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双子のプチ成熟児を無事出産!帝王切開後の人工呼吸器

2016-10-11_10h59_16

双子の妊娠をして25週目で切迫早産の診断を受けて緊急入院をしました。

子宮経口6ミリの状態でいつ出産になるか分からない状態で3ヶ月間、山あり谷ありで何とか持ちこたえて、36週5日目での出産となりました。

普通分娩での出産の予定でしたが、急遽「帝王切開」で出産をすることになりました。

当日の帝王切開の準備

手術の前日の夜、翌日に帝王切開することが決まり、ドキドキした時間を過ごしていました。前日はとても眠れたものではありませんでした。

朝になると点滴が開始されました。朝ごはんは食べていないはずです。何をするわけでもなく手術の時間になるまでゆっくりと過ごしていました。出産後に使うものを一まとめにしておいた記憶はあります。

なんだかんだしていたら手術の時間になり手術室へと向かいました。今から12年前の手術室は最近の雰囲気とはまるで違いました。

実は、去年も私は「円錐切除術」という手術を受けていて、同じ病院の手術室に入っているのです。

去年は大きな扉から手術室へと入ったのですが、12年前は「窓口」のような窓のところから私自身を担架に乗せて手術室に入れました。運搬という感じでした。マグロになった気分でした。そのまま手術台に乗せられて、体には色々な器具が取り付けられました。

帝王切開開始!

帝王切開は局部麻酔で行われます。脊髄くも膜下麻酔というやつですね。脊椎の部分に麻酔針をさして胸から下に麻酔をかけるものです。

この麻酔は痛いけれど、注射の痛みとは少し違って鈍痛があるような感じです。なんとも気持ちが悪い感覚になります。

意識はしっかりしているけれど、胸から下の感覚はまるでありません。麻酔がしっかりとかけ終わると帝王切開が開始されました。

産婦人科医が二人執刀していたのですが…鼻歌を歌ってます…和気あいあいとしています。初めての出産で、初めての手術だったので、私はドン引きしてしまいました。

今思い起こせば、音楽だかラジオだか何か流れていたような気もします。帝王切開の手術は麻酔をしているのでもちろん痛みはありませんが、体の中をいじっている感覚はあります。

電気メスで切っている感覚も臭いもあります。私の寝そべっている手術台のすぐ上には、大きな丸いライトがありました。

手術部位を明るく照らすためのものですが、このライトが鏡のようになっていて自分の体が綺麗に見えるのです。手術が始まる前の麻酔中にこのライトの存在に気がついていたので、手術中は上を見ないようにしていました。

一番ちゃんと二番ちゃん

帝王切開はとても短い時間の手術です。2時間くらいだっだと思います。

手術が始まって、お腹を切って何やらお腹の中を引っ張っている感覚が続いていました。

しばらくすると「一番ちゃんでるよぉ!」と医師が言って、私の顔の横を赤ちゃんを見せてくれながら一人目が通過していきました。

産声が上がって、私は何も考えずにでも涙が出てきました。

そして1分もしないうちに「二番ちゃんですよぉ!」といって二人目も私の顔の横を赤ちゃんを見せてくれながら通過していきました。

二人とも元気に産声をあげていました。

二人がお腹から出てくると、私はとてもほっとしてしまって、ついつい上を見上げて手術台の上のライトを見てしまいました。…お腹が四角く切られていて真っ赤になっていました…すぐに目をそらしましたが。

双子達は妊娠をした時から、女の子が一番ちゃん、男の子が二番ちゃんと決まっていました。

名前がまだないので、一番ちゃんと二番ちゃんという呼ばれ方をされていました。

私が切迫早産の末36週目5日目に出産した双子は、一番ちゃんの第一子が身長46センチの2290gの女の子です。二番ちゃんの第二子が身長46センチの2268gの男の子です。とても元気な双子達で、少し小さいですが小児科のNICUなどに入ることもありませんでした。

男の子の方が小さく生まれましたが、今は中学生となって、女の子よりも背は高くなっています。帝王切開の手術は子供達を出した後にお腹を閉じて終了となりました。

帝王切開で切ったお腹はホチキスのようなもので止めてありました。今でも抜鋼したホチキスは大切に保管してあります。

病室に戻ってからは

帝王切開の手術が終わった後は病室へ戻ったのですが、その後は私に術後のトラブルが起こり始めました。

まずは最初に起きたのが「過呼吸」です。息苦しくて、息ができなくて、しかも麻酔が効いているから体が全然動かないし、パニック状態になりました。

今思えば、パニック状態から起きた過呼吸なのかもしれません。術後は人工呼吸器をつけてもらっている状態が続きました。

続いて、手術をした深夜に高熱に襲われてガタガタ震えだしました。電気毛布に包んでもらいました。

そんな術後のトラブルが終わった頃には、麻酔が切れ始めて帝王切開の痛みが出てき始めました。痛み止めの座薬や注射を入れてもらって、痛みを和らげていました。

帝王切開後のお腹の痛みは、手術による切開の痛みなのか双子の出産による子宮収縮の痛みなのか正直よくわかりません。たぶん、双子を帝王切開した後の子宮収縮はとても痛いものです。手術の切開の痛みにも負けないものかもしれません。

術後の全身の筋肉痛も強烈でした。

術後3日もたてば、尿管を抜いて動けるようになりました。

しかし、痛いので前かがみで歩きます。痛くても動けるようになれば、子供たちへの授乳が始まります。術後落ち着いて、やっと双子達とちゃんと対面することができました。

一回り小さいけれど元気

私の出産した双子達は、周りの赤ちゃんと比べると一回り小さかったです。

しかし、小児科に行く必要はなく元気な状態です。36週5日目の出産というのは双子で考えると早くもないのですが、一般的な出産で考えると少し早いのです。

子供達が少し小さめということもあり、私は産後に子供達と一緒に通常よりも長く入院をしていました。

子供達に何も問題は出なかったけれど、一般的な出産予定日の「40週目」に近いところくらいまでは病院に双子達を見てもらいたかったのです。

40週目まではいかなかったけれど、もう大丈夫だと思った時点で退院をしました。我が家の双子達は、今も元気にたくましく大きくなっていっています。

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