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全然わからなかったけどできた|フリーランスママに必要な確定申告と節税

全然わからなかったけどできた|フリーランスママに必要な確定申告と節税

「自宅で仕事ができる!」とフリーランスで仕事を始めたのはいいけれど、税務署ってなに? 確定申告ってなに? 帳簿って?! と疑問に思ったママ・フリーランサーさんはいませんか?

私も「会計って? 帳簿ってどうやって作るの?」と疑問でした。

そんな、フリーランサーとは切っても切れない「会計と節税の知識」を紹介します。

会計は避けて通れない

フリーランスで節税するために会計は必要
クラウドソーシングのサービスを利用し、自宅で仕事をするのは簡単なのですが、報酬を得たら収支をまとめて確定申告をしなければなりません。

1月1日~12月31日の収支をまとめ、翌年の3月15日までに確定申告をします。確定申告のためには「いつ」「どういう名目のお金が」「いくら動いたのか」ということを記録し、一年分を集計する必要があります。

例えば、1/20にブログ記事を納品して3000円の報酬をもらい、クラウドソーシングのシステム利用料300円を支払ったとします。この場合、

  • 1/20に原稿料として3000円を受け取った
  • 1/20にシステム利用料300円支払った

こうした記録を残していきます。記録とともに、裏付けとなる領収書などを保管しておきます。「全然わからないし、面倒!」という場合は、税理士さんと契約して丸投げすることもできます。契約内容によるようですが20万円くらいから契約ができるようですよ。

会計ソフトを使うと会計処理が楽

フリーランスママにオススメの会計ソフト
会計については、ひとつひとつの取引をエクセルファイルやノートに書き出して管理することもできます。これが一番安価な方法です。

しかし、簿記の知識がないと全ての帳簿を自作し、集計することはできません。また、ノートだと1か所間違えると修正が非常に大変です。

会計処理を簡単に済ませるなら「会計ソフト」を使いたいですね。ソフトを購入してパソコンにインストールする方法もありますが、お勧めはオンラインで使う会計ソフトです。

PC破損のリスク、ソフトのヴァージョン、確定申告、サポートを受けることなどを考えると、ソフトをインストールするのではなくネット上でソフトを使う方がメリットが大きいです。

個人事業主向けの会計ソフト(クラウド版)はいろいろありますが、

  • MFクラウド確定申告
  • やよいの青色申告オンライン
  • 会計ソフトfreee

などが有名です。

オンラインの会計ソフトは大体1万円前後で1年間利用が可能ですが、どれも無料体験期間や無料プランがあります。サポートの有無、無料期間、ソフトの使い勝手などを体験してみて自分に合うものを選ぶといいですよ。

私はMFクラウド確定申告を利用しています。料金は月額800円。登録した銀行口座のデータを自動で取り込んでくれますし、メールサポートやチャットサポートも受けられるのが便利です。

節税のために青色申告をしよう!

フリーランスには青色申告がピッタり
ママ・フリーランサーなら絶対に外したくないのが「青色申告」です。もう、これは節税のために絶対条件とまでいっていいでしょう。

確定申告の方法には「青色申告」と「白色申告」の2つの方法があります。昔は「白色申告はおおざっぱな会計管理でOKなので楽!」というメリット(?)がありました。

しかし今は白色申告でも会計処理の内容・方法は青色申告とあまり変わりません。おおざっぱではダメになったんです。

同じ会計処理をするなら「お得」な方がいいですよね。だったら断然「青色申告」がいいんです。なんといっても「控除の額が大きい」ので節税効果が高いのです。

まず青色申告するには、開業から2か月以内か、3月15日までに『所得税の青色申告承認申請書』という書類を税務署に提出します。個人事業の開業届出と一緒に税務署に提出するか、既に開業から2か月経った! という場合は確定申告の時に出すのがいいですね。

青色申告の場合、65万円の控除を希望するなら「複式簿記」を、10万円の控除を希望するなら「簡易簿記」という方法で取引の内容を記録し、帳簿を保管することになります。

どうせなら65万円控除を受けたいですよね。複式簿記という方法で記録を残し、貸借対照表を作らなければなりませんが、これは会計ソフトを使えば簡単にできます。簿記の知識がなくてもできるから嬉しいですね。

青色申告の場合は、控除以外にも

  • 家族を従業員として給与を支払い、その給与を経費とできる
  • 30万円未満の固定資産(パソコンなど)を一括償却できる(減価償却を考えなくていい)
  • 赤字が出ても、その赤字を翌年に繰り越せる

といった会計上のメリットがあります。

例え会計がよくわからなくて得なのかどうか「?」でも、10万円の控除でもいいので青色申告にしておくと、会計がなんとなく理解できるようになってくると後から「よかった!」と思えると思います。

簿記の資格はあるといい? 取得の費用は?

フリーランスと簿記の資格
簿記の知識があるほうがいいか? といえば、やっぱり「知っておくといい」と言えます。3級レベルの知識があれば、会計ソフトなしで複式簿記ができるようになりますし、サポートサービスなしで会計ソフトを使いこなせるようになります。

どうせ勉強するなら、簿記3級の試験を受けよう! 合格すればアピールポイントになる! と私は思って勉強し、試験を受けました。近所の税理士事務所のパート募集(週3日の勤務。時給1200円!)の条件に「簿記3級」というのがあったのも勉強しようと思った理由です。

簿記3級の資格は高校生が「大学入学試験に有利」「就活で使える」として取得することもあります。独学でも通信教育でもいいので勉強し、商工会が年3回開催している試験を受け(120分間で5問解く)70%以上正解していれば合格です。受験資格はなく、誰でも希望すれば受験ができます。

簿記はルールを覚え、ルールに従って正確に足し算・引き算ができればOKです。電卓を使って計算OKなので、落ち着いて計算すれば合格できます。簿記3級の受験料は2570円です(2017年1月現在)。

私は簿記の「ぼ」どころか、家計簿もまともにつけたことがありませんでした。会社勤めをしている時も「源泉徴収票? あぁ、なんかもらったなぁ」レベル。

どんな参考書をどれくらい買ってどんな勉強をすればいいのかサッパリ解らなかったし、周囲には誰も簿記の知識を持つ人がいなかったので、通信講座ユーキャンを利用しました。

私が利用した通信講座では、参考書5冊、問題集2冊、過去問1冊、要点をまとめたミニノート5冊(単語帳のような重要ポイントをまとめたノート)、添削問題と模擬試験、さらにわからない点は質問できるサービスが付いて39000円でした。

高い! と思うかもしれません。私も「高い!」と思いました。ですが、右も左も解らない。教えてくれる人がいない。回り道はしたくない。一発合格目指したい! という場合は、おすすめです。絶対、合格するセットになっています。

中でも、解らない所を解るまで質問して教えてもらえる。それも自宅にいて、自分の都合のいいときに勉強して質問し、回答してもらえる、というのは、育児や仕事をしているママにはとてもありがたいサービスですよね。

勉強期間は3か月~6か月が一般的のようです。
早い人は1か月の勉強で合格するとか! 私も1日30分~1時間くらいの勉強時間で3級試験一発合格でした。試験問題は30分くらいで解き終わるくらいでしたよ。

決して難しいものではないので、ルールを覚える、という意味で一冊、簿記に関する本を読んでみてはどうでしょう? 試験を受けるかどうか別として、まず本屋にある参考書をサラッと覗いてみるといいと思います。

フリーランサーなら会計知識は不可欠

フリーランスと会計知識
自分で収支を管理し確定申告するフリーランサーにとって「会計」は一番大きな壁かもしれませんが避けられないものです。

確定申告する時は節税のために「青色申告」を選びたいですし、その中でも「複式簿記」を選んで65万円控除を受けたいものです。

そのために、会計ソフトを活用したり、簿記の知識を身につけておきたいですね。簿記3級に合格した私は、家計簿も簿記の帳簿風につけています。こうすると、市販の家計簿では掴めない家計の支出状況・改善点を見付けやすくていいですよ。

ママ・フリーランサーは仕事に使える時間が限られているケースが多いですよね。効率よく仕事をして収入を得たいですし、そのためにステップアップしていきたいものです。さらに「節約」は必要不可欠な条件です。また、配偶者の扶養の範囲内で仕事を……という人も少なくないと思います。

こうした点からも、会計や節税に関する知識は欠かせません。会計に関する知識・簿記の知識・節税に関する知識を積極的に得るようにしたいですね。

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