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妊娠後期や臨月の旅行はなぜNGなのか|大きすぎるリスク

妊娠後期の旅行

妊娠期間中に旅行をする場合、一般的に安定期と呼ばれる妊娠5ヶ月~7ヶ月頃に行くのがベストだと言われています。

しかし、中にはパートナーの仕事の都合がつかなかったり、プレママ自身も産休に入るまでバリバリ働いていたりして、マタ旅のタイミングを逃してしまうこともあります。

そうなると、旅行ができるのは妊娠後期である妊娠8ヶ月~9ヶ月、もしくは臨月となってしまいますね。しかし、妊娠後期や臨月の旅行には大きなリスクもつきまといます。

ここでは、妊娠後期・臨月の旅行はなぜ避けた方がよいとされているのか、その危険性をまとめました。

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妊娠8ヶ月~9ヶ月頃の旅行のリスク

妊娠8ヶ月、9ヶ月になると、赤ちゃんはぐんぐん大きくなり、お腹も大きくなってきます。

もちろん個人差はありますが、お腹が出てくることによって、日常的なちょっとした動作にも不便を感じたり、それまで平気だったことができなくなったりすることがあります。

そして、出産に備えてお腹が張りやすくなるだけではなく、

  • 貧血
  • 動悸、息切れ
  • 胃痛や胃の圧迫感、胸やけ
  • 腰痛、足の付根の痛み
  • むくみ
  • 不眠

といった、さまざまなマイナートラブルに悩まされることも。

こうした体調の変化が重なると、思うように動けなくなったり、精神的にも不安定になったりすることが多くなります。

このように、妊娠後期は体の負担だけでなく、精神的も負担も大きいことから、いつもと違う環境に身を置く旅行は、できれば控えた方がよいと考えられているのです。

妊娠後期は早産のリスクも

また、妊娠後期には早産のリスクが高まります。

早産で出産する妊婦さんは全体の5%程度であり、そのほとんどが妊娠9ヶ月以降で、赤ちゃんも無事に育つ確率が高いと考えられます。

しかし、それでも赤ちゃんが未熟な状態で生まれることに変わりはありませんし、中にはNICU(新生児集中治療室)などでの治療が必要となり、入院が長引くこともあります。見知らぬ旅先で長期の入院が必要になれば、プレママだけではなく、パートナーや他の家族にも身体的、精神的、そして経済的にも大きな負担がかかることになってしまいます。

妊娠予定日の6週間前、つまり妊娠9ヶ月の半ばからに産休に入れるように労働基準法で設定されているのも、早産のリスクを低減し、母体と赤ちゃんの健康を守るため。

仕事をしているから、産休に入ったから旅行を……という安易な考えは、改めた方が良いかもしれませんね。

臨月での旅行にはさらに大きなリスクが

臨月は、もういつ陣痛がきてもおかしくない時期。

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しかも、お産の始まりは陣痛からとは限らず、破水から始まることもあります。破水した場合は、24時間以内に陣痛が始まることや、細菌感染、臍帯脱出など赤ちゃんにかかるリスクを回避するためにも、すぐにかかりつけの産婦人科に連絡して受診する必要があります。

もし旅行先で急に破水した場合、その対応に手間取ってしまうだけでなく、かかりつけではない産婦人科で出産になることも考えられます。それでも無事に出産できれば良いでしょうが、産科医が不足している現状を考えると、こうした駆け込み出産に対しては最悪受け入れを拒否されるケースも想定されます。

特に、経産婦の場合はお産の進みが早く、陣痛や破水がきたと思ったら、あっという間に生まれてしまったというケースもありますので、そのような状況で旅行をするのは大きなリスクが伴うことを理解しておきましょう。

どうしても妊娠後期に旅行する場合の注意点

妊娠後期に旅行をすることにはさまざまなリスクがあるため、できれば近場のお出かけを楽しんだり、パートナーとの何気ない日常をのんびりと過ごしたりするのがオススメです。

それでも、どうしても妊娠後期に旅行に出かけたいという場合は、

  • かかりつけの産婦人科医に事前に相談する
  • 車で1時間程度で行ける場所にする
  • 温泉は転倒の危険性があり、血圧の急上昇を招きやすいため避ける
  • こまめに休憩をはさみ、ゆっくりできる行程にする

といったことを心がけてください。

ただし、臨月の場合は日帰りでも近場でも、旅行自体を避けるべきでしょう。いつ出産してもおかしくない時期に入ったら、外出は必要最小限の範囲にとどめておくことをオススメします。

妊娠期間中の旅行は慎重に!

妊娠後期だけではなく、妊娠期間中を通して、プレママが旅行をすることに対しては、注意を促す産婦人科医の意見も多く見られます。

これは、長距離の移動や旅行中のアクシデント、体調の変化などによって、プレママや赤ちゃんが負うリスクが高いという理由だけではなく、産婦人科医が少ない現状で、旅行先での急な受診や駆け込み出産が増えることによって、地域医療にかかる負担が大きくなるのを危惧するためでもあります。

以前、某巨大テーマパーク周辺にある病院や、旅行者の多い沖縄県の病院において、緊急受診する旅行中の妊婦の割合が高く、中には早産や死産といった結果になってしまったケースもあると報告され、話題になりました。

安定期と呼ばれる時期でさえ、旅行をするにあたってはよく計画を練り、慎重に行動する必要があると言われているのに、妊娠後期、ましてや臨月ともなれば、旅行を控えるのが望ましいのは当然のことかもしれません。

妊娠後期に旅行をと考えているプレママは、今一度その意義やリスクについて、よく考える必要があるでしょう。

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