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「わかってくれてる!」夫婦の会話が楽しくなるたった1つのポイント

「わかってくれてる!」夫婦の会話が楽しくなるたった1つのポイント

男性と女性には、考え方や会話の進め方に大きな違いがあるというのは、よく知られた話です。

このサイトでも、「なぜ夫は話を聞かず説教ばかり?夫婦の会話がすれ違うたった一つのポイント」などで、夫婦間の会話がすれ違う理由について触れてきました。

夫婦間の会話をスムーズに、また気持ちよく進めるためには、こうした男女の違いをよく理解しておく必要があります。

そこで今回は新たに、男性と女性が重要視するものの違いと、それを踏まえて気持よく会話を進めるためのポイントについてお伝えします。

最近、夫婦間の会話がつまらない、夫に気持ちをわかってもらえない、妻が何を言いたいのかわからない……、などと日々悩んでいる方は、ぜひご参考にしてくださいね。

結果とプロセス、大切なのはどちら? 男女の違いと受け止め方

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会話において、男性は結論を求め、女性は共感を求めることは、もう既にご存知でしょう。

そのため、「妻の話は結論がなかなか見えてこなくてイライラする」「夫に愚痴を言っても説教ばかりでうんざり」といったすれ違いが生じてしまいます。

これと同様にすれ違いの原因となってしまうのが、男性と女性が重要視するものの違いにあります。

男性は、会話で何よりも結論を求めることからもわかるように、結果が最も重要であると考えています。

言ってみれば『結果良ければ全て良し』。

結果が全てであり、どういった方法や道筋でそこに至ったのかはそれほど大きな問題と捉えません。良い結果が得られればプロセスはさほど気にしません。

一方、女性は結果よりもプロセスを大切にします。

もちろん結果も重要ですが、そこに至るまでにどんな過程をたどったのかを最も大切にするため、結果が良くてもプロセスに問題があれば、喜びは半分と感じてしまう人も多いのです。

重視するものが違う男女…だから会話がすれ違う?!

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わかりやすく、あるひとつの仕事に取り組む時のことを考えてみましょう。

仕事を成功させるためには、いろいろな手順を踏む必要があります。

その手順について、女性はひとつひとつ納得した上で進めて結果を出そうとしますが、男性は手順についてそこまで深く納得しなくても、とにかく結果を出したいと考える傾向にあります。

仕事の進捗について報告する時も、女性がブロセスをひとつずつ説明し、全てにおいて納得してもらってから結論を導こうとするため、要領を得ない感じになりがちなのに対し、男性は結論を優先して内容を簡潔に報告しようと心がけることが多いものです。

男性の捉え方
仕事が成功した時にも、男性は『結果良ければ全て良し』なので、多少問題があったり、腑に落ちないことがあったりしても「上手くいった、よかった」と単純に喜びます。

そして、結果を褒められ、認められることが何よりも嬉しいと感じます。

女性のとらえかた
一方で、女性はそのプロセスに少しでも納得がいかないと、たとえ仕事そのものが成功しても満足がいきません。

そして、結果を褒められるだけではなく、その結果に至るプロセスそのものを褒められることに最も喜びを感じるのです。


こうした違いは、仕事だけではなく、日常の会話においても見られます。たとえば、妻がいつもよりも手をかけて、美味しい料理を作ってくれたとしましょう。

その時、夫が「これ美味しいね」と言ってくれるだけでも妻は嬉しいのですが、もっと嬉しいのは、

  • 「時間をかけて作ってくれたんだね」
  • 「いつもと違う工夫をしたんだね」

などと、その料理が仕上がるまでのプロセスを褒めてもらえること。

妻が料理の仕上がりよりも、「この料理はこうして、ああしてね……」とやたら行程を説明したがるのは、自分のプロセスを認めて欲しいという気持ちのあらわれです。

注意
しかし、夫は料理が出来上がるまでのプロセスにそれほど興味がないため、妻があれこれと説明をしても「だから何?」「美味しければそれで満足」などと感じてしまいます。

結果として、目の前にある料理の味を褒められたとしても、そのプロセスを理解してもらえない妻はガッカリ……ということが起こってしまいます。

夫にしてみれば「褒めたのにどうしてガッカリするの?」と疑問に思うでしょうが、妻は自分の努力が認めてもらえなかったような気がして、落ち込んでしまうのですね。

ポイントをおさえた褒め方、話の聞き方を心がけてみましょう

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こうしたすれ違いを避けるには、相手を褒める時も話を聞く時も、男女の違いから重視すべきポイントをしっかりおさえることが大切になります。

相手を褒める時のポイント

妻の家事や育児を褒める時は、その結果だけでなく、そこに至るまでの妻の努力に共感するような褒め方をするのがポイント。

ママが喜ぶ褒め言葉
料理が美味しい時には「よく煮込んであるから美味しいよ」「手間をかけて作ってくれてありがとう」、子供の言葉が増えてきたと感じたら「毎日絵本を読んであげているから、お喋りが上手になってきたね」など、妻がたどってきたプロセスを想像して褒めてあげるのが効果的です。

パパが喜ぶ褒め言葉
逆に、夫がお風呂掃除をしてくれたら「こんなにピカピカになるなんて、すごい!」、赤ちゃんを寝かしつけてくれたら「あなたが寝かしつけてくれたから、いつもより早く寝たわね」などと、夫が行動した結果を重点的に褒めるのがポイントです。

この時、「妻である私よりも上手にできている」ことを伝えてあげると、人より優位に立ちたい、承認されたいという欲求の強い男性には特に効果的です。

話を聞く時のポイント

また、結論をすぐに求める男性と、結論に至るまでのプロセスを大切にする女性とでは、話し方、会話の進め方にも大きな差があります。

注意!
男性からすると、いくつかのプロセスを渡り歩き、一見関係ないような話も織り交ぜながら、最後にようやく結果にたどり着く女性の話は、聞いているうちに「それってこういうことだよね」「結局〇〇なんでしょ?」と言いたくなってしまうもの。

しかし、そこで話の腰を折ってしまうと、女性は話を聞いてもらえたという実感が得られません。妻の話はできるだけ根気よく、結論を急がずに、おおらかな気持ちで聞いてあげましょう。

一方、女性からすると、結論を先に持ってくる男性の話は、素っ気ない、威圧的とも感じるため、夫は自分と話したくないのではないかと思ってしまいがち。

そんな時は、こちらから質問を投げかけたり、気になった部分をオウム返しでもいいので口にしたりすることで、夫の話したいという気持ちをふくらませ、会話を広げることができます。

そして随所で「すごいね」「そんなこと知ってるなんて、さすが!」など、驚きのリアクションを入れつつ褒めてあげれば完璧です。

男の殺し文句の定番
  • すごーい
  • さすがー
  • こんなのはじめて
  • おしえて!

これだけおさえておけば、パパはいつでもゴキゲンですよ!


男女の価値観や考え方に違いがあるのは、当然のこと。しかし、この違いをしっかりと理解することが、お互いの話にイライラしたりガッカリしたりすることを防ぐために有効です。

夫婦間で会話が噛み合わなかったり、相手の話を聞くことにストレスを感じてしまったりした時は、男女の話し方や考え方の違いを思い出し、もう一度お互いが気持ちよく会話できるように工夫をしてみましょう。

少しの工夫をするだけで毎日の会話も楽しくなり、それが仕事や家事育児のモチベーションをアップさせることにつながるかもしれません。

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