「パパ育て」のためには、褒めることが大切だと言われていますね。
ちょっとしたことでも構わないので、何かしてくれたらとにかく褒める!
そうすることでパパはモチベーションをアップさせ、ますます家事や育児に積極的に関わろうとしてくれる、と考えられています。
こちらの記事でも書いたように、パパだけではなく子供を褒めることも同様に、やる気やセルフイメージ、自己肯定感を高めることにつながるため、家族の信頼関係が高まり、よりよい家庭をつくるために役立ちます。
しかし、何だか照れくさくて、面と向かってパパを褒めることができないというママや、どんなふうに褒めればいいかわからない、というママもいるかもしれませんね。褒め上手になるのはちょっとハードルが高いと感じるママは、その前に「喜び上手」を目指してみませんか?
ここでは、喜び上手なママになって夫婦関係をよりよいものにするための方法をお伝えします。
ちょっとしたことでも大げさに喜んでみよう
パパが家事や育児をしてくれた時、ママは普段どんな反応をしているでしょうか。褒め上手なママなら、
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[talk words='パパに頼んで正解だったね' name='ママ' align='' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/mama5.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#b06580' bgcolor='#fffafc' bdcolor='#fc8184' bdstyle='' class='' style='']
なんて、サラリとパパが喜ぶようなことを言えるかもしれません。
しかし、そうではないママも多いでしょう。中には「あっ、ありがとう」で済ませているママもいるのでは?
こうした反応しかもらえないと、パパはやはりガッカリしてしまいますよね。見返りを求めているわけではなくても、もう少し何か言ってくれてもいいのに……などと、不満をためてしまうかもしれません。
そこで、褒めるのが難しいと感じるママにオススメなのが「喜ぶ」ということ。
相手を褒めるよりも、自分が嬉しいと感じた気持ちをそのまま素直に表現してみましょう。気の利いた言葉でなくてもいいのです。
[talk words='パパが〇〇してくれて嬉しい!' name='ママ' align='' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/mama1.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#b06580' bgcolor='#fffafc' bdcolor='#fc8184' bdstyle='' class='' style='']
だけでもOK。ありがとうとお礼を言う時も、ただ何となく言葉にするのではなく、
[talk words='うわあ~、ありがとう!' name='ママ' align='' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/mama2.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#b06580' bgcolor='#fffafc' bdcolor='#fc8184' bdstyle='' class='' style='']
と大げさなくらい喜びの感情を込めてみましょう。
それだけでも、パパの気持ちは大きく違ってくるはず。たとえ褒められなくても、自分がしたことでママが喜んでくれたというその事実が、パパを満足させます。
褒めるのが難しいと感じたら、喜ぶこと。とても簡単なことですが、それが、夫婦や家族の関係を良くしていく大切なポイントなのです。
喜びを伝える「アイ・メッセージ」のメリット
ここ数年、注目されるようになったアドラー心理学では、「私」を主語にした「アイ・メッセージ」を伝える表現方法が使われます。
これは子育てやコーチングなどでも有効とされ、よく紹介されているので、ご存知のママも多いでしょう。
「〇〇してくれて、私は嬉しい」というのも、まさにアイ・メッセージ。
アイ・メッセージのように主語を自分にすると、こちらの感情がしっかり伝わるため、相手に安心感を与えたり、やる気をアップさせたりすることができます。
ママの喜びがダイレクトに伝わると、パパはホッとするとともに、
[talk words='これくらいでこんなに喜んでもらえるなんて、嬉しいな' name='パパ' align='' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/papa1.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#3a93c6' bgcolor='#d9edf7' bdcolor='#0d94ec' bdstyle='' class='' style='']と感じます。そして、
[talk words='ママのためにもっと何かしてあげたい、もっと喜ばせたい' name='パパ' align='' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/papa3.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#3a93c6' bgcolor='#d9edf7' bdcolor='#0d94ec' bdstyle='' class='' style='']という気持ちがムクムクと湧いてくるのです。それが家事・育児に関わるモチベーションアップにつながり、良い結果をもたらしてくれるでしょう。
そして、アイ・メッセージでは、自分と相手との関係を対等なものとして扱うことができます。
「全ての関係は対等でなければならない」という考えが基本のアドラー心理学では、相手を叱るのはもちろん、実は褒めることもしてはいけないとされています。
それは、褒めるという行為が、上から相手を評価するというものであるため。親子にしろ夫婦にしろ、上下の関係が芽生えると反発を招きやすく、自立心が育ちにくくなるとともに、褒められないとやる気が出ないという状態を生んでしまう可能性があると考えられているのです。
もちろん、全く相手を褒めないのも味気ないものですし、褒められると嬉しいというパパもたくさんいるでしょうから、褒めることも有効なのですが、たとえば
[talk words='パパは〇〇するのが上手ね! 手伝ってくれて、私はとっても嬉しいわ' name='ママ' align='' avatarimg='http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/mama5.png' avatarsize='' avatarshape='2' avatarbdwidth='' avatarbdcolor='' avataricon='' color='#b06580' bgcolor='#fffafc' bdcolor='#fc8184' bdstyle='' class='' style='']というように、そこにアイ・メッセージを加えることで、上からではなく対等な立場としてパパを尊重していることが伝わり、パパにはより一層ママの気持ちが深く受け入れてもらえると考えられます。
褒め上手なママも、このアイ・メッセージをうまく活用してみると、夫婦関係がさらに良いものになっていくかもしれませんね。
喜び上手なママになることは、夫婦関係を円満にするための大きなポイントです。
「私は嬉しい」というアイ・メッセージをどんどんパパに伝えて、喜びにあふれた明るい家庭を目指してみてくださいね。