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持ち運びまで考えて!失敗しない保育園のお昼寝布団選び

持ち運びまで考えて!失敗しない保育園のお昼寝布団選び

保育園の特徴に「昼寝」があります。このため、ほとんどの保育園で昼寝布団が必要になります。

昼寝布団についてはサイズ・種類に指定がある保育園もあれば、大きさも種類も自由ということも。

場合によっては「シーツのみ持参」という園もあります。保育園で使う昼寝布団を選ぶポイントをまとめてみました。

布団の種類

保育園で使うにピッタリな布団の種類
昼寝布団といっても色々な種類があります。それぞれのメリットとデメリットをみてみましょう。

真綿タイプ

メリット
布団の詰め物が真綿100%のもの。保温性、吸湿性に優れていて、汗っかきの子供に適した布団です。埃が出にくく、ダニやハウスダストなどのアレルギーがある人にお勧めです。

デメリット
厚みがある布団を選ぶと重たくなります。小さく折りたたむことが難しく、持ち運びが大変です。

子供の昼寝布団として流通している数が少なく、高価です。吸湿性がいいため湿気を溜め込みやすく、しっかり乾燥させないとダニが繁殖しやすいデメリットがあります。

化学繊維タイプ

メリット
布団の詰め物の多くがポリエステル(70%ポリエステル、30%綿)の布団です。量産できるので安価で、多く出回っていて入手し易い昼寝布団です。軽くて折りたたみやすく、また、丸めることもできるので持ち運びが楽です。

丸めてネットに入れれば自宅で洗うこともでき、汚したり、おねしょの時も簡単に水洗いできて衛生的です。

デメリット
いわゆるせんべい布団・ペチャンコなので「フワフワ柔らかな布団の上でお昼寝したい」という人にはお勧めできません。また、化学繊維で皮膚が荒れる人は使えません。

羽毛布団

メリット
軽くて保温性に優れ、ボリュームがあるけれど圧縮すればコンパクトにたためます。空気を含ませれば再びふんわりするため、持ち運びやすく使いやすいメリットがあります。

デメリット
羽毛布団の生地は、羽毛が外へ出ないように加工されています。隙間がない構造なので吸湿性が低く、汗っかきの子供には不向きです。また、アレルギーがある人にもお勧めできません。洗うことも難しいので、シーツやカバーが欠かせません。

マットレスタイプ

メリット
厚みがあり、体をしっかり支えてくれるので、床の固さを気にせず快適に眠ることができます。軽量素材のものもあり、二つ折り、三つ折りタイプもあって持ち運びしやすい商品も多くあります。

デメリット

別途、マットレスの上に敷くカバー(シーツ)が必要です。またトイレトレーニングが完全に終わっていない子の場合は、おねしょした時の処理が大変です。

折りたためても幅を変えることはできませ。また、保育園によっては収納スペースの問題などで禁止していることがあります。

昼寝布団を選ぶポイント

保育園の布団選びのポイント
いろんな種類があるので迷ってしまいますが、昼寝布団を選ぶポイントは主に次のような点です。

  • 保育園の規定
  • 通園方法(車? 電車? 自転車? 徒歩?)
  • アレルギーの有無
  • 価格
  • 子供のこだわり

保育園の中には「バスタオル2枚のみ」という所もあります。保育園にマットレスがあり、空調がよく効いている部屋で寝るので、敷くバスタオルと体にかけるバスタオルのみでいい、という場合は布団が不要です。

持ち運ぶことも大きなポイントです。車の場合は布団を持って移動する距離が短くなるので、どんな布団でも苦にならないでしょう。

ただ、子連れで自転車・徒歩の場合、さらに雨が降った時のことを考えると大きくて思い布団は運びにくいですよね。さらに、電車でも大物を持ち運ぶことは避けたいものです。

また、トイレトレーニングが終わっていない場合は洗えること、乾燥させやすいことを重視したいですね。

枕・掛け布団・敷き布団・それぞれのカバー・布団袋など一式必要になる、と考えるとセットで購入できることや値段もポイントになります。

実際に保育園で昼寝布団を見ると、多くが「化学繊維の布団」です。やはり手頃で子供が喜ぶキャラクター物が簡単に手に入り、ギュッと丸めてしまえばコンパクトになるので持ち運びが楽、という点がメリットだと思います。

保育園によっては、布団を出して昼寝をし、畳んで片付ける一連の流れを子供自身が行う所もあります。この場合は「軽い」「小さな腕でも持てる」ということがポイントになります。

マットレスタイプは時折、見かけます。しっかりしていて寝心地がよさそうですが、車登園でないと運びにくいですね。マットレスタイプは昼寝布団として購入したのではなく、赤ちゃんの時にベビー布団として使っていたものを流用しているケースがあります。

なお、真綿布団はあまり見かけませんが祖父母と同居している園児で、祖母手作りの真綿布団というケースもありました。

羽毛布団はほとんど見たことがありません。羽毛布団のお昼寝セットというのは見かけませんし、汗っかきの子供には不向きです。また、アレルギーが心配というのが理由だと思われます。

保育園のルールや、登園方法を考えると自然とどの布団にするか決まりそうですね。

布団のカバー・シーツは必要?

保育園の布団のシーツはどうする
昼寝布団は子供が使うので汚れます。お茶をこぼした、トイレを失敗した、鼻血を出した、風邪気味で鼻水が付いたなど、汚れた時に洗うことを考えるとシーツやカバーは欠かせません。

また、季節によってパイル生地にしたり、フリース生地にしたりシーツを工夫することもできます。

名前を書いたり、名札を付けるのが面倒かもしれませんが、昼寝布団にはカバーをかけたり、シーツを付けるようにしましょう。

なお、おねしょシーツは保育園で使うことはほとんどありません。おねしょシーツは水分を吸いません。おねしょシーツの上で寝ると子供が汗だくになり、汗疹(あせも)の心配があります。

トイレトレーニング中は心配かもしれませんが、トレーニングパンツを利用することが多いようです。どうしてもおねしょシーツを使いたい場合は、保育士に相談して汗疹(あせも)対策を取って使うようにしてください。

布団を持ち運ぶバッグは防水? 自作する?

保育園の布団を持ち運ぶバッグ
昼寝布団で一番困るのは「持ち運び」だと思います。持ち運び用バッグがセットのものは別途、用意する必要がありませんが、雨の日のことを考えると不安になりますよね。

特に、自転車や徒歩で登園する場合は雨の日の防水対策が欠かせません。このため、防水タイプの昼寝布団バッグを用意する人がいます。

防水タイプのバッグを自作する人もいますし、すでに持っている大きめの防水カバンで代用する人もいます。

また、大きなゴミ袋に布団を入れて空気を抜きながら丸め、ヒモや面ファスナーで縛って持ち運ぶ人もいます。

ゴミ袋はちょっと……という場合は、可愛い柄のレジャーシートで包んで運ぶこともできます。旅行の時に便利な衣服圧縮袋の要領でコンパクトに畳むと大きなバッグは不要です。

防水生地で、折りたたんだ布団が入るサイズのバッグを自作すると便利ですが、化学繊維の薄い昼寝布団であればリュックサックに入るくらいコンパクトに畳むことができます。必ずしも防水バッグを準備する必要はありませんよ。

昼寝布団を選ぶのは、保育園が決まってから

保育園の布団選びはあせらずに
保育園によって昼寝布団に関する決まりが異なります。バスタオルのみ、サイズ指定のシーツ、布団は自由、マットレス禁止など、保育園の事情によって決まりがありますから、必ず保育園が決まってから布団を準備しましょう。

シーツくらいなら手縫いでもなんとかなりますが、持ち運び用バッグを自作するならミシンが欲しいですね。手芸店やオーダーを受けてくれるハンドメイド通販サイトを利用するのもひとつの方法です。

ただ、バッグをわざわざ自作しなくても、大きなビニル袋やレジャーシートを使う方法もあります。保育園のルール、登園方法を考えて、都合のいい布団を準備してくださいね。

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