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失敗しない孫育て!気持ちよく頼られる祖父母になれる本と講座の紹介

失敗しない孫育て!気持ちよく頼られる祖父母になれる本と講座の紹介

「孫育て」「いくジイ」そんな言葉が広がり、祖父母が孫の面倒をみる機会が増えています。

それに伴って祖父母vs父母、祖母vs母、祖父vs母といったトラブルが多くなっているのも事実です。

  • 「可愛い孫の面倒をみて若夫婦に感謝されるならぜひ!」
  • 「でも、なにをどうすればわからない」
  • 「トラブルが心配」
  • 「祖父母に止めて! といえない」

そんな孫育てトラブルを回避するのに役立つ孫育て本や講座を紹介します。

孫育てってなに?

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「孫育て」という言葉があります。これは、祖父母が孫の面倒をみたり、子育てについてアドバイス・助言することを言います。

里帰り中の母子を手伝う祖父母、長期休みを利用して帰省した親子を迎えた祖父母はまさに孫育てをしていることになりますね。他にも、共働き夫婦から保育園児や小学生を預かる祖父母も孫育てをしています。

保育園に入れず待機児童になった、学童保育が利用できなかったなど、色々な理由で子育てに祖父母の手を借りたいという家庭が増えています。祖父母の手なしでは生活が成り立たない、という家庭もあるようです。

父母が仕事を続けるためにも、家事育児に奮闘する母親が息抜きをするためにも、祖父母の手は欠かせなくなっています。「孫育て」のニーズは年々高まっていて、それに伴い「孫育て」を支援する活動も増えています。

孫育てトラブルというものがある

祖父母の手は父母にとってありがたいものですが、次のようなトラブルがあります。

  • 祖母が赤ちゃんに果汁や白湯を飲ませたがる
  • 祖父母が使った箸で子供に食べ物を与える
  • 時間や量を考えずにお菓子やジュースを与える
  • 我慢することを覚えさせたいのに「欲しい」といったオモチャを全部買ってくる
  • アレルギーに関する知識がない
  • 抱き癖がつく、と抱っこを否定する
  • 赤ちゃんに対して、あれこれ期待し過ぎる

こうしたトラブルの原因のひとつに「孫が可愛くて仕方がない」という祖父母ゆえの感情があります。

友人達に孫ができ「可愛い」と聞いても無関心だった人でも、いざ自分に孫ができると可愛くて堪らず、なにかにつけて孫! 孫! と夢中になる、という話も珍しくありません。

  • かわいくて堪らず、孫に好かれたい< /li>
  • 孫に「XXXをしてあげた」という精神的な満足が欲しい< /li>
  • 若夫婦は共働きだから自分が頑張らないといけない! と張り切ってしまう<・ /li>
  • 子育てした経験や自信から、若夫婦の子育てが頼りなく感じてしまう< /li>
  • 孫に対する期待が大きすぎて、いろいろ求めてしまう

こうした祖父母の感情や思いが強すぎると、トラブルの原因になってしまいます。いわゆる「孫フィーバーで話が通じない祖父母」という評価を受けてしまい、孫育てどころか、孫の顔さえ見せてもらえなくなってしまうことも!

そして「今と昔の子育て事情の違い」もトラブルの原因になります。昔はあまり知られていなかった子供病気やアレルギーなどが広く知られるようになり、昔の子育ての常識が今の子育ての非常識になっている例も多くあります。

時代の違い、世代間の意識の違いを知り、かつ、周りが見えなくなるほど孫に夢中になってしまわないよう、今は孫育て前に勉強する祖父母も増えています。

自治体のサービスを活用して孫育てを勉強する

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子育て支援に力を入れる自治体が増えていますが、その中でも「祖父母の手を子育て支援に役立てよう」という活動をしている自治体があります。

赤ちゃんができると母子手帳をもらいますよね? それの孫版というものを発行している自治体があります。無料でもらうことができたり、自治体のHPに電子版が掲載されているので誰でも読むことができて便利です。

母子手帳のように写真を貼ったり、エピソードを書き込んだりするスペースがあったり、今と昔の子育ての違いや、孫と一緒に遊べる自治体の施設、孫が家の中でケガをしないように注意すべき点などが具体的に書かれていたり、実用的なものになっています。

また、無料でもらえたり、関心を持ったときにサッと印刷したりできるので身構えずに流し読みするようなこともできます。

全く関心を寄せない祖父母でも、ちょっとした拍子に内容をみて興味を持ってくれるかも知れません。手軽・気軽に活用できるのがいいですね。

本から得る孫育ての知識

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自治体が発行の手帳やガイド以外にも、実体験を交えて「孫育て」を紹介してくれている本があります。祖父母の目線から書かれていたり、専門家の意見が入っているなど、祖父母が内容を受け入れやすいものになっているのが特徴です。可愛い表紙だったり、漫画混じりで読みやすい作りだったり、工夫されているので祖父母にとっても、父母にとっても便利です。

【ママとパパも喜ぶ いまどきの幸せ孫育て】


孫との接し方、若夫婦との距離の取り方、今と昔の子育ての違い、祖父母が孫に教えてあげたいこと、古き良き慣習などについて解りやすく紹介されています。NPO法人 孫育て・ニッポンの理事長が書いた本です。

【祖父、ソフリエになる―新米じいじ初めての孫育て】

ソムリエならぬ、祖父リエという面白い言葉が目を惹きます。祖父の世代で子育てに積極的だった男性はどれくらいいるでしょう。ほとんど子育てに関わったことがない人が、いざ、孫育て! といっても難しいですよね。

そんな祖父がミルクを作ったり、オムツを替えたり「赤ちゃんと1日過ごせるようになる」「孫と公園に遊びに行ける」ところまで成長するよう導いてくれる本です。

【子育てハッピーアドバイスようこそ初孫の巻 ~孫が幸せに育つために 】


子育てハッピーアドバイスシリーズを知らないママはいないのではないでしょうか。それくらい人気で有名なシリーズの初孫編です。

父母の立場からの意見、祖父母の疑問や意見など、両方の立場の内容が書かれているので読みやすく、すんなりと内容を受け入れられると思います。

【新版 孫育ての時間ー祖父母に贈るはじめての育孫書ー】


産婦人科医や小児科医、助産師といった医療関係者の目から見た乳幼児の育て方、接し方、注意点が書かれているだけでなく、実際の父母や祖父母の本音が解るアンケートも掲載されています。いわゆる育児書の孫版です。

【わが孫育て】


小説家:佐藤 愛子氏のエッセイ。娘家族と二世帯住宅に住み、孫と過ごす時間をユーモラスに描いている本です。歯に衣着せぬ物言いでズバッと時代を切る清々しい作風そのまま、孫育てを書いた本なので、祖父母世代にお勧めです。

孫育て講座もある

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本を読んで知識を付ける他にも、講座を受けて新しい育児・育孫情報を得る方法もあります。一般的に産婦人科でパパ・ママ学級など、新米パパママ向けの講座がありますが、その祖父母版があります。

最も身近なのは自治体が開催する講座です。自治体のHPや広報などに開催情報が掲載されていて、事前に申し込めば無料もしくは安価で講座を受けることができます。

他にも民間団体などが開催している講座がありますし、検定や資格まで存在します。

こうした講座や検定を勉強することで、今、求められている子育て支援・孫育てを知ることができます。パソコンやスマホが苦手な祖父母も多いかもしれませんから、講座の案内などをプリントアウトしてソッと祖父母の目が届きそうな所に置いておくのもいいかもしれません。

どんな手助けが必要か。確認することが大切

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今は、実に沢山の子育てグッズがあります。スリング、抱っこひも、おんぶ紐、お風呂チェア、ベビーカー、バウンサー、ベビーチェア、赤ちゃんが自分で握って食事ができる特異な形のスプーン、エジソンのお箸、迷子ひも等、ママ一人で子育てするのに便利で役立つグッズが溢れていて、祖父母の手を借りなくてもいい場面が多くあります。

また、子育て支援サービスも多くあり、プロの手を借りられるから祖父母が気合いを入れて子育てに首を突っ込んでくる必要はない、という意見もあります。

このため、今は昔のような子育て支援は必要無い、とも言えます。言い替えれば、今、求められている子育て支援を祖父母が知らない可能性がある、ということです。

  • 祖父母が古い知識で子育て支援をする
  • 父母にとって不要な手助けを祖父母が押し付けてくる
  • 祖父母と父母、お互いが求めるものが不透明

こうした問題点を解決した上で、孫育てを求め、孫育てを実践するということが大切ですよね。

祖父母が父母に押し付けない、父母が祖父母に求めすぎない。お互いが納得できる子育て支援というものがなにか。そうしたことを本や講座を通して探り、それらの知識を元に祖父母・父母で話し合う。そんな風に協力しながら子育て・孫育てできるといいですね。

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