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生活リズムを整えてストレスを減らすために。150以上の超具体的な赤ちゃんの寝かしつけのコツ。

生後3ヶ月になっても頻回授乳

生後3ヶ月になっても頻回授乳

完全母乳で頑張るためには、頻回授乳を続けることが大切だとしばしば言われます。

母乳は、出産の後、間もなくから赤ちゃんにおっぱいを吸われる吸啜刺激によってどんどん作られるようになりますので、赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけ何度も何度も授乳を繰り返すのが、母乳をたくさん出すためのコツ。

頻回授乳を続けて完母になった先輩ママの体験談やブログなども多くありますので、それをご参考にしているママも多いでしょう。

新生児のうちは、昼夜なく1~2時間おきの間隔で授乳を繰り返す日が続きます。しかし、生後3ヶ月という月齢になってもまだ頻回授乳で辛い……、と感じるママは少なくないようです。

この時期のママは、授乳の回数がなかなか減らず、もしかして母乳が足りないのではないか、あるいは、赤ちゃんの体重が減ってしまうのではないかと不安を感じたり、頻回授乳によって疲れ果てて母乳が出なくなっているような気がしたり、逆に授乳回数を減らすことで母乳量が減ってしまったらどうしようと悩んだり、実にさまざまな不安や疑問を抱えています。

そこで今回は、生後3ヶ月からの授乳の回数と、完全母乳育児を目指す・続けるための授乳の考え方などをお伝えしていきたいと思います。

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母乳不足感を解消するために知っておきたいこと

生後3ヶ月で感じる母乳不足とは
母乳を飲みながらすーっと寝入ってしまうことも多かった新生児期と比べ、生後3ヶ月くらいからは、しっかりと起きて母乳を飲み、飲み終わってあまり時間がたたないうちに泣いてしまう、ということも増えてきます。

こうした赤ちゃんの様子から、ママはもしかすると母乳が足りないのではないかと不安になったり、泣き止まない赤ちゃんに何度も授乳をくり返して疲れてしまったりすることもあるでしょう。

しかし、それは実際に母乳が足りないのではなく、赤ちゃんが泣くことによって感じる「母乳不足感」であることも多いもの。

生後3か月というのは、赤ちゃんの心や体が急激に成長する時期でもあります。

さまざまな感情が芽生え始め、お母さんの顔が少しずつ認識できるようになってくると、お腹が空いた、オムツが濡れたという不快を訴えるだけではなく、実にさまざまな理由で泣くこともあるのです。

授乳を終えてすぐに泣き出してしまったり、長い時間赤ちゃんが乳首をくわえて離さなかったりする場合、本当に母乳が足りていないこともあるのですが、

  • 乳首をくわえたままでいたい
  • 不安だから抱っこされていたい
  • ママと離れたくない
  • 何となく口がさみしい
  • お腹がいっぱいで苦しくなった
  • ゲップをしたい
  • 眠いのに寝付けない

などといった理由である可能性も考えられます。

また、この時期特有のコリック(黄昏泣き)と呼ばれる、理由の分からないぐずりや大泣きが見られる赤ちゃんも多くいます。

すぐに母乳不足に結びつけて考えるのではなく、あらゆる可能性を探って、赤ちゃんがなぜ泣いているのかを見極めることが必要です。

赤ちゃんの顔色がよく、排泄の回数や量も正常で、体重が順調に増えているようであれば、授乳後に赤ちゃんが泣いてもあやしたり少し放っておいたりして、様子を見てみましょう。

特に、数値で確認できる体重増加量はしっかりチェックすることが大切。母乳不足感に苛まれて余計なストレスをためないためにも、ベビースケールや体重計を利用して具体的な数値を見るようにしましょう。

また、生後3ヶ月頃からは赤ちゃんの1日のリズムをととのえる必要が出てきます。

いずれ始まる離乳食のためにも、授乳=食事という感覚を少しずつ持てるよう、授乳の回数にも気をつけてみるといいかもしれませんね。



生後3ヶ月の「頻回授乳」とはどういうこと?

生後3ヶ月の頻回授乳
そもそも、頻回授乳とはどういった状況のことを指しているのでしょうか。

ここでは、生後3ヶ月の赤ちゃんと頻回授乳に関するママの疑問や悩みにお答えしていきましょう。

生後3ヶ月の頻回授乳ってどんな状況?

生後1~2ヶ月頃、まだ母乳育児が軌道に乗る前は、1日に12回~20回も授乳していたというママは珍しくありません。

しかし、母乳の分泌量が安定してくるとともに、赤ちゃんの体重が増えて母乳の飲み方も上手になる、そして満腹中枢が発達し、赤ちゃん自身が満腹感を得られるようになると言われる生後3ヶ月頃からは、1日の授乳回数は5~8回くらいになってくるのが育児書などでは目安とされています。

そのため、この時期の「頻回授乳」は、1日に8~10回以上、2~3時間毎の授乳を指していると考えて差し支えないでしょう。

新生児育児の時期には1日の授乳回数が10回でも特別多いとは言えませんが、生後3ヶ月になっても1日に10回授乳しているのは、やや多いと言えるかもしれません。

赤ちゃんは1回の授乳でどのくらい母乳を飲むものなの?

完全母乳の場合、個人差はありますが、1回あたりの赤ちゃんの哺乳量はおよそ150~200mlと言われています。

母乳の量は目に見えませんので少しわかりにくいでしょうが、左右のおっぱいを10分ずつ、合計で20分も吸っていれば、これくらいの量の母乳を飲んでいると考えられます。

夜中も頻回授乳にすべき?

生後3ヶ月くらいになると、赤ちゃんも少しずつ長く眠るようになってきます。中には、ママが就寝する前に母乳を飲ませた後、朝まで起きないという赤ちゃんもいるでしょう。

完全母乳を目指す・継続するにあたって夜中の授乳は欠かせませんが、生後3ヶ月を過ぎても夜中2~3時間おきに授乳をする必要はありません。赤ちゃんがぐっすり眠っているなら、それはお腹がきちんと満たされている証拠ですから、無理に起こさなくてもOKです。

夜間授乳の回数を確保するために寝ている赤ちゃんを起こすのは、多くても1~2回にとどめましょう。

頻回授乳のせいで赤ちゃんの体重が増えたり減ったりすることはある?

頻回授乳でたくさん母乳を飲めば、自然に体重も増えるかもしれませんが、増える分にはさほど問題ありません。

また、体重の増加はこの時期からやや緩やかになりますし、赤ちゃんの運動量も増えますので、新生児の頃のような勢いで増えることはなくなってきます。

しっかり母乳を飲んでいるのになかなか増えないと気をもむママも多いでしょうが、1ヶ月など長いスパンで見て増えているようなら心配はないでしょう。

しかし、生後3ヶ月で体重が減ってしまうのは大問題です。

この場合、母乳が本当に足りていないので赤ちゃんが頻繁に泣き、頻回授乳をせざるを得ない状態になっている上に、その頻回授乳によってママが心身共に十分な休息を取れなくなり、母乳が出にくくなっているという悪循環に陥っている可能性もあります。

赤ちゃんの体重は1週間のうちにも多少増減しますので、少し体重が減ってもその後にまた増加傾向が見られれば良いのですが、排泄の回数が十分でない、顔色がよくないなどの様子が見られる時は、授乳の方向性を見直すことが必要かもしれません。

頻回授乳をしているのに赤ちゃんが体重が減ってしまうようであれば、ミルクを足したり、医師や助産師に相談したりして、赤ちゃんにとって最善の授乳方法を見つけていきましょう。

生後3ヶ月から完全母乳を目指すためのポイント

生後3ヶ月から完母を目指す
完全母乳を目指すママたちの中には、生後3ヶ月になってもなかなか母乳育児が軌道に乗らずに悩んでいる方もいるでしょう。

そもそも「完母」とは、赤ちゃんの飲みたい量とママの分泌する母乳量が一致した結果ですので、そこに至るまでのプロセスやかかる時間は親子一組一組で違います。

そのため、完母になるための確実な方法というものはありませんが、少し視点を変えたり、ポイントをおさえて授乳するだけでも完母に近づくことができるかもしれません。。

これから完母を目指すママは、次のような対策を意識してみましょう。

大切なのは定期的な乳頭刺激

母乳量を増やすため、そして維持するためには、定期的な乳頭への刺激が必要です。そのため、完全母乳になるためには頻回授乳がすすめられているのですね。生後3ヶ月になっても、それは変わりません。

赤ちゃんに吸われる吸啜刺激は、母乳をつくるプロラクチンというホルモンを増やし、母乳の生産を促します。合わせて、オキシトシンという乳房にたまった母乳を流し出すホルモンも分泌されるため、赤ちゃんも母乳を飲みやすくなります。

この刺激が少なくなると母乳の分泌は減ってしまうと考えられますので、完全母乳を目指す場合は、赤ちゃんが泣かなくても定期的に授乳することを心がけてみてください。

母乳分泌量を減らさないためにもマッサージを

母乳の生産量を増やすための刺激は、吸啜刺激だけではなく、乳頭マッサージによる刺激でもOKです。

何らかの理由で頻回授乳ができない時などは、マッサージを合わせて行い、乳頭に刺激を与える機会を増やしましょう。

マッサージの方法は、母乳外来などをたずねてアドバイスしてもらったり、母乳育児サイトなどで調べたりしてみてくださいね。

夜中の授乳も頑張りましょう

夜中の授乳は、母乳量を増やす大きなポイントであるとともに、乳腺炎などのトラブルを予防する有効な方法でもあります。

赤ちゃんが長く寝ている場合でも、完全母乳を目指す・維持するためには1回くらい起こして授乳することをオススメします。

赤ちゃんが寝ていて十分に母乳を飲んでくれない時は、授乳後に搾乳すると良いかもしれません。ママの体に負担がかからない程度に、夜間授乳も頑張って続けましょう。

哺乳瓶のニップルは数種類をランダムに使う

ミルクとの混合栄養の場合、赤ちゃんが楽に飲める哺乳瓶ばかりを好み、母乳を飲まなくなってしまう心配も出てきますね。

赤ちゃんにも好みがあり、吸いやすい、お気に入りの哺乳瓶のニップルというものが出てくると、吸うのが大変な母乳を嫌がってしまうこともありますので、ニップルは数種類をランダムに使って、できるだけ赤ちゃんの好みを作らないように工夫してみましょう。

また、ミルクを足す場合は必ず母乳を先に飲ませることも忘れないでくださいね。

ミルクと上手に付き合って

ミルクを足さずに母乳だけで頑張りたい! と考えるママはたくさんいます。

生後3ヶ月を過ぎれば、赤ちゃんも力強く母乳を飲めるようになるとともに、ママもしっかりと母乳を分泌できるようになりますので、ママと赤ちゃんの体調がよければ、母乳だけで頑張ってみるのもひとつの方法です。

しかし、疲労感やストレスをためて、無理をしてまでミルクを足さないというやり方はNG。

ミルクは、完全母乳育児を阻害するものでは決してありません。母乳だけでは足りない栄養を補い、赤ちゃんのお腹を満たし、成長を促してくれるだけでなく、量や回数を上手に調節すれば、完母への移行を手助けしてくれる頼もしいサポートにもなります。

頑なにミルクを拒否するのではなく、ミルクと上手に付き合いながら混合育児をすすめ、ゆっくり完全母乳を目指していくのも悪くはありません。

以上、生後3ヶ月からの頻回授乳の考え方と、完全母乳育児を目指すために心がけたいことをお伝えしました。

今回のポイントは、以下のとおり。

  • 授乳後すぐに赤ちゃんが泣いても母乳不足とは限らない
  • 体重増加をしっかりチェックして、数値で母乳が足りしているか確認する
  • 生後3ヶ月の赤ちゃんの頻回授乳とは、1日あたり8~10回以上の授乳
  • 頻回授乳で赤ちゃんの体重が減る場合は、専門家に相談を
  • 完母を目指すためには定期的な授乳やマッサージが大切
  • 夜中まで頻回授乳は必要ないが、完母を目指すなら1~2回は授乳する

頻回授乳が続いて母乳が足りないように感じても、実際にはそうではないということも多いものです。赤ちゃんの体重増加が順調で、普段も元気な様子が見られるなら、ママは自信を持って焦らず対応していきましょう。

そして、完母を目指すママも、生後3ヶ月からでも母乳量は十分に増やせます。

無理は禁物ですが、ここであげたポイントを意識して、また心配や悩みがあれば、母乳相談や育児サイト、先輩ママたちの育児体験談などを頼りながら、母乳育児を軌道に乗せられるよう頑張ってみてくださいね。

参考資料
病気がみえる vol.10: 産科  医療情報科学研究所
看護師・看護学生のためのレビューブック第18版 メディックメディア
はじめて出会う育児の百科 小学館
看護師・保健師さんへのインタビュー

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