さまざまな本やサイトで、赤ちゃんを上手に寝かしつける方法や、夜泣きを改善する方法が紹介されています。
このサイトでも、赤ちゃんの寝かしつけについてたくさんの方法やポイントをご紹介してきました。
しかし、書かれている方法を実践しても上手くいかないことも多いでしょう。いえ、上手くいくことの方が絶対的に少ないはずです。
寝かしつけの方法を変えるということは、パパやママだけでなく、赤ちゃんにとっても非常に大変で、根気が必要なことだからです。
そう簡単にはいきません!寝かしつけ方法を変えるってどんなこと?
赤ちゃんは基本的に眠るのが下手です。
眠りが浅いので少しの刺激でも目を覚まして泣いてしまうし、一度泣くと抱っこするまで泣き止まなかったりします。
抱っこや授乳で寝かしつけをするママが多いのは、とにかく「赤ちゃんを泣かせたくない」という思いが先行しているからでしょう。
赤ちゃんの怒り
私自身もそうでしたが、赤ちゃんの泣き声というのは本当に神経に障ります。
しかも夜になれば、泣かせておくことで近所迷惑になったりすることも考えなければなりません。だからこそ、手っ取り早く泣き止ませるために抱っこや授乳に頼らざるを得ないのです。
そこから、抱っこや授乳をしない、赤ちゃんを泣かせておく寝かしつけ方法に変えるということは、非常に難しいこと。
今まで抱っこや授乳で満足して寝ていた赤ちゃんも、今日からいきなり「さあ一人で寝なさい」と言われたら、怒りや寂しさで泣くのは当然です。
寝るのが下手な赤ちゃんにとって、やっと覚えた安心して眠るための方法を突然変えられるのは、天地がひっくり返ったくらいショックなことだからです。
最初から取り組まないと難しいことも…
特に、ジーナ式のようにスケジュールを組んで寝かしつけに取り組む方法は、新生児の頃からパパとママが協力して行っていかないと難しい部分もあります。
寝ぐずりがひどく、夜泣きで何度も起きる赤ちゃんのママが藁をもすがる思いでジーナ式の寝かしつけを実践しようとしたところ、ますます泣かれてしまった、という話もよく聞きます。
抱っこでの寝かしつけをしてきた赤ちゃんが、突然ジーナ式の泣かせておく寝かしつけをされたら、大泣きするのは当たり前です。
おくるみだって嫌がります
また、ジーナ式ではおくるみの使用が勧められていますが、おくるみが使えるのは新生児から生後3ヶ月くらいまで。
最初からおくるみで寝かしつけをしてきた赤ちゃんならすんなり眠ることができても、ある日突然おくるみにくるまれた赤ちゃんは寝るかどうかはわかりません。
寝かしつけは習慣づけですから、途中から方法を変えようと思っても一筋縄ではいかないのです。
それどころか、かえって赤ちゃんの機嫌を損ねて、今まで以上にぐずって泣かれることも覚悟しなければなりません。
それでは、寝かしつけの方法を変える時はどんなことに注意すればいいのでしょうか?
次の記事では、そのポイントをご紹介します。