人の身になって優しく声をかけたり微笑んだりすることができるようになったことです。

そのおかげで以前よりも夫婦仲がよくなり、今では協力し合って家事と育児をしています。主人は休みの日は自分から掃除機をかけたりお風呂を洗ってくれたり、子供を公園に連れて行ってくれるようになってくれて今までと全然違います。私もすごくすごく助かっています。

もしも、同じように一人で仕事、家事、育児と抱えて苦労されている奥様がいらっしゃるのなら私から言えることは「よくご主人を観察していくこと」です。

ご主人の性格によって思いを伝えた方がいいタイプだったり、私みたいに辛抱した方が良かったりとあると思います。この方法は即効性はないし、奥様の方が思い通りにいかないことが多いと思いますが、長い目でみてご主人を変えていけるチャンスをつくることができます。

そして、他人から羨ましがられると男の人は喜んだり、実感するみたいなのでそういった環境をあえて作るのもいいかもしれませんよ。

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